
今回のブータン旅は、夫からわたしへの「還暦祝い」ということで企画された。8月、わたしは『日印こども壁画交流プロジェクト』に続き『福岡クラフトフェア』を開催するなど、立て込んでいたのに加え、9月下旬からは日本への一時帰国が控えている。
春に続き、今回も1カ月近い滞在となることから、体力&精神力温存のためにも、国内を短めに旅する予定だった。しかしながら、夫のリサーチと検討の結果、今回のブータン旅が実現した次第。
ブータンは、他国に比して、気軽に訪れられる旅先ではない。
外国人旅行者には1泊US $100の観光税が課せられる(インド人観光客はUS $16)。観光ヴィザの取得に加え、原則として個人旅行が難しく(2022年に規制は緩和された)、あらかじめホテルや旅行代理店などを通して旅の手配をしておく必要がある。
今回、諸々の旅の手配を夫に任せきりだったので、シックス・センシズの詳細についても、ティンプーにチェックインして初めて知った。尤も、我が夫もこのリゾートを友人夫婦から勧められて決めたのだが、ここに決めてもらって本当によかったと、心底、滞在を楽しんでいる。

シックス・センシズのサイトによれば、「ウェルネスとサステナビリティを基盤に、自然との共生を徹底した自然派ラグジュアリー・リゾート」だとのこと。「地域社会や自然環境との調和を図り、地元の食材を活かした料理、廃棄物削減、環境保全活動などを通じて、ゲストが心身共に満たされる体験を提供している」とある。
まさに、謳い文句通りの、いやそれ以上の充実度だ。なにしろ、料理が想像を超えて遥かにおいしい。刺激の強い味を好むインド人や若者たちにとっては、少し物足りなく思うかもしれないが、今のわたしにとっては、理想的な味付けと食材だ。
昨夜はルームサーヴィスで野菜や魚のグリルなど軽めの料理を注文したが、いずれの素材も滋味が豊かで、調味料も繊細にして旨味を引き立てる。たっぷり味わっても胃にもたれず、食して体調が整うことが感じられる。しかし、食べ過ぎによる増量は不可避。やむを得ぬ。
建築物も、木肌や石が心地よく、裸足で歩き回りたくなる内装。日々、ぐっすりと眠ることができて心身ともに癒されている。
3泊の滞在を予定しているこのプナカのリゾートは、田園風景の只中にある。自分たちのロッジに行くには急な坂道を歩かねばならぬなど(もちろんバギーもあるが)、なかなかにワイルドながらも、その自然の中に滞在できるという環境がありがたい。
敷地内を歩くだけで、ノスタルジアが込み上げる。

















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