インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    夕日を見ていたら、映画『ホテル・ニューハンプシャー』の最後のシーンを思い出した。

    Life is fairy tale! 

    So we dream on, inventing our lives; a little lost sister, a saintly mother, a hero father. But our dreams escape us however vividly we imagine them. There’s only one thing you can do, keep passing the open windows.

    “The Hotel New Hampshire” John Irving

    人生は、おとぎばなし! 

    それでも僕らは夢を見て、人生を創り続ける。

    この世を去った小さな妹、気高い母、勇敢な父……。

    彼らをどれほど鮮やかに思い浮かべても、夢は僕らから逃げていく。

    僕らができる唯一のこと。

    それは開いている窓を見過ごし、歩き続けることだ。

    (窓から飛び降りるんじゃない)

    『ホテル・ニューハンプシャー』ジョン・アーヴィング *訳/坂田マルハン美穂

    Queenの “Keep Passing The Open Windows”は、この『ホテル・ニューハンプシャー』にインスパイアされて作られたのたどいうことを知った。いろいろと繋がる。

    “Keep Passing the Open Windows” is The Works’s seventh track, and was written by Mercury in 1983 for the film The Hotel New Hampshire, based on the novel by John Irving. The phrase is mentioned on a number of occasions throughout the film and was, according to the opening credits, also co-produced by the band’s manager Jim Beach, who changed it in order to suit the album mood better. Mercury played piano and synths and wrote the lyrics after reading the quote in the book.

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    The other day, Muse Creation celebrated its 9th anniversary. Last night I shared my experience through my weblog and the Clubhouse. I think I was doing well. Sometimes it’s important to praise myself. Well done. Well, the next stage is waiting. How should I step forward?

    ミューズ・クリエイションは9周年。昨日は活動記録をブログにまとめ、クラブハウスを通して、自分の経験を語った。よくやってきたと思う。ときには、自分のことをしっかり褒めよう。よくやった。さて、次のステージが待っている。どんなふうに、踏み出そう。

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    坂田が2012年にバンガロールで立ち上げた慈善活動のNGO。本日のClubhouse(🇯🇵午後8時、🇮🇳午後4時30分〜)では、インドにおける社会貢献、慈善活動の実情について、お話ししようと思う。

    子どものころから「協調性がない」と言われ続けた「独立独行」な性分。大人になってからも自分のキャリア構築を最優先にしてきたわたしが、なぜインドに移住した直後から、一人で慈善活動を始めることになったのか。そしてミューズ・クリエイションを創設するに至ったのか。

    しかも、米国在住時にはほとんど関わることのなかった駐在員夫人を中心とした日本人コミュニティの人たちと……。

    COVID-19共生世界に突入した昨年までの8年間に亘り、毎週金曜日は自宅をオープンハウスにし、のべ228名のメンバーと、多彩な活動を重ねた。昨年は、オンラインで旧メンバーらとも再び繋がり、STUDIO MUSE(Youtubeチャンネル)で共に作品を作った。

    自分でも自分がよくわからないと思いながら、気がつけば9年。一人で活動をしはじめてからは14年。この間に得た経験はまた、かけがえのない人生の宝だ。以下、これまでの活動を振り返るべく、リンクをまとめてみた。まだまだいろいろあるが、尽きないので、ほどほどにしておく。

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    ❶ミューズ・クリエイション。その目的と活動
    ❷ミューズ・クリエイション活動の記録(ブログ)
    ❸メンバーシップとチーム構成、活動ルール
    ❹オンライン情報誌バンガロール・ガイドブックからの抜粋
    ❺坂田マルハン美穂からのメッセージ
    ❻YOUTUBEチャンネルより、ミューズ・クリエイション関連の動画
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    【ミューズ・クリエイションとは?】

    ❶ミューズ・クリエイション。その目的と活動

    ミューズ・クリエイションは南インドのデカン高原南部にある都市バンガロールにて、2012年に創設された、日本人有志による慈善活動のNGOです。

    【目的】
    ●インド(バンガロール)における、地域社会との交流。貧困層への支援。
    ●インドの社会、文化、習慣などに対する開眼と理解。
    ●メンバー同士での情報交換など、異国での暮らしを少しでも快適にすべく互助。
    ●「創造力」の発掘と活用。楽器の演奏、ダンス、歌、手芸、料理、図画工作……。日本ではなかなか披露する機会のない「特技」を積極的にアピールして、自分自身の再発見を。

    【活動】
    ●創造:毎週金曜日、歌ったり、作ったりと、クリエイティヴな時間を楽しむ。
    ●販売:メンバーによる手工芸品や、NGOが制作する商品をバザーなどで販売。
    ●寄付:地元の慈善団体に、バザールの収益金を寄付。日用品なども託す。
    ●交流:慈善団体で、歌や踊りを披露。折り紙の教授やゲーム遊びなどの交流。
    ●学習:各種ライフスタイルセミナーの実施。有意義に生活するための情報提供。
    ●娯楽:サリー・ランチ、季節のパーティ、ピクニック、観光、買い物ツアーなど、メンバー同志の交流を深めるイヴェントの実施。

    ❷ ミューズ・クリエイション活動の記録(ブログ)

    (1) 慈善団体、学校訪問など(のべ60回の訪問記録)
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/mc02a.html

    (2) 各種バザール、イヴェントの企画、出店、出演
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/mc02b.html

    (3) メンバー向け特別企画: 各種アクティヴィティ
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/mc02c.html

    (4) 受賞、栄誉、その他 
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/mc02d.html

    ❸ メンバーシップとチーム構成、活動ルール

    ●活動に際してのチーム構成
    メンバーが、各々の得意分野を生かした活動ができるよう、チームにわかれて活動しています。兼部や転部も可能。毎週金曜日、「ステュディオ・ミューズ STUDIO MUSE」と称されたオープンハウス(バンガロール市内コックスタウン)で活動します。メンバーは自由に出入りし、それぞれに交流を深めつつ、自らのペースで、音楽、創作活動に携わります。

