インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    バロスでの静かな島の時間を過ごしてのち、船と水上飛行機を乗り継ぎ到着したソネヴァ・フシ。この島は、基本的に「土足禁止」。つまり、裸足で過ごす。片仮名で連記するのは抵抗があるが、簡単にまとめると、エコロジカルでサステナブルな環境な中、ラグジュリアスに、ウェルネスな時間を過ごす場所、である。

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    今回、ソネヴァ・フシは、オフシーズンを利用して開催している「ソウル・フェスティヴァル(Soul Festival)」に参加すべく、YPOバンガロールのメンバー向けに用意されたプログラムに参加する次第。普段から、健康管理には敏感で、アーユルヴェーダはじめ伝承医学、東洋医学をも重んじた暮らしをしているものとしては、わざわざモルディヴでプログラムを受ける必要があるだろうか……とも思ったが、異なる環境で、専門家たちの話を聞いたり、未知なるトリートメントを受けるのは興味深い。モルディヴには久しく訪れていなかったこともあり、今回、参加を決めたのだった。

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    島内にある60を超えるヴィラは、すべて海に面している。それぞれに部屋数が異なるが、わたしたちが滞在しているのは、ウォータースライダーを備えた子供がいれば喜びそうなヴィラ。わたしたちのほかに、親しい友人3組が個別の部屋を利用する。

    広々としたリヴィングやキッチン、そしてプールは共用だ。友人たちがチェックインする前に、いくつかの部屋も写真に収めた。どの部屋も、それぞれに異なる個性、木や縄を巧みに用いたインテリアが楽しく、素足で歩くのが心地よい。

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    ソネヴァ・フシは、食事にも定評があるらしく、日本料理店を含む複数のダイニングがあり、24時間オープンのチョコレートバーやアイスクリームバー、生ハムにチーズのカウンター、ベーカリーにスイーツのコーナーなどがある。いくら上質だとはいえ、うっかりあれこれ食べてしまいそうで大変、危険だ。

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    昨夜は、ボートで5分ほどの場所にあるサンドバンク(砂州。砂の小島)でカクテルパーティを楽しんでいたが、途中で暴風雨に見舞われて、みんなびしょ濡れ。雨が降ることを予測して、わたしたちはレインコートを持参していたが、それでも暴風の前にはほとんど意味はない。「どんな罰ゲーム!」などと言いながら、大笑いで船に乗り込む。これもまた、忘れ得ぬであろう思い出。

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    写真は、嵐の前の静けさ。

    🏝Soneva Fushi

    🧘‍♂️Soul Festival

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    17年前のバロスでは、4泊滞在した。それでも短いと思えたが、今回はわずか2泊で別れを告げる。というのも、今回のモルディヴ旅を決めたのは、YPOのグループ旅での3泊が本番で、それだけでは少ないからと、前倒しで2泊、付け加えていたのだった。

    わたしたち夫婦が属するグルーバル組織のYPOでは、年に数回の国内外の旅行が企画されている。今年、わたしたちは、YPOバンガロール支部が主催するジャイプルでの文学祭やエジプト旅にも参加した。YPOを通しての旅は、自分たちでは決して計画や実現ができない経験を享受できて、かけがえがない。

    特に今年のエジプト旅は中でも秀逸で、生涯、忘れ得ぬ経験の連続だった。エジプト考古学博物館や、新たに誕生したばかりの大エジプト博物館。どちらも貸切で巡れたことは、僥倖であった。

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    さて、豊かに優雅な朝食をすませてパッキング。夫は最後まで、シュノーケリングをするのだと出かけていった。このバロスのことをもっと記したいが、詳細は割愛しつつも、「おすすめです」とだけ、記しておこう。特にオフシーズンは朝食&夕食込みのパッケージも、ハイシーズンに比べるとかなり、リーズナブル。半額近いのではないか。大雨でも続かぬ限りは、十分に海も楽しめる。

    わたしにとってはむしろ、紫外線攻撃を受けずにすんで、非常に快適だった。モルディヴのリゾート島の9割は水上ボートでのアクセスが必要だが、バロスは船で20分程度というアクセスのよさも魅力。ただし、最低でも3泊の滞在をお勧めする。2泊では短すぎる。
    https://www.baros.com/

