インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

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昨日はランチのあと、3時を回って夫と二人、出かけることにした。友人のDevikaのFacebook投稿で知ったアーティストの展示会を見ようと、まずは開催場所のインド国際センターへ。広大なロディ・ガーデンにほど近いこの界隈は、国際機関やアートディストリクト、閑静な住宅街がある緑豊かなエリアだ。

さて、インド国際センターは、わたしにとって忘れられない場所のひとつ。2001年7月。初めてのインド。初めての結婚式。インターネットでの情報も少なく、下調べもままならないまま、ニューヨークからニューデリーへと飛んだ。

日本からは、両親と妹夫婦が出席してくれる。当時、父は末期の肺がんから奇跡的な回復を見せ、前のめりの姿勢で結婚式に来てくれることになっていた。わたしとしては、自分の結婚式もさることながら、父の体調はじめ、家族が一連の行事を無事に終えて帰国してくれるか、そのことばかりが気になっていた。

彼らには快適なホテルを予約してほしいとお願いしていたのだが、手配されていたのは、このインド国際センターの宿泊施設だった。

案内してくれたのは、今年他界された義姉の夫の父君。高名な博士だった彼は、科学者会議などを通して、日本の上皇陛下と交流をお持ちだった。このインド国際センターは、上皇陛下が皇太子時代の1960年にインドを訪問された際、定礎式に参加されている。

礎石には、”PRINCE AKIHITO” の文字が読める。下部に記事のリンクを貼り付けているが、そんな経緯もあり、わたしたち家族を、日本にゆかりのある場所だからということで、招いてくださったのだった。

博士が、この礎石を示しながら、日本との関わりを語ってくれたことを、ついこの間のことのように思い出す……が、しかし! 建築様式こそ味わい深いものの、21年前の宿泊設備は、ユースホステル的なシンプルさ。わたしと夫も別の部屋を取り1泊したものの、とてもリラックスできたものじゃない。

かつては白かったのだろう、灰色めいたタオル。

床を往来する無数の蟻。

温度調整に高度な技術を要する冷房。

大学の学食のようなダイニングルーム……。

初めてのインド。しかも盛夏。ここで1週間余りを過ごしたのでは、体調を壊されてしまう!

どう考えても無理。手配をしていただいて、恐縮極まりなかったが、背に腹は代えられぬ。かくなる次第で1泊したあと、別の快適なホテルへ移動してもらったのだった。……と文字にすれば一瞬だが、実に激しい喜劇だったあの結婚式の一部始終を、改めて思い出す。

思い出は尽きず、アートの展示会に話が及ばない。

🇮🇳インド国際センター(IIC)
https://iicdelhi.in/

🇯🇵チェンナイにて。天皇皇后両陛下御拝謁のお茶会参席を巡る個人的な体験(2013年の記録)
https://museindia.typepad.jp/library/2013/12/japan.html

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