    〈チーム・ハンディクラフト〉TEAM HANDICRAFT
    紙製品、布製品、アクセサリー、小物類など、あらゆるジャンルの手工芸品を制作。バザールなどで販売する商品のほか、慈善団体訪問時の子どもと遊ぶ手づくり玩具なども手がけます。

    〈ミューズ・クワイア〉MUSE CHOIR
    女声合唱団。慈善団体訪問時や各種イヴェントの際にコーラスを披露しています。伝統的な合唱曲、ポップス(歌謡曲)、ゴスペルなど、さまざまなジャンルの歌を練習します。

    〈ミューズ・ダンサーズ〉MUSE DANCERS
    兼部用チーム。イヴェントの前に結成され、ボリウッドダンスなどを練習。ミューズ・クワイアの歌に合わせて踊ることもあります。

    〈エデュ・ミューズ〉EduMuse
    兼部用チーム。「異国に育つ子どもの未来」を考えるべく、学校情報や子どもの生活情報を整理。帰国子女問題などにも取り組みます。

    〈チーム・フレックス〉TEAM FLEX
    当地で勤務している人、あるいは学生、インターン生などから構成されているフレキシブルなチーム。慈善団体訪問のほか、バザールやイヴェントにも参加。ビジネスセミナーや各種勉強会なども実施しています。

    【ミューズ・クリエイションのルール】
    *積極的に活動できる方を歓迎します。活動の基盤となるSTUDIO MUSEは、毎週参加の必要はありませんが、長期不在時を除き、少なくとも1カ月に1度はご参加ください。イヴェントや慈善団体訪問のみの参加は、基本的に受け付けません。

    *基本的には「大人の集い」です。ステュディオ・ミューズへの、小さなお子様のご同伴はご遠慮ください。ナニー同伴の場合は、その限りではありません。なお、まだ歩けない乳児はお連れいただいて構いません。

    *ゴシップその他、ネガティヴな噂話はご法度です。ミューズ・クリエイションは、「創造すること」を軸に、ポジティヴで楽しい時間をシェアすることを一つの目的としています。インドの生活においては不満も多く、また狭い日本人コミュニティの中では、他者の中傷を含む噂話も錯綜しやすいことだと思います。しかし、そのどちらをもに煩わされない、楽しく有意義な時間を過ごしていただくことを最優先に考えています。同じ日本人同士とはいえ、年齢層も幅広く、バックグラウンドの異なる人たちが集まっての活動です。ご赴任、ご帰任と、メンバーの入れ替わりも多く、不安定な環境の中、しかし常に居心地のよい活動を続けられる環境づくりを目指しています。この点にご賛同いただける方のみ、参加していただきたく、よろしくお願いします。

    *ネット上での写真公開についてご理解を。ミューズ・クリエイションでの活動記録は、随時、Facebookやブログに公開しています。活動内容を臨場感あるものにするためにも、基本的には、メンバーの顔が映った写真を掲載しています。写真の公開に関して不都合がある方は、あらかじめ、その旨をお知らせください。

    ❹オンライン情報誌バンガロール・ガイドブックからの抜粋

    【ミューズ・クリエイションオンライン情報誌/バンガロール・ガイドブック】
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore.html

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    🌏バンガロール生活マップ/更新停滞中だが、非常に便利。在住者の協力をお待ちしています。 
    ➡︎https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1qhJ-t0sZoExPfFBws5luJJ-wtrKb5xWD&usp=sharing

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    【バンガロールで働くあなたへ】ビジネスにまつわる記録など

    ●メドライクの重光真氏をお招きしてのビジネス勉強会
    *ミューズ・クリエイションのチーム・エキスパッツ企画。Make in India, Sell in Japanへの挑戦。インド製薬会社メドライクを買収したMeiji Seika ファルマのプライスレスなお話(2018年9月)

    ●安川電機のインバータ製造工場見学記
    *ミューズ・クリエイションのメンバーによる安川電機 YASKAWA INDIAのインバータ製造工場見学の記録。(2018年8月)

    ●横河インディア社長の村田努氏をお招きしての勉強会
    *ミューズ・クリエイションのチーム・エキスパッツ企画。横河インディアで10年以上勤務されていた村田氏の貴重なお話(2017年3月)

    ●TANISHQジュエリー工場見学。改革の現場をつぶさに
    *ミューズ・クリエイションのメンバーと、インド最大のジュエリー会社、タタグループのTANISHQの工場を見学。金塊を持ち上げる稀有な体験もさることながら、起死回生のビジネス再建のストーリーがかなり興味深い。ぜひご一読を! 先方の要望により、検索エンジンにかからぬよう、限定公開としています。名前:incredible パスワード:india (2015年12月)

    ●遍く子どもに給食を。食事が育むインドの未来
    *世界最大の給食センター、アクシャヤ・パトラは、バンガロール拠点のヒンドゥ教の寺院であるイスコン・テンプル(ISKCON TEMPLE)が母体。この訪問を機に、同団体が催す各種イヴェントに参加するなど、現在も交流が続いている。(2012年9月)

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    【在バンガロール日系企業による CSR(企業の社会的責任)の実践例】 
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-csr.html

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    【ミューズ・クリエイションが支援するバンガロールの慈善団体一覧】
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity.html

    経済成長が取り沙汰されて久しい昨今のインド。しかし社会的な因習や、その土地土地の文化によって、長年に亘って受け継がれてきた「著しい貧富の差」という負の遺産は、深刻度を増しています。 バンガロールには、虐げられた環境にある人々を救済すべく、 無数のNGO、慈善団体があります。ここでは、その中からミューズ・クリエイション、もしくは坂田個人が訪問をしたことのある場所をご紹介しています。2014年度に施行されたインドの新会社法では、企業のCSR活動に対する支出義務が規定されました。