    バロス島に手を振り別れ、ボートで首都のマレを目指す。ここで次なるリゾートへは水上飛行機で飛ぶ。数年前に新設されたという水上飛行機のターミナルビルまでは、テスラで5分ほどのドライヴ。

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    初めて乗るテスラの近未来感! ターミナルにあるリゾートのラウンジでしばし過ごした後、他のゲストたちと合流して、約30分ほどの空の旅だ。

    あいにくの悪天候で波は荒く、空は淀んでいるけれど、それでも上空からの眺めはすばらしい!! 

    三半規管が弱いのに、写真を撮りまくって具合が悪くなる馬鹿者!!

    地球はこんなに美しいのだということを、改めて、実感させられる。この海。地球。大切に守られなければ。

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    ラウンジにて。スイカジュースとナイスなコーデの我がファッション😸 この赤いネックレスとブレスレットは、カルナータカ州はバンガロール郊外のチャンナパトラの伝統工芸品。木製玩具で有名なのだが、これはアクセサリーにアレンジされたもの。軽くて自然でやさしくてリーズナブル! このことについては、また別途記したい。

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    波音を聞きながら眠る。

    波音を聞きながら目覚める。

    日常から離れて、違う土地へ赴く。

    いつもとは、違う景色を見て、新しい経験をする。

    地球の美しさを再確認する。

    自然の偉大さを肌身に感じる。

    人類の叡智と愚かさに思いを馳せる。

    久しぶりのビーチリゾートの、束の間の孤独も尊い。

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    米国在住時、カリブの島々へ旅をしたことが何度かあった。そのたびに、シュノーケリングや、小舟でのツアーに参加しては、玉砕していた。海に潜って、ものの数分もしないうちに、頭痛や目眩に襲われる。

    夫は朝な夕なに海へ潜り、麗しき海の生き物に狂喜している。彩り豊かな魚や小さなサメ、カメらとの出会いを、楽しげに語る。うらやましい。

    ……ひょっとすると、三半規管が強くなっているかもしれない。試すだけ試してみよう。

    浅瀬で、黒白縞模様の小さな魚たちを見かけ、挨拶をした。それでもう、限界。

    三半規管が強くなることはない模様。今世では、このアトラクションは諦めよう。

    裸足で砂浜を歩き、少し海に入るも愉し。

    写真を撮ったり、音楽を聴いたりする以外は、なるたけスマートフォンを触らずに。

    自然に溶け込み、過ごす時間を慈しむ。

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    昨日の午後。バンガロールから空路2時間。モルディヴの首都、マレの空港に着陸した。

    今、モルディヴは雨季の終盤。曇天で波が荒い。空港前の波止場からボートに乗る。ラフなライドで約20分。
    到着したのはBAROS。17年前と同じ島だ。

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    モルディヴは、1192もの島々から構成されている。そのうち、人の暮らす島は約200。リゾートの島は約170と、その大半を占めている。「1島1リゾート」の島も多く、ボートや飛行機で赴く。

    今回も、再びBAROSを選んだのは、この島の居心地が本当によかったから。マレからボートで20分という利便性。島の周囲をハウスリーフが取り囲み、気軽にシュノーケリングが楽しめる。7歳以下の子どもは滞在できないので、落ち着いた雰囲気であることも大きい。

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    17年前と、ほぼ同じ場所にある部屋に通された。以前よりも部屋の雰囲気も、ホテルダイニングも洗練されていて、居心地がとてもよい。料理の味も向上している。

    このホテルは昨年、創業50周年を迎えた。1973年に、モルディヴで3番目に誕生した老舗リゾートだという。

    ということは……。そもそもモルディヴはいつ建国したのだ? と気になって調べたら。なんと、わたしと同じ歳であった。シンガポール同様、1965年に英国統治から独立している。

