インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

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本当は、初日にガイドからのレクチャーを受けつつ展示を眺めたかった。しかし、昨日は日曜ということもあり、叶わなかった。今日、3時間余りをキュレーターに同行してもらい、いくつかの展示の背景を教わりつつ巡った。

専門家の指南なくしては、展示されている作品の世界観を、半分も理解できないということを痛感する。特にメッセージ性の高い芸術に関しては。

ちなみに、わたしが知る限りおいて、予備知識なくしても堪能できるミュージアムは唯一、スペインのカタルーニャ州フィゲラスにある「サルバドール・ダリ・ミュージアム」だ。

無論、そこでさえ、予備知識があれば、より楽しめる。しかし、ダリ・ミュージアムは敢えて「オーディオ・ガイドなし」を推奨しているところがいい。

さて、今回5度目の開催だというコチ=ムジリス・ビエンナーレ。90数名のアーティストによる作品が、メイン会場ほか、フォート・コチの随所で展示されている。

ガイドをしてくれたキュレーター女史も言及していたが、このビエンナーレの特徴は、敢えて展示会場を「創り上げる」のではなく、すでにある古き建造物を舞台にしていること。

前回の訪問時、歴史豊かな建造物の風情と展示物の調和に、得も言われぬ麗しさと魅力を感じ、いつか再訪しようと思った。2度目でもなお、やはり魅力的な場所だとの思いを新たにする。

昨日、展示物の多くが社会的なメッセージ性の強いものだということに言及したが、それもそのはず。今回のビエンナーレを貫くテーマの一つは、ポリティカル・アイデンティティー。政治的同一性。素性。身元。出自。

アーティストの過半数はインド人だが、4割近くは世界各国から参加している。それぞれの国の、それぞれの問題。課題が、作品に反映されており、新たに学ぶことが多い。

ダムの底に沈んだ村の再現。海洋の生命とその危機。不可触民とされる人々の、地獄のような生業。土の底から脈打つ苦悩の叫び。サステナブルだとされているものの原料を発掘する際に起こる環境汚染……。

ロックダウンの最中、1日1枚描かれた絵の蓄積。

記憶しておきたいことは尽きず。

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