    (1)純資産50億ルピー以上 (2)売上高100億ルピー以上 (3)純利益5000万ルピー以上

    上記の1つに該当する企業は、直近3年間の純利益の平均の2%以上をCSR活動に支出しなければならないというもので、日本企業も例外ではありません。これによって、ある一定条件のもとにある企業は、CSR活動を開始していますが、それでも日系企業は、他国の外資系企業に比して、CSRへの取り組みが消極的との印象を受けます。金銭的支援はもちろん大切ですが、日本人駐在員が自ら慈善団体などの支援先を訪問して現状を目撃し、体験することも、極めて意義深いと考えます。坂田がいくつもの慈善団体を訪問して実感するのは、それを積極的に実施している欧米企業は多いということ。もちろん、大多数の支援はインド人/インド企業からなるものですが、欧米企業もまた、社員自ら、施設の補修工事や、ペンキ塗りを手伝ったり、子どもたちに英語やコンピュータの指導をしたりと、業務の一環としてCSR活動を行っているところが多々ありました。現場を体験した上で、何が問題なのか、何が望まれているのか、また未来へ連なる投資(寄付)はどうあるべきなのか……ということについても、考えが広がると思います。企業のCSRの一環として、子どもたちの社会科見学として、あるいは個人で、ご家族で、ご友人で……。訪問を希望される団体の連絡先などは、お問い合わせください。自分たちだけではちょっと心もとないという場合には、当方も同行しますので、どうぞ「お気軽に」お問い合わせください。muse.india@me.com

    01. NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE-
    ●路上で瀕死の状態にある人々を救済しているホーム

    02. OBLF: One Billion Literates Foundation
    ●貧困層子女が通う公立学校にて、英語教育の支援

    03. Dominican Sisters of the Presentation
    ●インディラナガール界隈のスラムに暮らす女性と子どもたちの支援

    04. JAGRUTHI
    ●コックスタウン周辺スラムの子女向け学校運営、及びHIVの子どものホーム

    05. Karunashraya: Bangalore Hospice Trust
    ●ステージ4以降の患者を無償で受け入れるホスピス

    06. JYOTHI SEVA SOCIETY
    ●貧困層の盲目の子どもたちを受け入れるホーム

    07. ASHWINI CHARITABLE TRUST
    ●スラムに暮らす子どもたちのための学童。教育支援センター

    08. AKSHAYA PATRA
    ●イスコン寺院が母体の、世界最大の給食センター。無償でランチを支給

    09. The Bangalore Education Trust
    ●ヤラハンカにある貧困層子女向けの無償の学校

    10. CUPA: Compassion Unlimited Plus Action
    ●動物保護施設団体。クリニックの運営ほか、野良犬、野良猫の里親斡旋

    11. Deena Seva Charitable Trust
    ●HIVポジティヴの子どもたちのホームと医療施設。学校も併設

    12. Freedom Foundation
    ●貧困層のHIVポジティヴの人たちのための医療施設

    13. SKID: Sheila Kothavala Institute for the Deaf
    ●貧困層向けの無償の聾学校

    14. Others
    ●現在、訪問はしていないが、過去、訪れていた団体

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    【メンタルヘルスケア/異国での生活でストレスを抱え込まないために】 
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-mentalhealth.html

    心の不調は、どこに住む、誰にでも、起こり得ることです。とはいえ、母国を離れ、異郷の地で暮し働く人には、母国でのそれよりも遥かに、深刻な状態になることもあります。ここでは、異国に暮らす日本人が陥りやすいストレスの例を挙げながら、どのように対処すればいいのかについて、専門家による提言や、メンタルヘルスに関する書籍や情報サイトの言葉を引用しつつ、まとめています。今後、バンガロール在住の日本人のみなさんから、体験談などを募って紹介する予定です。どうぞ参考になさってください。

    ★この項では、あくまでも、バンガロール生活になじめない人たちを想定して、事例を挙げつつ、対策をご紹介しています。バンガロールはインドの中でも極めて暮らしやすい環境にあり、他の先進諸国とは異なる利点や楽しさも多々あります。最初は戸惑いつつも、この地でのびのびと楽しく暮している方も、たくさんいらっしゃるということを、あらかじめ記しておきます。

    [CONTENTS]
    ●海外赴任者とその家族が見舞われるストレスの例
    ●海外赴任者が直面するトラブルの、根源的な要因
    ●海外赴任者がかかりやすい心の病気
    ●心が疲れている兆候が感じられたときには……
    ●ストレスをためないために。ストレス・コーピング
    ●健全な心身維持のために、バンガロールでもできること

    💝異国に暮らし働くことについて/坂田の個人的な体験と、伴う私見

    わたしは、1988年に海外旅行誌の編集者となり、以来、海外取材を重ねてきました。1996年に米国へ移住してからは、20年以上に亘り、海外に暮らす日本人関わり、その心の問題に、思いを巡らせる機会がありました。思い返せばわたし自身、経験を重ねるに伴い、物事の見方や考え方が変化してきたように思います。私事ながら、この項では、今のわたしがミューズ・クリエイションを創設したり、日本人の駐在員夫人と活動を共にしはじめた契機となった出来事のいくつかを、書き残しておきます。
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-personalmatter.html

    💝インドでは働きたくても働けないあなたへ/家族帯同ヴィザで赴任した妻の課題

    インドに限らず、大半の国は、就労ヴィザを持たない帯同者の就労を認めていません。仕事を辞めて赴任した人の多くは、慣れない異国での暮らしに加え、専業主婦になることへの違和感、帰国後の仕事復帰に対する焦燥感など、さまざまな問題を抱えているようです。一方、赴任前と赴任後では、環境の変化に伴って、心境の変化を経験している方もいらっしゃいます。ここでは、駐在員夫人の率直な経験談をシェアすると同時に、関連情報を徐々に増やしていく予定です。