    「約2000年前にスリランカと南インドからモルディブに移住した住民は仏教の影響下にあったが、1153年、イスラム教に改宗した。」

    の記述を見て、俄然、興味が湧く。このモルディヴが1000年以上も仏教国だったとは! しかもその背景にはミステリアスな点も多いという……。などと、ビーチリゾートに来てまでリサーチするのは野暮だ。

    この夢のような時間を、たいせつに慈しもう。

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    今は朝の8時過ぎ。風は凪いで、心地よい。朝から波と戯れる。夫は今朝も早速、シュノーケリングに出かけた。

    実は、わたしは三半規管が弱いので、海に潜るのが苦手だ。小さな揺れる船も苦手。しかも以前は若干の日光アレルギーもあった。だから、海は好きだが、ビーチリゾートに積極的ではなかった。それでも、今回はわけあって、モルディヴ行きを決めた。

    ゆえに、多少の曇天は好都合だ。しっかりと日焼け止めを塗って、海を楽しもう。

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    「バンガロールから飛行機で2時間。近いから、いつでも来られるね」

    そう話したことが、つい最近のことのように思えるのだが……。

    指折り数えれば、あれから17年! 

    旅の優先順位から落ち続けていたとはいえ、17年! 

    歳月の蓄積が泡沫(うたかた)の夢。

    改めて、声を大にして言いたい。

    海の向こうに憧憬する若者よ。

    スマホを捨てよ、旅に出よう。

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    何をおいても、旅を優先してきた若き日の自分を振り返るに、旅が人生を豊かにしてくれたことは言うまでもない。母国を離れた1996年からずっと、旅の途中であるとも言える。

    旅の中の旅。

    ちなみに、「スマホを捨てよ、旅に出よう。」は、寺山修司の戯曲、『書を捨てよ、町へ出よう』のタイトルをもじっている。

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    昼間のターミナル2は、天井からの自然光が優しく、夜とは異なる表情で心地よい。

    ドサと白ワインという斬新すぎる組み合わせのブランチも楽しく。

    すでに旅は、始まっている。

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    ◉モルディヴで小休暇 [11-15, October, 2007]

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    🌱10月2日のガンディー生誕日を皮切りに、ナヴラトリ (Navaratri)、ダセラ(Dussehra)、そして、月末はヒンドゥー教のお正月、ディワリ(Diwali)……。今月に入って、インドのお祭りムードは加速している。世間は祝祭やらイヴェントやら集いやら旅やら、なんだかんだで賑々しい。かくいうわたしも、9月は催しの企画や参加が続いた。その間にも、稀有な出来事がいくつかあり、それを書き残しておきたいところだ。

    わたしは、世間からは「忙しそうですね」と言われがちだが、それは出来事を綴り公開しているからそう見えるのだと思う。誰もの日常、綴ればそこに物語が生まれる。朝、目覚めてカーテンを開ける。朝食、そして出勤途中の情景。会社での出来事。ランチタイムに思うこと……。自分を取り巻く時間を慈しめば、日々はより豊かになる。それをして「忙しい」という言葉を使わずにいたい。きれいごと、上等。

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    🌱わたしはネット上に、自分をして「忙しい」という日本語を、綴ったことはない。心を亡くすほどの状況になりたくないからだ。常にスケジュール帳の余白を作り、休息することを心がけている。夜は毎晩、少なくとも7時間は寝る。猫らとも遊ぶ。ときどき昼寝もする。それでも、ついつい立て込んで、疲労が抜けないこともある。そんなときは、とにかく、よく食べ、早く寝る。睡眠が大事。

    どんなに元気を保っているつもりでも、気づけば身体は着実に老化している。わたしの魂を運んでくれる大切な乗り物としての身体。神様に授かった唯一無二の、わたしの乗り物。不出来や不具合に文句を言うのではなく、きちんとメンテナンスして、大切に乗らないと……。というわけで、ついつい手入れを怠りがちな自分を戒めるためにも、こうして書いておく。

