インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

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四季の移ろい緩やかな南天竺デカン高原に、再び盛夏が巡り来る。

木漏れ日の揺らぎ茫然と見つめ、猫らも人間らも、気怠く緩やかな土曜の午後。

露店の黄金色マンゴー、山と積まれたスイカ、喧騒の路傍を彩り、

街を覆う樹々は町の随所で、その花を咲かせる。

桜の如く薄桃色に中空を彩るはピンク・テコマ。

薄紫のジャカランダもやさしく青空に映える。

やがて、真紅のグルモハル、火焔樹の花が、中空を燃やしながら咲くだろう。

思いを馳せさえ、しなければ。

目先の日々の営みに、専心してさえいれば。

過不足なき日々をやり過ごせるはずなのに。

なぜ、どうして、どうすれば、

の問いを浮かばせては消し、浮かばせては消す。

騙し騙し、この先、どこへ向かって行くだろう。

生きている限りにおいては、がむしゃらに、希求せよ。

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