    ●日本での復職を考える座談会 実施レポート
    by Team EduMuse, Muse Creation 30th September, 2019

    夫の海外駐在に伴い、仕事を辞めて駐在員夫人として帯同。職種や離職の経緯は異なれど、「帰国後の復職」については、みなそれぞれに、不安を抱えています。今回、「思いを吐露しあう場」としての座談会(2019年9月)を実施しました。共感あり、笑いあり、涙あり、驚きあり、怒りあり、納得あり……と、喜怒哀楽も豊かに、総じて有意義な時間でした。ここでは、当日の座談会の内容を整理してレポート。赴任先を問わず、帯同赴任をする女性たちにとって、参考になる内容に違いありません。参加者の許可を得て、ここに公開します。日本での復職を考える座談会
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-wives03.html

    ❺坂田マルハン美穂からのメッセージ

    🌻創造と慈善活動を通して、新たな視界を開く。(2018年7月、OWC*会報誌へ寄稿)

    十年に亘る米国での生活を経て、2005年11月、わたしはインド人の夫とともに、バンガロールへ移り住んだ。インドで生活を始めるまでのわたしは、東京で、ニューヨークで、自分のビジネスキャリアの構築に専心する歳月を送っており、ヴォランティア活動には、さほど関心を持っていなかった。

    しかし、バンガロールで生活を始めた直後から、街の至るところで目にする「貧困の現実」を看過することが困難になりはじめた。何かを、やらなければ。そうは思っても、具体的になにをすればいいのか、すぐには思いつかなかった。

    2007年11月。わたしはOWCのマンスリースピーカー・ミーティングに出席した。講師は、バンガロールで孤児院「アガペ・チルドレンセンター」を運営するルーベン牧師。彼が語るストリートチルドレンや採石場の労働者、ヒジュラー(第三の性)の生活に関する具体的な話は、いずれも非常に衝撃的な内容だった。彼の話を聞きながら、著しく劣悪な環境のもとで暮らしている人々に対し、わたし自身、たとえささやかでも、何らかの貢献をすべきであると痛感した。

    彼は、わたしたちがすぐにでもできることとして、いくつかの提案をしてくれた。その一つは、物乞いの人々には、現金ではなく、食べ物を渡しなさい、ということだった。以来わたしは、小さなパッケージ入りのビスケットをまとめて購入し、車に常備している。信号待ちのときなどに、物乞いが近寄ってきて車窓を叩いたら、小さく開いて渡すようにしている。

    ルーベン牧師の話を聞いた翌月、わたしは、子供たちに会うために、単身、アガペ・チルドレンセンターを訪れた。当時わたしは、西日本新聞に月に一度、『激変するインド』というコラムを連載していたことから、その取材と称して、訪問することにしたのだった。正直なところ、自分の中で、そのような「名目」を作らないことには、足を運ぶ勇気が出なかった。

    かつてストリートチルドレンだった少女たちと、ルーベン牧師の一家が、一つの大家族として同じ屋根の下に暮らす様子は、わたしにとって衝撃的な光景だった。

    ちょうどそのころのことだ。ある日、車で市街を走っていた時のこと。信号待ちのとき、目の前に停車していた一台のバスの後部に書かれた文字が目に止まった。

    “Feeding a hungry child is not charity. It’s our social responsibility.”

    「空腹の子供達に食事を与えることは慈善ではありません。わたしたちの社会的責任です」

    それは、貧困層の子供たちに無償でランチを供給している世界最大の給食センター、アクシャヤ・パトラの給食バスだった。飢えた子供たちをなくすことを目標に設立されたNGOである。

    この一文に、わたしは心を射抜かれた。

    その直後から、わたしは自宅で数カ月に一度「チャリティ・ティーパーティ」を開き始めた。日本人駐在員夫人を自宅に招き、インドの生活に関するセミナーなどを実施。そのときに集めた参加費や不用品を、その後、地元の慈善団体を訪問して寄付するという活動を開始した。5年ほど続いたこの活動が、ミューズ・クリエイションの基盤となっている。

    2012年6月、わたしはミューズ・クリエイションを立ち上げ、2015年にはNGOに申請した。ミューズ・クリエイションは、バンガロールに暮らす日本人の創造力を生かした活動を通して、地域社会へ貢献することを目的としている。

    現在は、手工芸作品を製作するチーム・ハンディクラフト、コーラスやダンスを披露するミューズ・クワイア&ダンサーズ、そして働く男女からなるチーム・エキスパッツという、大まかに3つのチームに分かれて活動している。

    毎週金曜日、拙宅をオープンハウスとし、「スデュデイオ・ミューズ」と称した活動の場を提供している。メンバーは、手工芸を製作したり、歌やダンスの練習をするのはもちろん、「交流の場」としての役割も果たしている。慣れないインド生活で役立つ情報交換の場。一時帰国から戻ったとき、自宅以外に「ただいま」「おかえり」と言い合える安息の場。メンバーそれぞれにとって、心地のよい場所であればと願っている。

    ミューズ・クリエイションは、年に一度、大規模なチャリティ・バザールを実施しているほか、OWCのクリスマスバザールを含む、いくつかの地元のバザールに出店・出演している。すべての収益は、バンガロールにあるさまざまな慈善団体に寄付している。慈善団体を訪問し、地元の人々と交流を図ることは、ミューズ・クリエイションのメンバーにとってもかけがえのない経験となっているに違いない。

    また、ミューズ・クリエイションでは、ハンディクラフトのワークショップやローカルのショッピングツアー、サリーを着用してのランチ会、ビジネスセミナーなど、さまざまなイヴェントも企画、実施している。

    ミューズ・クリエイションの創設以来、まもなく6年になる。この期間、180名を超えるメンバーが在籍し、常時40名以上のメンバーが活動をしてきた。メンバーの中には、日本では経験したことのない手工芸やコーラス、あるいはダンスに挑戦する人もいる。新しい試みはまた、インドでの生活を豊かにする一助になっているとも思う。