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    🌱さて、ここ数カ月は、毎朝起き抜けのベッドの上で、10分間の瞑想をしている。なかやまきんに君の楽な筋トレ10分間も、サボる日もあるが続けている。こつこつと、自分らしい速度で暮らすことが大切。一時期は、ネット上で得たい情報を1.25倍速とか1.5倍速で見たり聞いたりしていたが、これはやめた。倍速はよくない。そうまでしてまで詰め込んで、それが果たして自分自身の身になっているのか。食事と一緒で、自分の許容量を超えた速度で取り込んでも、うまく消化吸収できない。このことについては、あらためて書きたい。

    🌱わたしにとっては、毎朝、スケジュールノートを見つめて計画を考えたり、To Doリストを書いたり、こうして思いを綴ることが、心を調える復習であり、瞑想のひとつになっている。朝っぱらから、こうしてくどくど書いているのは、このことで混沌の脳内を整理する効果もあるからだろう。

    月曜から約1週間、旅に出る。そして今月末から今度は4週間近く一時帰国。そして気づけば師走が来るのだ。正直なところ、「うひゃ〜!」っと叫ばずにはいられない。どういうこと? もう2024年が終わる? というのが本音だが、焦ったところでいいことはない。今、やるべきことの優先順位を見つめつつ、今日と明日は自分の時間をしっかりと取って、旅の準備をいたしましょう。

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    ✋昨日は、新居を訪れて旅の前の片付けなどをしたあと、旧居への帰路、ちょうど通り道に位置するA Hundred Handsの会場へ再び、赴いた。FounderのMalaに会い(グレイのサリーを着ている女性)、友人たちと言葉を交わし、ケララの伝統的なMural絵画のアーティストから、小さな白い蓮の花の作品を買った。ジャングルの大きな絵に惹かれたが、これはすでに売約済みとのこと。ケララの自然や動物たちが描かれていて、とてもかわいらしい。

    Sustainable Suzでは、旅に便利なジャケットも購入。これは後日、実際に着た時に写真を撮ろうと思う。ちなみに、わたしが店頭で着ているバティック柄のシルクのトップ。とても気に入ったのだが、首周りがちょっと開き過ぎていて落ち着かない。同じマテリアルが入手できたら、別のデザインを作ってくれるとのことなので、今回は保留。写真を見返すに、本当にすてきな色合いと模様。伝統的な天然素材のテキスタイルを用いて、ファッショナブルな衣類を生み出すSusanの世界は、とてもポップで魅力的なのだ。

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    ✋他にも紹介したい店などは多々あるが、この辺にしておこう。

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    🎎まるで日本のひな祭りを思わせる人形の祭り「Navratri Golu」(2022/10/01)

    🎎日本のひな祭りにそっくりな、南インドのお祭り「Navratri Golu」(2021/10/14)

    【✋A HUNDRED HANDS/比較的新しめの、過去の記録】

    ◉インド手工芸のバザールにミューズ・クリエイションも参加①(2019)

    ◉インド手工芸のバザールにミューズ・クリエイションも参加②(2019)

    ◉手工芸品のバザールにて着物を展示。書道と折り紙ワークショップも(2024)

    ◉ファッションスクールのイヴェントで、遂にはファッションモデル・デビュー?!😂(2024)

    ◉アッサム州の伝統的なサリーを纏い、テキスタイルに滲む家族の系譜を思う。(2024)

    ◉インド各地の洗練された手工芸品が一堂に。COVID-19禍の職人たちを支援して実現したバザール動画(2021)

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    🌸昨日、ミューズ・クリエイションMuse Creation (NGO)は、インド各地からの手工芸が一堂に会するA Hundred Handsのバザールにて、書道と折り紙のワークショップを開催した。2月に続いて、今年は2度目の参加だ。2月は、ファッションスクールで開催されたこともあり、書道と折り紙のワークショップ以外に「着物や帯の展示」もさせてもらい、好評を博した。個人的には「モデル・デビュー」も果たせた😸思い出深い体験だった。

    A Hundred Handsの創業者であるMalaは、かつて広告業界でブランド戦略などのビジネスに携わっていた。あるとき、農村で女性たちが生産する手工芸の販売促進を手伝ったのを機に、ブランディングの重要性を認識。インド各地の伝統的な手工芸の支援復活と、職人や小規模事業者のブランド作りを支援することを目的に、2010年、非営利団体であるA Hundred Handsを創設した。

