インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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入山券を手に入れることができれば、山に登ることができる。

そして、大量のギー(精製バター)に聖火が放たれる瞬間を、目の当たりにすることができるという。

それはきっと、すさまじい迫力なのであろう。

昨日の夕暮れは、ラマナ・マハルシのアシュラムで過ごした。

寺院の、石の床に座して、神像がヨーグルトや牛乳で「清められる」のを眺める。

水で漱がれ、布で拭われ、花々が飾られるのを眺める。

焚きしめられる香木、伽藍を覆い尽くす白煙の懐かしい香り。

いったい、いつ、どこで嗅いだ? 思い出せない。

やがて6時が近づくと、人々は、庭にでる。

集い集って、ひしめき合って地に座して、聖なる灯の点火を待つ。

あたりは、アルナーチャラ賛歌の歌声に満たされる。

孔雀が舞い飛ぶ。

猿が飛び回る。

十六夜の月が微笑む。

火が灯る。

時空が歪む。

※写真はアシュラムではありません(アシュラム内は撮影禁止)

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