    昨年、日本へ一時帰国した際、東京と名古屋で、ミューズ・クリエイションの5周年同窓会を実施した。旧メンバーが幹事を引き受けてくれ、両都市で、懐かしい人たちとの再会が実現したのだった。同じ時期、バンガロールにいた人たちはもちろんのこと、異なる時期に暮らし、互いに面識がないにもかかわらず、同じ土地の同じグループに属していたというだけで、みな瞬時に打ち解けあい、親しげに会話が弾んでいる様子を見るのは、本当にうれしいことだった。

    また、みなが異口同音に、バンガロールでの生活において、ミューズ・クリエイションの存在は大切だったと言ってくれたことは、本当に光栄なことだった。これからも続けていこうという思いに、力を添えてくれた。

    長期間に亘り、多くの人たちと活動を共にするのは簡単なことではない。しかしこれまで、ミューズ・クリエイションを通して得てきた経験や成果は、決して一人では実現することができないことばかりだ。

    これから先も、ミューズ・クリエイションが、そのときどきに在籍するメンバーのひとりひとりにとって、有意義な活動の場であり続けることを願っている。

    *OWCとはOverseas Women’s Clubの略。バンガロールに在住する外国人女性たちのためのグループで、日本人も、もちろんメンバーになれる。

    🌻Gaining a new perspective through creativity and volunteering.
    (Article for OWC “The Rangoli” July, 2018)

    After living in the U.S. for ten years, I moved to Bangalore with my husband in November 2005. Until I started to live in India, I had spent my life building my own business career in Tokyo and New York, and was not very active in volunteer activities. However, as soon as I settled in Bangalore, I couldn’t ignore the poverty that can be seen all around the city. I felt that I should do something to make a difference, but I could not immediately think of what specifically to do.

    In November 2007, I attended OWC’s Monthly Speaker Meeting. The speaker was Pastor Dr. Reuben, who runs a home, “Agape Children Centre” in Bangalore. His story about the lives of street children, stone-breakers (quarry workers), and eunuchs (hijra) was truly shocking for me. I felt that I should contribute for people who are living in extreme and deprived environments. One of the suggestions that Dr. Reuben gave us, was to not give cash to beggars. He said that it would be better to give food or clothes, instead of money. Since then, I have made it a practice to buy a lot of small packets of biscuits for beggars, and always keep some in our car.

    In the next month, I visited “Agape Children Centre” alone, and met their children. My purpose was to write a visit record for a Japanese newspaper, but in reality, I was very nervous and it needed courage to go there. It was an eye opening experience to communicate with Pastor Reuben’s family and the girls, who were once street children, living under one roof as a big family.

    Around that time, when I was driving around the city, a bus stopped in front of our car, while we waiting for a signal. My eyes caught a sentence written on the back of the bus.

    “Feeding a hungry child is not charity. It’s our social responsibility.”

    It was one of the buses of Akshaya Patra, which runs the world’s largest school lunch program with the aim of ending child hunger in India. That sentence triggered me to action.

    Immediately after, I started to hold a “Charity Tea Party” at home, every few months. I invited Japanese expats’ wives to my home and held seminars, and shared useful information about living in India. I collected a seminar fee and donated items from participants, and visited local charities to donate them. This activity continued about five years, and was the foundation for the creation of Muse Creation.

    I founded Muse Creation, a volunteer NGO, in June 2012. Muse Creation brings together the collective creative talent of our Japanese community in Bangalore. We have set up three teams: Team Handicrafts, Muse Choir & Dancers, and Team Expats (which focuses on familiarizing Japanese expats with the work and living culture of India). Through these creative activities, we wish to bring awareness, and to communicate with local underprivileged people.

    Every Friday, I hold a workshop, called “Studio Muse” at home. Members get together for a creativity and social skills workshop. At the same time, it is a place to exchange information to help lead a better life in India, a place to build a social network, and a place to help each other in an unfamiliar living environment.

    Muse Creation organizes annual charity bazaars, and participates in other community bazaars, including OWC’s Christmas bazaar. All the proceeds from the sales of our products are donated to various charitable organizations in Bangalore. Visiting them to communicate with local people, is a valuable experience for our members. We also organize various activities like handicraft workshops, local shopping tours, experiential lunches (for instance, lunches where members wear saris), business seminars, etc.

    Members of Muse Creation always number 40 or more at any given point, and members enrolled in the past six years exceed 180 people cumulatively. There are quite a few members who challenge new activities that they have never experienced in Japan, such as learning handicrafts, dancing, and chorus music. These experiences enrich their lives in India.

    Last year, when I went back to Japan, we held the fifth anniversary of Muse Creation in Tokyo and Nagoya with our alumni members. I met with over 50 past members at that time. Everyone told me that the activities of Muse Creation were an important part of their lives in Bangalore. The comments were a source of happiness and motivation for me.

    It is not easy to bring together many people over a long period, to act in unison. However, what can be collectively experienced and achieved in Muse Creation, can never be realized alone. I sincerely hope that Muse Creation will continue to be an effective and impactful group through the active efforts of our members.

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    ❻YOUTUBEチャンネルより、ミューズ・クリエイション関連の動画

    🌸ミューズ・クリエイション8周年 ①創設背景②慈善団体訪問③イヴェント

     

    🌸ミューズ・クリエイションの新しい幕開けMuse Charity Fest 2020

     

    🌸実行委員紹介(1) 駐在員/帯同家族としてインドと縁のあるメンバー①宮村頼光②冨永道子③伊藤和子④野坂瑠美⑤佐々木亜也

     

    🌸実行委員紹介(2) なにかしら、インドとご縁があるメンバー/⑥合志妙美 Taemi ⑦津田暁子 Akiko

     

    🌸実行委員紹介(3) 古参メンバー木原志乃

     

    🌸バンガロール同窓会/元ミューズ・クリエイションのメンバー&駐在員

    🌸必見! バンガロール 帰国子女の座談会①

    🌸必見! バンガロール 帰国子女の座談会②

     