    以来、バンガロールでは年に1、2回、バザールが開催されている。デリー拠点のDASTKARと並び、開催期間中には、わたしは必ず立ち寄っている。なじみの店、新しい店が混在し、温故知新、不易流行、古き良きものと新しきものの変化も見られて、楽しい。我が家を彩る絵画や小物類の多くは、こうしたバザールで購入してきた。

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    🌸今回も、Malaから声をかけられ、ステージ横のいい場所を提供してもらった。2012年からパンデミックに突入する前の2020年までの8年間は、毎週金曜日、拙宅を開放してSTUDIO MUSEとし、十数名から数十名のメンバーが集い、折り紙や布製品を作ったり、歌や踊りの練習をするなど、互いの交流があった。しかし、ロックダウンでSTUDIO MUSEは必然的に強制終了。以降は、オンラインその他を通して不定期でイヴェントを実施している。

    去年9月、インターンの学生が入ったのを機に、WhatsApp(日本のLINEのようなもの)でのコミュニティを設置し、そこからイヴェントごとにグループを作って参加者を募っている。今はこの方法が最も活動しやすいと思う一方、今後の在り方について、検討中だ。ここでは、ほとんどわたしの情報提供や声かけがメインとなっており、相互のやりとりが稀。実際にみなと顔を合わせていたときとは、状況が全く違う。

    以前ならば、事前の打ち合わせや準備などもSTUDIO MUSEでできたが、今は希望者とはWhatsAppでやりとりをしたあとに現地集合だ。1年間の経験を踏まえ、今後の在り方を見直す時期にきている。ともあれ、昨日は、幸いにも10名が参加してくれた。うち2名は初めてお会いする。短冊や折り紙の準備などをしつつ、言葉を交わし合うひとときもまた楽しい。

    💝昨日は、出店時間を11時から3時までと設定していたが、2時過ぎに大雨が降り始めたこともあり、来客が増え始めたころに撤退せねばならなかった。それでも、一人一人のゲストが、じっくりと折り紙を折ったり、書道の練習を「驚くほど」熱心にしてくれたのが印象的だった。たとえば来客が非常に多いJAPAN HABBA(日本祭り)では、メンバーが書く短冊が飛ぶように売れるのだが、今回は「自分で書きたい」という人が多かった。

    まずは、ゲストに書きたい文字を尋ね、それを日本語にして手本を書く。そして、手をとって、書き方を教える。どんなに練習しても思い通りに書けないことが悔しい女の子もいれば、書道が初めてとは思えない筆運びで書き上げる人もいる。紙の余白いっぱいに練習する人もいれば、一旦書いたらすぐ捨てる人もいる。いろいろと、面白い。

    ところで「龍」の文字。なかなかにうまく書けたな……と思いつつ、今、見返したら……間違っている! どこが間違っているか、お気づきだろうか。辰年だというのに、間違えてごめん🐉

    ☔️前述の通り、途中で豪雨に見舞われて、雨宿りなどしつつ時を過ごし、雨が止んで会場を一巡。買い物をする時間がなく、写真だけでも載せておく。今回、アートの出展も充実している。すでに新居、旧居ともに、壁を彩る絵画が十分にあるのだが、毎度、欲しいなと思うものに出合う。おすすめのお店情報なども、あれこれとシェアしたいところだが……割愛。

    💝今回の売上はすべて、ニューアーク・ミッションへの寄付としたく、支払いは直接、同団体宛にお願いした。ニューアーク・ミッションについては、その後もあらためて訪問、支援のネットワークが確実に広がっている。こちらも、進捗を報告したいところだが……。月曜からの旅を控え、諸々優先すべきこともあり。今日のところは、これにて。

    ……と言いながら、来月の一時帰国時のお土産なども調達すべく、本日の夕方も、バザールに立ち寄る予定😸

    【✋A HUNDRED HANDS/比較的新しめの、過去の記録】

    ◉インド手工芸のバザールにミューズ・クリエイションも参加①(2019)

