インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    🇮🇳このところ、インドの「よき飲食物」について紹介する機会を逸していた。

    撮影したまま溜まっていく写真……。

    最近、利用しているサーヴィスのひとつ、Living Food。まだ、試していない商品も多々あるが、今のところのお気に入りは、生鮮野菜もさることながら、各種パスタやフレッシュチーズ、インドならではのスナックなど。

    日々、新しいブランド、新しいサーヴィスが普及して、目まぐるしく進化するインド市場。常々記しているが、それらはしかし、単に「新しい」というだけではない。

    インドの場合は、「昔ながらのよきもの」を「現代向けにアレンジ」した「温故知新」あるいは「不易流行」のマーケットが着実に伸び続けている。種の多様性を反映する雑穀類や豆類。スーパーフードと呼ぶにふさわしい果実類。薬膳を実現するスパイス。全身を内外から潤わす多彩な油脂……。

    広大な国土と多様な気候を擁するこの国で、かつては新鮮に届く術がなかった各地の農作物や食材。しかし、過去10年余りのロジスティックス(原材料調達→生産→販売に至る物流)の急伸により、全国にサプライチェーン(供給連鎖)を広げている。

    かつては「地元でしか味わえなかったもの」「地方の特産品」が、他都市でも入手しやすくなったのだ。特にコールドチェーン(冷凍/冷蔵流通)は、過去5年で随分進化したと実感する。

    変化著しいインド市場を外部から瞬間的に眺めれば、「新しいものばかり」に映るかもしれない。しかし、「過去のよきものの焼き直し」が極めて多いのもインドの特徴だ。

    ゆえに、市場調査ひとつをとっても、歴史を振り返ることは大切。利便性が高いものが優先されるわけではないからこそ、「インドは遅れている」という大前提では失敗する可能性が高い。

    過去20年の間にも、誕生しては瞬く間に消えていったインスタント食品、冷凍食品、レトルト食品などを検証しなければ……。と、語り始めればきりがない、独特の市場。潜在的な可能性も高いがゆえに、この国を知るにはともかく、調査が極めて重要なのだ。ということを語り始めれば尽きず。

    取り敢えず、Living Food。インド在住の方、お試しあれ。

    Living Food
    https://livingfood.co/

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    2001年7月。ニューヨークから、初めて夫の故郷、ニューデリーへと飛び、結婚式を挙げた。

    あれから、21年。

    6月30日の「米国での結婚記念日」を皮切りに、七夕の出会い記念日や、来月の、二人の誕生日など、我々夫婦の行事が多いこの季節。このごろは、便宜上の挨拶を交わす程度になったけれど。

    結婚20周年だった去年は、ホームページの記録をブログに転載した。

    ついこの間のことのようにさえ思える懐かしい写真。

    インドも、わたしたちも、ずいぶん、かわった。

    【深海ライブラリ blog/インドで結婚式 in 2001】

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    久しぶりのパーティ。会場は、なじみのTaj West End。二人とも、まだCOVID-19の余韻が残り、体調が完全とはいえない。ゆえにパーティの夜は一泊し、週末はホテルでゆっくりと過ごすことにした。

    古き良きバンガロールをテーマにした会場。久しぶりに友人らと会い、賑やかな夜。アルコールは控え、ダンスもほどほどに。「これからすばらしいDJが登場するのに!」と引き止められたが、12時には退散。日付が変わって本気を出すインドのパーティー。元気じゃなければ乗り切れない。

    モンスーン明けやらぬバンガロールは、気温も低く、涼しいを通り越して肌寒いほど。広々とした浴槽に湯を張り浸れば、まるで温泉に入っているかのような至福。
    鬱蒼の緑に包まれながら、静かな闇に眠る夜。

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    インドのホテルに泊まるのは久しぶりということもあり、目を覚ました瞬間から、朝ご飯が楽しみだった。

    インドのすてきなホテルの朝食は、昔から、本当に楽しい。わたしが知る限りの20年。そのときどきで、トレンドは変わってきたけれど。豊かなフルーツにコンチネンタル、インド料理、場合によってはオリエンタル……と選択肢は常に豊富。いくつになっても食べすぎる。

    揚げたてのワダ(Vada)に加えて……マイソール・ボンダ (Mysore bonda) もある! この、ホットケーキミックスで作った揚げドーナツを彷彿とさせるマイソール・ボンダは、ほの甘くておいしいのだ!

    南インドの味噌汁ともいうべくサンバルもまろやかで、「マサラは別添えで」とお願いしたマサラ・ドサも旨い。どう考えても食べ過ぎなのに、締めくくりはパンケーキ。メープルシロップの風味もよくて、濃厚なチャイとの相性も抜群だ。

    「昼ごはんは、抜きね」

    と言いながら、夫婦揃ってよく食べた。いい週末だった。

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    「本の背中は、あなたの背中」

    今から約30年前。私の仕事をサポートしてくれていたコピーライター志望の学生バイト。

    在日コリアンの金さん。彼女が学校で作って評価されたと話していたコピーを、折に触れて思い出す。

    本棚を片付けながら、本の背中を撫でる午後。

    彼女は、どうしているだろう。

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    小さいころに憧れていた、「お姫様が着るみたいな」ドレス。