    🌸日系企業の社会貢献活動(CSR)をミューズ・クリエイションがお手伝い。

    🌸MUSEMETAL/ メギツネ (BABYMETAL COVER) 歌ってみた&踊ってみた🎃ハロウィーン・スペシャル

     

    🌸SHEILA KI JAWANI/ 約5年の歳月を経て、大人になった「子ども組」のダンス・メンバーと踊るセクシーなボリウッドダンス

     

    【STUDIO MUSE スタジオ・ミューズ】Connecting INDIA & JAPAN
    *そのほかにも、動画は盛りだくさん! ぜひこちらのチャンネルをご覧ください。
    ➡︎https://www.youtube.com/c/MuseCreationINDIA/

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    💃昨日も、踊った。インド時間5時半開始という、「一仕事終えた後のタイミング」がちょうどいい。ロックダウン下、本当によい気分転換だ。

    先日公開した「ボクササイズ?」な動画を見た母から「体操、楽しんでください」とメッセージが来た。体操じゃないんだがな。

    ティーンエージャーのころのわたしは「高校の国語教師になりたかった」のだが、世間にその話をすると、「高校の体育教師」という変換がなされがち。

    「美穂さん、ぼくの高校時代の体育の先生にそっくり」とか、言われた記憶が蘇る。

    いくつになっても体育会系の匂いが消えない人生。エクササイズ向けコンフォート・ウエア以外にも、その他のお勧めインド商品も、地味に紹介していきたい。ときどき、違うのが紛れる。

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    💧Copper Bottle [BLACK SLATE HOME]
    銅製のボトルはさまざまなデザインがあって、本当におすすめ。小さいのは銅製ではないが、携帯に便利だし、フォルムがすてき。銅製品のよさについては、動画でも語っている。ぜひご覧ください。
    ➡︎https://www.blankslatehome.com/

    🍌Banana Fabric [DOCTOR TOWELS]
    このタオル、皮膚にやさしく安心な自然の素材。アースカラーな色合いもとてもよい。坂田はこのガーゼタイプがお気に入り。
    ➡︎https://doctortowels.com/

    🌳Camo Tee [MY DREAM STORE]
    これは特筆すべきブランドじゃないのだが、綿なので気に入っている。去年から「カモフラージュ」がマイブームにつき、色違いその他諸々買った。別の機会に紹介したい。激安よ。
    ➡︎https://mydreamstore.in/

    🌱Organic Cotton [STRETCHERRY]
    数年前から愛用しているオーガニックコットンのブランド……でも、過去1年、商品が拡充されておらず、売り切れが続出。ビジネスが停滞している模様で残念……。
    ➡︎https://stretchery.myshopify.com/

    👹Demon Mask [SRI LANKA🇱🇰] ✈︎スリランカ旅の記録(2012年)
    おまけ。スリランカのお面。ああ、旅に出たい。
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/%E6%97%85%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AB/

    ◉BOLLYQUE/音とリズムを楽しみながら、身体を動かすボリウッドフィットネス
    ➡︎https://www.bollyque.com/

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    🌻美容と健康にも効果を発揮! 水の健全を保つ銅製のポット
    アーユルヴェーダでは一晩、銅製のポットに入れた水を翌日に飲むと健康にいいとされている。

    *去年、動画を作り始めたばかりのころの、編集もほぼやってない見苦しい動画だが、そこそこ、ためになること語ってます。このときにはまだ、このお洒落なポットを発見していなかった。

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    雨季には早い雨が降り続くデカン高原。雨上がりの朝にも関わらず、パリッと香ばしいクロワッサン&香り豊かなコーヒーの至福。

    かつてはしばしば、家でパンを焼いていたが、このごろはおいしいパンを手軽に配達してもらえるので、頼りっきりになっている。

    普段よく利用するのはKRUMBKRAFT. 多彩なアルチザンブレッドのほかに、スイーツやクラッカー、チーズなども購入できるお勧めのベーカリー。
    ➡︎https://krumbkraft.in/

    昨日はちょっと気分を変えようと、SWIGGY(フード・デリヴァリーのサイト)でBAKERYを検索したところ、LAVONNEを発見! LAVONNEは、バンガロールに古くからある製菓学校に付属するカフェで、フランス風の焼き菓子やパンなどが楽しめる。

    これまで、料理を食べる機会はなかったので、パンを買うつもりが、ついつい夕飯まで頼んでしまった。しかも一見ジャンクなハンバーガー。

    しかしながら、バンズは手作りだし、具(ビーフとポーク2種類を購入)もいい味付けだし、ポテトもうまいしで満足。

    クロワッサンは、オーヴントースターの中温で焼く。上の方がちょっと焦げたが、いい感じで再加熱できて、本当においしい。

    ロックダウンで増量に歯止めがきかないのに、何食べてるんだと思いつつ、いや、踊ればいいのだと自分に言い聞かせ……。

    ロックダウンは更に延長中につき。おいしいものをおいしく食べるために、ダンス以外にも、ボクササイズ、本気で始めようかな。🥊

    * * *

    後半の写真は、以前、店舗を訪れた時のもの。

    🍞バンガロールの本気製菓学校。LAVONNE
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/eat/2018/05/lavonne.html

    🍞10カ月ぶりのインディラナガール。それは小さな旅だった。
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/01/indiranagaar.html

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    🌱庭仕事。堆肥に触れながら、遥か宇宙に思いを馳せる。 

    日々の生ゴミ→素焼きのコンポスト→ミミズや蛆が消化→栄養たっぷり自家製の堆肥→庭に撒く→パパイヤ穫れる→おいしい。

    ロックダウンでガーデナーはお休み。先週末は、自分で伸びた枝葉を剪定し、芝刈りをし、肥料を散らし、水を撒いた。

    わたしは過去10年以上に亘り、自宅の生ゴミをすべて庭でコンポストにして土に還している。ゴミの廃棄も最低限にしている。

    ゴミが「目に見えている」この国の、ゴミ処理のインフラストラクチャーが不全なのは言うまでもない。町に出ればわかる。だから極力、ゴミを出さないライフを目指している。

    無論、目に見えなければいいというわけではない。インド人一人が出すゴミよりもはるかに大量のゴミを、日本人はじめ「先進国」と言われる国々の人が排出していることを、忘れてはならない。