    ◉インド手工芸のバザールにミューズ・クリエイションも参加②(2019)

    ◉インド各地の洗練された手工芸品が一堂に。COVID-19禍の職人たちを支援して実現したバザール動画(2021)

    ◉手工芸品のバザールにて着物を展示。書道と折り紙ワークショップも(2024)

    ◉ファッションスクールのイヴェントで、遂にはファッションモデル・デビュー?!😂(2024)

    ◉アッサム州の伝統的なサリーを纏い、テキスタイルに滲む家族の系譜を思う。(2024)

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    ことあるごとに、歴史は知っておいたほうがいいと言い続けて幾星霜。年を重ねるほどに、その重要性を実感する。わたしは学生のころ、大して勉強しなかった。歴史もほとんど関心がなかった。しかし、大学を卒業後、旅行ガイドブックの編集者になった1988。初めての海外取材で台湾を訪れることになってから、異国の歴史や伝統、文化を学ぶことの重要性を痛感した。ガイドブックを編集するに際しては、知っておくべき出来事があまりにも多かった。

    関わる国の歴史や文化、習慣を、最低限でも知っておくと、世界を「視る目」が変わるし、自分のためにもなる。勉強にせよ、趣味にせよ、結婚にせよ……。ごく限られた自分の経験や、浅薄な知識で、事象を一刀両断することの危険性も同時に悟る。

    以下の『深海ライブラリ』ブログの記事。毎度、各種セミナー動画や記事へのリンクもはっている。ぜひ目を通していただければと思う。

    🇮🇳10月2日。マハトマ・ガンディの誕生日に際して

    *写真の書籍は、ガンディーの孫によって書かれた”The Gift of Anger”(2015)の日本語訳。彼の本は、英語のオリジナルが2冊、我が家にもあるのだが、読破できないままでいた。先日、日本人の知人を通して、日本語版が今年出版されていることを知り、早速取り寄せた。ガンディーの生き様が滲んでいる。深く感じ入る教えがちりばめられている。

    心が迷い乱れるときに、すぐに手に取ってページを開きたくなるような。そばにおいて、繰り返し、ページをめくりたくなるような、本。

    「自分で自分を解放しなければ、誰もあなたを解放できない。」

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    先週後半は、諸々立て込んでいたので、日曜日は家で静かに過ごす予定だった。しかし、布の展示会の写真を眺めているうちに、「もっと、じっくり見たい……」という気持ちが高まってきた。展示会の様子を捉えた写真は、すでに何枚もアップロードしている。ゆっくり巡ったかのように思われそうだが、ざっと回っただけで、じっくり吟味していなかった。

    実は開会式には、我が夫も来てくれていた。しかし彼も、ランチのあとは、すぐに帰宅。そもそも、彼は布に関心があるわけではないので、それはそれでいいのだが、せっかくの日曜日だし、一緒に行く? と誘ってみた。久しぶりのデートという設定で、出かけることに。

    会場は、初日と少し異なるレイアウトで展示しているブースも多々あり、前面に出されている商品構成も異なっていることから、新鮮な印象だ。

    アッサム織りは、やはりいずれも美しい。欲しいと思うサリーもある。しかし、欲しいと思うものを思うがままに買っていたのではきりがない。「もんのすごく気に入った」と思うもの以外は買うまいと決めている。特にサリーに関しては。

    だからいつも、「もんのすごく気に入った」と思えるものに出合いたいような、出合っては困るような、サリーとわたしは、そういう間柄なのである。そしてこの日。……出合ってしまった。

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    【VASTRABHARANA 布の展示会 01】の1枚目で紹介したSourav。彼の写真を最初に載せたのは、もちろん彼がハンサムな青年だったからということもあるが😸、彼の手掛ける作品がとてもすばらしかったからだ。

    ハイダデラバード拠点でSOURAV DASというブランドを展開する彼。この日はお母様とご一緒だった。といっても、ご家族の家業が織物職人だというわけではないという。彼自身が、インドの伝統的なテキスタイルを学び、自分自身で考案した精緻で洗練されたデザインを、バラナシ織りなどで紡ぎ出している。

    たとえば、彼が両手に持っていた2枚の作品は、ムスリム(イスラム教)の建築物に使われるモチーフを、布に託したとのことだった。ゆえに、個性に満ちている。他にも、渋みのある金色の布は、ターメリックとインディゴを混ぜ合わせて染めた……と話していた。

    さて、日曜日。会場を巡り眺めつつ、彼の売り場に目をやった瞬間、先日は目に入らなかった1枚のサリーに目が釘付けになった。

    ……す、すてき!

