インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

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1990年前後、ペレストロイカの影響で、世界地図が大きく塗り替えられた時代に、日本で20代を過ごし、公私にわたって世界各地を旅することができた身の上が、いかに幸運だったか。

1974年発行のブリタニカ国際地図。この地図を広げて、旅先を決めた時代があった。

日曜の夕暮れどき。スパークリングワインを飲みながら、昔日の地球を追う至福。

砂漠が見たくて、しかしサハラ砂漠は遠くて予算が足りないからと、近場のゴビ砂漠行きを決めた。この地図を見て、「鉄道が走っているから行けるはず」と、点ではなく線の旅を選んだあのころの自分を褒めたい。つくづく、無謀だけど。

最低限の衣類と、寝袋と、カメラとフィルム、そして筆記具だけを携えて旅した。

旅をしたのは1992年9月。インドと同様、ソ連と近く、社会主義政策を取っていたモンゴルは、その年の1月、イデオロギーを転換し、民主主義の国「モンゴル国」として生まれ変わったばかりだった。ちなみにインドはその前年1991年に市場を開放している。

ゴルバチョフが世界に与えた影響の大きさは、計り知れない。

あの寂寥としたウランバートルの街……。これもまた、前世の記憶のようあり、つい最近のことのようでもあり。

……旅がしたい。

●モンゴル旅日記(ネットの海に沈んでいます)

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