    今からちょうど10年前、バンガロールの「ゴミ処理を巡るツアー」に参加したことで、かつて以上に環境保全に対する思いが強くなった。

    関連情報を、今日も今日とて山ほど紹介している。関心のあるテーマがあれば、目を通していただければ幸いだ。

    以前、日陰で育ったパパイヤは甘味がなかったが、今回収穫した日向育ちのパパイヤはおいしかった。パパイヤは放置していても自由に育つ。ただ結実してから収穫までに半年くらいかかる。気長に熟するのを待つ。

    大地、土、ゴミ処理、エコ、手工芸、オーガニック、健康、美容、エコロジカル、農業、航空宇宙産業……ライフを取り巻くこれらの要素は、互いに繋がって我々を取り巻く。関連する過去の記事や動画のリンクを貼っておく。

    インドの大地に影響を与えた日本人、福岡正信氏や杉山龍丸氏についても言及している。ぜひ関心のあるテーマから、ご覧いただければ幸いだ。

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    【農業/地球環境/ゴミ問題/エコロジカル】

    🍎ガーデンシティ再び バンガロールのゴミ問題と向き合う
    ➡︎http://www.museindia.info/museindia/garbage.html

    🍎農業は命。BioFach Indiaのオーガニックフェア(2012年12月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/2012/12/organic.html

    🍎超微力でも極力、地球への負担を減らす生活を。(2012年2月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/2012/02/malad.html

    🍎社会のために、英知を。労力を。Ecosystem/ Social Entrepreneurship/ NGO/ BOP/ Development….(2012年1月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/2012/01/deshpande.html

    🍎インドの底力。豊かな農業を体験する祭り(2011年11月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/11/farm.html

    🍎インドのゴミ処理を巡る旅。ぜひ読んでください。(2011年11月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/11/earth.html

    🍎ガンディーの誕生日。地球によい生き方を考える。(2011年10月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/10/gandhi.html

    🍎発展という名の後退。毒された世界。ゴミと子ら。(2010年5月)。
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2010/2010/05/toxic.html

    🍎芋づる式エコロジカル生活。ゴミで堆肥作り。(2010年2月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2010/2010/02/eco.html

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    【インドの航空宇宙と自然災害対策、戦争、農業……】

    🚀「サイエンスに失敗はない」モディ首相の言葉を思い出す朝。ロケットが地球を飛び出すとき、何が見えるのだろう。(2020年6月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/06/rocket.html

    🚀STUDIO MUSE 課外活動で航空宇宙博物館へ(2019年5月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2019/2019/05/studio.html

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    【インドの農業、大地に影響を与えた日本人】

    🌳居心地のいい場所。手紡ぎ手織りの布。インドで仰がれる福岡正信の自然農法
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/01/bic.html

    🍊福岡正信自然農園
    ➡︎https://f-masanobu.jp/

    🌳インドの砂漠に緑を。緑の父、杉山龍丸
    ➡︎https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E9%BE%8D%E4%B8%B8
    ➡︎https://www.ifsa.jp/index.php?Gsugiyamatatsumaru

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    【本当に日本料理は健康にいいのか? 見極めることの大切さ】

    🇯🇵真に健康的な日本料理を、日常の食卓に。Truly healthy Japanese cuisine for daily meal, again.
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2017/2017/04/japanesecuisine.html
    ●昭和40年代。個人的な経験に基づく、日本の食生活の変遷
    ●おいしく空腹を満たせれば、何でもよかった若かりしころ
    ●日本を離れて……。結婚後に目覚めた食の重要性に対する認識
    ●MSG(化学調味料)アレルギーの発症で、日本での外食が不自由な身に
    ●戦後の高度経済成長と日本の食文化の変遷
    ●1971年から25年以上もの間、「自然塩」の製造が禁止されていた
    ●24時間営業のコンビニエンス・ストアが一般化。個人商店、専門店の減少
    ●なるたけ、自然に近い昔ながらの食べ物を

    【動画*地球環境/エコロジカル/オーガニック/農業/伝統工芸/自然療法】

    🌿100% 手漉きの紙。木材パルプの紙製品はプラスチックと同じく有害。リサイクル&アップサイクルの紙工場

    🌿「バンガロールのゴミ問題」に向き合おう! 地球環境の負担を減らすためには、先進国、新興国を問わず、まずは「捨てるゴミ」を減らすことが重要。

    🌿インドのオーガニック農作物事情と画期的なブランド「Gourmet Garden」の農場見学レポート

    🌿ARAKU COFFEE/ 高品質オーガニックコーヒーを生産するソーシャルアントレプレナー。アラク・コーヒー創業者マノージが語る日本との関わり/撮り下ろし

    🌿南インドのコーヒー文化/伝統的なサウスインディアン・コーヒーとその楽しみ方/良質なコーヒーの新潮流/インドで購入できるコーヒー豆や、おすすめのカフェなど

    🌿インド各地から108のヴェンダーが集結。手工芸品バザールの様子をレポート

    🌿地産地消。オーガニックなグルメマーケット。南インドの伝統的な食材で新しい味を実現。若者たちによる「不易流行」の実現を味わう、楽しい土曜の午後。

    🌿通販を賑わせるおしゃれな手工芸&天然素材のマスク/農家支援のワールドクラス高品質コーヒーARAKU

    🌿インド各地の洗練された手工芸品が一堂に。COVID-19禍の職人たちを支援して実現したバザール

    🌿インドはステキなものであふれている/クリスタル入りの使い心地最高なナチュラルソープやマルベリー・シルクのマスクなどお気に入り商品を一挙にご紹介

    🌿心身を統合的に見つめ癒す生命の科学。インド5000年の伝統医療アーユルヴェーダの恩恵を受けられる療養施設アーユルヴェーダグラム

    🌿皮膚疾患や肩こり、頭痛……。その不調、古い銀歯が原因かもしれません! 日本→米国→インド/半世紀に亘る波乱の歯科治療の経験を通して学んだ、歯を守るポイント

    🇯🇵日本の伝統食を常備せよ!(1) 心身の健康を保つなら、「まごわやさしい」を心がけよう。

    🇯🇵日本の伝統食を常備せよ!(2) 食品添加物を控え、一汁一菜を基本にした食生活を。

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    ※1年前から「マルハン家の食卓」を支えてくれているインド産の日本米 

