インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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“Well, what was Japan? It was the end of the line of the Silk Road. For millennia, people and objects, knowledge and cultural traditions, religion and philosophy flowed here from Persia, India, Tibet, Korea, China, Java, Siam, and the South Seas. Japan, a group of islands removed from the turmoil of the continent, took these things and slowly polished them. As centuries went by, Buddhism vanished from India, Chinese dynasties came and went, but their cultural treasures, like time capsules packed off and sent to another planet, survived destruction in their countries of origin — in Japan. This country ended up as a giant storehouse of ancient Asian wisdom. Within Japan, for a thousand years Kyoto was the capital, and so, compressed into this small space, the best and most precious were further refined.”
(‘Another Kyoto’ Alex Kerr)

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🇯🇵新居の「月光ライブラリ」には、アレックス・カーの著書が、何冊かある。京都旅を控え、日本から取り寄せていた『もうひとつの京都』を持参した。第1章を読んだだけで、これは興味深い本だと確信。夫のために、同時発売されていた英語版も購入した。「はじめに」にあった文章が、日本文化の特殊性を、極めて的確に表現しているので、引用する。

「そもそも日本とは、一体何だったのでしょう。日本はシルクロードの終点でした。何千年もにわたって、人やもの、知識や風俗、宗教や哲学がペルシャ(現イラン)やインド、朝鮮(現韓国と現北朝鮮)、中国やジャワ(現インドネシア)シャム(現タイ)などから日本へ流れ込んできました。大陸の動乱と隔たっていた島国の日本は、こうした文物を受け入れ、ゆっくりと時間をかけて洗練させていきました。インドの仏教はインドから姿を消し、中国の王朝は栄えては滅びの変遷を重ねました。インドや中国が生んだ「文化の宝石」はあたかもタイムカプセルで別の惑星に送られたかのように、本国での破綻を免れて日本で生き延びた結果、この国は古代アジアの叡智がぎっしりと詰まった巨大な宝庫になったのです。その日本で京都は約何千ものあいだ首都でしたから、最良のものがこの小さな空間でさらに洗練されていきました。そのため、東アジアや東南アジアの文化に興味のある人にとって、京都は極めて重要な場所です。」(『もうひとつの京都』アレックス・カー)

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伝統工芸に限らず。極東の島国である日本の特殊性は稀有の極みだと、日本を離れて年齢を重ね、切に痛感する。

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