インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

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昨日の朝。平山旅館をチェックアウトして、宿の車に荷物を詰め込む。女将が自ら、次なる宿「壱岐リトリート 海里村上」まで送ってくださるという。

「途中で熊野神社を通過しますか……?」と尋ね、返事を聞くか聞かないかのうちに、到着。なんと! 徒歩で1分もかからないほどの、斜向かいの宿だった!

デフォルメされた地図を見ていたので、具体的な距離感がつかめず「近い」とは知っていたが、ここまで近かったとは! 女将もわたしたちを驚かせるために、敢えて言わずに送ってくれたようだ。

海に面した「壱岐リトリート 海里村上」は、アットホームな平山旅館とは一転して、洗練されたリゾート空間だ。視覚的にも「雑音」がなく、自然の造形が配された建築と内装はまた、わたしの好みに一致して安らぐ。建物そのものは、かつての宿を引き継いでいるため築数十年と古いが、「壱岐リトリート 海里村上」は改築を経て2020年に創業している。

全室が海に面したオーシャンヴュー。かつての2室を1室にし、客室数はわずか12。ゆえに、静かでゆったりとした空間が育まれている。部屋には水平線を望む露天風呂もあり、平山旅館と同じ、黄金色の効能豊かな水が豊かに流れ込む。

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本来は、昨日、辰野島へ遊覧へ出かける予定だったが、小雨交じりの曇天なので、1日、ホテルで過ごすことにした。天の神様の計らいかと思えるくらいに、それはすばらしい過ごし方だった。

プライヴェート温泉からの景観もまた見事だった。薄暮の空を眺めながらの入浴。身体が温まったあと、バー&ライブラリーで雑誌をめくりながらスパークリングワインのグラスを傾けるも、至福の極み……。

と、なんだか、旅行誌の記事を書いているような調子になってしまう。

壱岐の山海の幸を生かした料理がまた、すばらしい! 器の一つ一つもまた、心遣いが鏤(ちりば)められている。しかしながら、最も心惹かれたのは、アワビの貝の殻。その、唯一無二の美しさ……。

壱岐の人たちは、ゲストにたっぷりの料理でもてなすのが常なのだという。「物足りない」と思われるよりも、余るくらいがいいのだと。平山旅館の太っ腹な料理も、食が自給自足できる壱岐の人たちにとっては、当たり前のおもてなしなのかもしれない。

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