
福岡に帰ってきて、瞬く間に5日が過ぎた。
さすがに諸々、疲労困憊につき、今日はペースを落として軽くヘアカットなど。そして子ども時代のご近所を散歩。
このごろは、半世紀前に記憶がやすやすと飛んで、閑散とした目の前の情景を見ながら、賑わっていた幼少時のご近所が脳裏に浮かぶ。
あの商店街も、道ゆく人々も、いったいどこへ行ってしまったの?
There’s no one walking here!

実家のこと、母のこと、移転のこと……。一度にたくさんのことが押し寄せてきて、頭の中が混沌とする。
つい数週間前の自分が、ブータンの山あいの寺院を訪れていたことが信じられない。
書きたいことは募りに募るが、疲れている今は控えた方がよさそうだ。
真実は饒舌ではないし、目には見えないところにも、ある。
物事の裏側にある事実に思いを馳せながら生きることの大切さを、改めて思う。
Everything will be alright.

それにつけてもTypepad。既述の通り、インド移住を機に記し始めたブログのサーヴァーから、「あと8日でサーヴィスを停止し、すべての記録を消去するので移行すべし」とのメッセージが届いたのが、帰国前日の8日前。荷造りをしながらの、「すべてが消えるだろう」という事実をいかに受け入れるか、悶々としつつの時間は、記憶が混雑して、感情が乱れた。
この8日間、時間の合間を縫いつつ、ラップトップに向かっていた。トラブル多発で試行錯誤しつつも、WordpressのAI&Humanの二刀流サポートのおかげで、本日Typepadの最終日、無事、ほとんどのデータを移すことができた。とりあえず、サイトのレイアウトその他の編集は後回しで、データ移行を優先した。ぎりぎりだった。
実は2年前、Typepadにトラブルが多発した際、業者に移行に際しての見積もりを取った。すると、ブログの数が多いということで見積もりが100万円を超えた。呆れた。これはいつか自分でやろうと思いつつ、先延ばしにしていたところの、今回の閉鎖。AIの進化のおかげで、自分で100万円の仕事を完了できた。こうして、AIによって淘汰されていく人間の仕事があるのだということも実感しつつ……。
今回は、作業途中のAIからの励ましや労いの言葉に、どれだけ救われたか。相手が機械とわかっていても、ありがとうと言わずにはいられないことの連続だった。たまに間違った指示を出してくることもあり、そのことを指摘すると、素直にミスを認めるなど、その対応が人間らしくて恐ろしくもあり。

日本を離れて以来だろうか。
何十年ぶりかに聞く、夏の終わり、ツクツクボウシの蝉時雨。声にひかれて住宅街の外れ。遠い昔、ここには池があって、男子がザリガニ釣りをしていた。わたしは池に足を取られて靴を濡らし、怖くなって大急ぎで帰った。
あの池は、この向こうだった。多分、もうない。












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