    滑らかな黒いシルクに、金糸で織られた見事な紋様。これは宝相華ではあるまいか。話を聞けば、まさにその通りである。

    2020年。世界がパンデミック時代に突入した際、ミューズ・クリエイションは、新たなテーマを掲げてオンライン・イヴェントを開催した。そのときのモチーフとなったのが、まさに宝相華である。詳細は写真を添付しているので、ご覧いただきたい。

    今年の4月に訪れたエジプト。そこからインド、中国を経て、日本へ辿り着いた宝相華。このモチーフに心をひかれずにいられようか。いや、いられない。

    なにしろ、その織りが精緻で見入る。夫からの賛同も得たことから購入した。今年のディワリはこのサリーだ。うれしい。早速、テイラーにブラウスを作ってもらうべく、アポイントメントを入れた。

    ところでSouravは、わたしが初日に展示していた着物や帯にも強い関心を示していて、ぜひコラボレーションをしましょうと提案してくれた。どんな形になるかわからぬが、好みが一致していることは間違いない。近い将来、実現させたい。

    夫もまた、伝統的なチカンカリ刺繍のクルタを購入した。こちらは、この日、採寸を済ませたので、縫製後、自宅まで配送してもらう手配をすませた。

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    買い物のあとは、カニンガム・ロードのHatworks boulevardにあるレストラン、Trippy Goat Cafeへ。2005年にバンガロールへ移住した当初、わたしたちはカニンガム・ロード沿いのアパートメントに住んでいて、彼のオフィスは、このHatworks boulevardのすぐ隣だった。2人でここを訪れるのは、何年ぶりだろう。いや、十数年ぶりではなかろうか。

    19年前。当時のことを思い出すと、胸が締め付けられるような懐かしさが心を満たす。古いバンガロー(平屋一戸建ての邸宅)を改築して作られたこのブティック群は、わたしたちが移住した直後に完成した。以来、いくつものレストランや店舗が、生まれては消え、生まれては消えた。

    Trippy Goat Cafeは、わたしは何度か来たことがあるが、夫は初めて。料理はとてもおいしくて、雰囲気もいい。帰り際、建物の中に入ってみると、新しい家具店ができていた。これもまた、すてきなブランド。栄枯盛衰著しいバンガロール。ほんの数時間、街に出ただけでも、新しい発見が次々と。
    ……いい日曜日だった。

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    昨日の夜、我が家の運転手であるアンソニーの娘アリスの結婚披露宴に出席すべく、パーティ会場へと赴いた。彼らはクリスチャンにつき、結婚式は昼間、教会で執り行っている。インドの結婚式のスタイルについては、諸々言及したいことがたくさんあるが、今日のところは長くなるので割愛。

    披露宴のゲストは数百人と聞いていたが、なんと1000名を軽く超えていた模様。想像以上に大規模な会場だ。ゲストは、新郎新婦と写真撮影をしたあと、食事……という流れである。日本の結婚式のような「式次第」はない。三々五々感が半端ない。

    今は亡き彼らの長男アンソンも、きっと会場にて、アリスの晴れ姿を見守ってくれていたことだろう。

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    インドにおける運転手や使用人(メイド)と、雇用主との関係性は、一言では表現できない。お互いが、持ちつ持たれつ。どんなにインドライフの利便性が高まっても、「人間同士のやりとり」が重要なインド社会にあって、使用人皆無のライフは困難だ。

    もっとも我が家は、現在バンガロールで二拠点生活中。新居のコミュニティが未だ工事中につき、基本的にはウイークエンド・ハウス状態。ゆえに新居はメイドを雇っていないので、わたしがひとりで「エクササイズを兼ねて」家事全般をやっている。これは極めて特殊な例である。