    それが、普通にある、この国。

    「花嫁を引き立てるために、ゲストは地味な服を着る」という日本の感覚とは対極。

    ゲストだって思い切り、派手に華やかにおしゃれを楽しむ国。

    今は卒業式のシーズン。プロム(プロムナード/卒業前のダンスパーティ)用と思しき、若々しい艶やかなドレス。

    こういうの、着てみたかったな〜。👗

    ちなみに、どれも、想像を絶する重さにつき。多分軽く5kgはある。着るのも踊るのも体力勝負。

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    かつて、日本が貧しかった時代。「外貨の稼ぎ手」として、異国に売られ、身体を売って、生き抜いた日本人女性たちがいた。「からゆきさん」と呼ばれた彼女たち。その歴史の一端を紐解く動画を作っている。

    前編は概要。後編はボンベイ(ムンバイ)を舞台に起業した、元からゆきさんの物語を紹介している。眞代さんのチャンネルで公開していた動画を、STUDIO MUSEのチャンネルでもアップロードしたので、まだご覧になっていない方は、ぜひどうぞ。また、当動画にて使用している資料は、『深海ライブラリ』ブログにアップロードしているので、併せて参考にしていただければ幸いだ。

    ◉前編

    ◉後編

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    COVID-19の症状はほぼ回復。味覚&嗅覚も、まだ完全とはいえないが、ほとんど戻った。

    しかし、朝目覚めたとき、軽い眩暈がする。疲れやすい気もする。

    ここ数日、少しずつ外出はしているが、普段の「0.75倍速」くらいでゆっくりと動き、明日できることは明日に回し、早寝早起きで身体を労っている。まだしばらくは、ゆっくり過ごす。

    バンガロールは折しもモンスーンの時節。このごろは日々曇天で風も冷たく、低気圧に包まれている。COVID-19に罹患せずとも、風邪をひきやすく、お腹を壊しやすい時候につき、注意が必要だ。

    🏡

    日本への一時帰国前に7割方を整えていた新居だが、まだ細々としたものを揃える必要がある。そして大きな課題。庭をどうするか。

    このごろはガーデニングやランドスケープの店も増え始め、外出のたびに、あちこちに、立ち寄る。

    中でも市内に数店舗を展開するBERURUへは、幾度となく、足を運んでいる。そして、諸々、決めかねている。

    面倒でも、少しずつ、いろいろなものを眺めていれば、いつか、脳内で情報が整理され、「これだ!」と思うイメージが像を結びそうな気がするので、今はゆるゆると、情報収集。

    このごろ、仏像に出会いがち。

    店頭で、思わず合掌してしまう🙏

    最後の写真は、『耳なし芳一』を彷彿とさせるTシャツ😅

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    世の中にあふれることば。
    どれもこれも信じられない。
    まことしやかに流布される、
    真偽不明の無数の事柄。

    何が何だかわかりません。
    だからせめて自分自身。
    真摯に正々堂々と生きたい。

    世界の平和を望むのならば、
    まずは自分が平和でいよう。

    夫婦喧嘩を減らすとか。

    周囲の人に優しく在るとか。

    喜びを分かち合うとか。

    自分の目の届く範囲での、
    まずは自分の在り方を磨く。

    自分を見つめる訓練をする。

    軸を定める訓練をする。

    たとえば。

    自分が好きな食物。
    自分が好きな音楽。
    自分が好きな絵画。
    自分が好きな風景。
    自分が好きな言葉。
    自分が好きな空間。
    自分が好きな洋服。
    自分が好きな色彩。
    自分が好きな植物。
    自分が好きな人物。
    自分が好きな香り。
    自分が好きな土地。
    自分が好きな自分。

    目を閉じて、惑わされない。
    目を開いて、焦点を合わせる。

    そして足元に、根を張るのだ。

    振り回されても、ぶん殴られても、
    しなやかに、かわしながら、たわみながら、
    やがて、まっすぐな自分に還る。

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    年を重ねるほどに、偶然の頻度は高まってきた。以前は、「このごろは、勘が冴えているな」と考えることもあった。しかし、最近は、これもひとつの「年の功」だと感じる。

    それは、「偶然」という、あたかも外部から与えられた機会ではなく、経験の蓄積による直感や嗅覚、衝動などの潜在意識が誘引するものでもあるのだ、ということを。

    ふと、ひらめいて、書棚から引っ張り出し、カバンに詰め込んで持ってきた11年前に出版された雑誌。

    開くなり、梅棹忠夫が語るインド。

    「インドが東洋なら、日本は東洋ではない。
    日本が東洋なら、インドはもう、ぜんぜん東洋と違う。」

    インドと日本との、果てしない距離を思わせる一文。

    感銘を受けたことすら、忘れていた。

    「分類するな。配列せよ。機械的に配列や。大事なのは検索。」

    の、言葉に、はっとする。早速、分類をせずに今月のTo do Listを作ってみた。これが意外によくて、驚く。

    パラパラとページをめくりながら、最後の記事に目が釘付けに。

    ジョージ・ナカシマ。1905年に米国ワシントン州に生まれた日系米国人の建築家。わたしが彼のことを知ったのは、新居の書斎やコーヒーテーブルを作ってくれたアニルを通してだった。コーヒーテーブルの脚の部分をどういうデザインにするか……を相談していたときに、このジョージ・ナカシマのデザイン風にしようと提案してくれたのだ。それを機に、ジョージ・ナカシマの作品が気になり、書籍を購入したのだった。

    彼の人生の転機もまた、インドだった。ポンディシェリでSri Aurobindoと出会い、弟子として修行したのだという。

    つくづく、どこまでも、インドが滲む。

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