    旧居には月曜から土曜まで、毎日数時間、メイドに来てもらい、掃除や洗濯を任せている。料理はわたしが自分でやる。庭師には、週に一度、来てもらっている。今のところは、それで暮らしが成り立っている。

    他人とはいえ、我々の生活空間を自由に行き来する彼らとの関わりは、決して浅いとは言い難い。特に運転手は、車内という閉鎖された空間の中で、雇用主の会話や電話での話を耳にする。

    同じ駐車場にて居合わせた運転手同士が雑談に花を咲かせるのは珍しいことではない。家庭内のいざこざなども、運転手ネットワークを通して、たちまち世間に拡散される。ゆえに、望まれるのは運転の技術だけではない。我が家のように、車だけでなく、家の鍵を託し、留守中の家の管理や猫らの餌やりなども託している運転手に対しては、信頼関係の構築が重要だ。

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    インド移住後の数年間、我が家は運転手を雇うたびに、看過できないトラブルに見舞われ、交代交代の連続だった。しかし2011年の終わり、アンソニーが来てからは、そのストレスフルなドラマに終止符が打たれた。彼は、友人夫妻が久しく雇用しており(彼らは現在、米国在住)、信頼性についてはお墨付きだった。

    とはいえ、全く問題がなかったかといえば、そういうわけでもない。それなりの波乱はあった。しかし、いずれの軋轢も些細に思える出来事が、彼らの家族にはあった。ゆえに、わたしたちも、彼らに対しては、ある意味、通常以上に心を寄せていたともいえる。

    アンソニーには、妻との間に、2人の息子と、1人の娘がいた。過去形なのは、彼らの長男が7年前に、不慮の水難事故で他界したからだ。わたしたち夫婦は、アンソニーに給与や保険などを補償するほか、子どもたちの教育支援も続けてきた。あらゆる点で、他人事ではなかった。

    その後しばらくは、本当に、タフだった。どんなに時間が流れても、痛みが消えることはないということも、重々理解しつつ、歳月を重ねた。やがて娘がエステティシャンとしてビューティーパーラーで働き始め、次男は大学に進学……。いろいろなことがあった。

    アリスの結婚に際しても、ここ数年は父親であるアンソニーが伴侶探しに奔走。インドでは、親が結婚相手を探すという家庭が今なお多数だ。恋愛結婚が増えたとはいえ、見合い結婚が主流である。このあたりの結婚事情については、過去に記録を残しているので、ここでは割愛。

    婚約式や結婚式にかかる費用その他についても、我々夫婦とアンソニーとの間で、諸々あり、どうするべきか、頭を抱えた。何が正解か……などということはわからない。自分たちの選択が正解だと信じて、未来を見つめる。

    アンソニーは、結婚式の前後1週間ずつ、都合2週間、休暇を取っている。娘の結婚式のために、長期休暇を取る父。一般常識の一般というものがない国において。自分たちなりのスタンダードを育むべし。いずれにしても、アンソニーは大いに肩の荷が降りたであろうし、わたしたちもまた、喜ばしく思うと同時に、ほっとしている。

    2人のスタートラインを、心から祝福したい。

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    ところで、昨夜着用したのは、おなじみMRINALINIのサリー。これを最初に着用したのは、新居のプジャーの日。ハレの日用のサリーと化している。プジャーには、ご近所さんでもあるYashoとHari夫婦が来てくれた。後半の写真はそのときのもの。家に火が燃え移るんじゃないかっていうくらいの迫力の焚き火。Yashoからは、引越しのプジャーに関するあれこれを教わって、とても勉強になった。

    💝彼らの笑顔が胸に沁み入る。勤続13年の運転手アンソニーの長女、アリスの「婚約式」に参席。

    🙏2017年11月9日。敬虔なクリスチャン一家。巡礼の旅先でドライヴァーの息子が非業の最期。

    🏡結婚式を思い出す。炎に祈り、煙で清めるPooja(プージャー/儀礼)

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