    COVID-19禍の影響で、年に一度の米国旅ができず、いつもニューヨークの日本食料品店でまとめ買いしていた「カリフォルニア産コシヒカリ田牧米ゴールド」が、約1年前、底をついた。ゆえに、かつてデリーの日本食料品店にて購入したことのある「アラハバード有機農業組合」(以下AOAC)の日本米を注文することにした。

    数年ぶりに口にしたその、合鴨農法による日本米は、最初こそ少しパサついている気がしたが、使う鍋や水の分量などを工夫してみたところ、うまくおいしく炊けるようになった。玄米もまた、滋味があっておいしい。我が家では、電気釜も電子レンジも使わない。米は鍋で炊く。愛用の各種鍋については、また別の機会に記したい。

    ※有機農業を通して、零細農民の自立を支援 

    2004年、ウッタル・プラデシュ州のアラハバードに創設されたというAOAC。日本のNPO法人である「アーシャ=アジア農民と歩む会」が、JICA(国際協力機構)の支援を受け、アラハバードの小規模農民と、サム・ヒギンボトム農工科学大学マキノスクール(継続教育学部)と共同で創設した農業組合だとのこと。

    地球環境の負担を軽減する「持続可能な有機農業の促進」をはじめ、無添加の農産加工商品の製造及び流通販売を実現。地元の小規模零細農民の自立を促進すると同時に、在留邦人をはじめ、日本の食材を求めるインドの人々に、安全な農作物を届けている。

    ※パンデミックで困窮する人々へ寄付によるサポートを 

    つい先日、同組合のFacebookを通して、現地責任者である三浦照男氏のインタヴュー記事を拝見し、同地の困窮を知った。無論、インド全国各地において、COVID-19第二波の影響は及んでおり、感染者数が減少傾向にあるとはいえ、依然、困難な状況は続く。そもそも経済的に困窮している農村部の人々にとって、このパンデミックが致命的な事態を招いていることは、想像に難くない。

    ミューズ・クリエイションでは、これまで坂田自身が訪問経験のある団体を寄付先として紹介してきた。今後も継続するつもりであるが、今回は、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」が、日本のNPOによる組合ということで、ここにご紹介する次第。もちろん、AOACの商品購入も支援にもつながる。

    なお、この記事については、現在アラハバードにてAOACの商品販売なども担当されている松田氏を通して、掲載の許可を得ている。

    今回、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」のサイトを拝見し、個人的にもその活動内容に、強い興味を持った。いつかアラハバードにも飛びたいと、切に思う。

    ※ロックダウンで引きこもる日々、このところ「過去のブログ」を発掘し、テーマ別にまとめている。インドにおける農業やオーガニック商品に関する記事も、近々、公開する予定だ。

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    ◉アーシャ=アジアの農民と歩む会のホームページ/ご寄付はこちらから
    ➡︎http://ashaasia.org/shien/shien1/

    ◉アーシャ=アジアの農民と歩む会の具体的な活動内容が記されたFacebook
    ➡︎https://www.facebook.com/asha.asia.page/?epa=SEARCH_BOX

    ◉アラハバード有機農業組合のホームページ/食材の購入はこちらから
    ➡︎http://ashaasia.org/aoacindia.org/aoac/

    ◉アラハバード有機農業組合のFacebook
    ➡︎https://www.facebook.com/AOACoop/

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    【AOACに関する坂田の記録/ブログ】

    ◉穀物もまた多様な国インド。米も小麦も豊かに在りて、応用されて食卓に
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/06/diversity.html

    【アラハバード産の日本米を使ったマルハン家の食卓】

    🌾米の存在感があまりにも「脇役」だが、日本米なくしては、おいしさを堪能できないおかずの数々につき。雰囲気だけでも。

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    マルハン家の食卓ブログ
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/eat/

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    💃昨年のロックダウン時には「動画作り」という名目の元、ミューズ・クリエイションのメンバーと、何かしら「踊っていた」ので、そこそこ運動になっていた。しかし、今年はそんな企画もなく、庭の散歩と軽いエクササイズをするばかりで、増量の一途を辿っている。

    そんな最中、Clubhouseで知ったオンラインのダンスクラスBOLLYQUE。このところ週に1、2回、参加している。楽しい。

    踊っているときには、あまり疲労感を覚えない。それはインドのソーシャルライフで、なにかしらパーティ時に踊っているからだなと。

    アルコール混じりで踊りまくり(身体に悪い)、あれこれ食べては踊りまくり(身体に悪い)、インドの社交は実に体力勝負だと、改めて思う。

    踊ってました感をアピールすべく、ちょっと動画を撮ってみたが、とっさに出た覚えている動きが「ボクササイズ」なのはどうしたことか。いや、なんか違うな。……ボクササイズもやろうかな。

    BOLLYQUEに関心のある方は、ぜひこちらのサイトをご覧あれ。

    ◉BOLLYQUE/音とリズムを楽しみながら、身体を動かすボリウッドフィットネス
    ➡︎https://www.bollyque.com/

    引きこもりライフで「インドはステキなものであふれている」略して「インステ」の情報シェアが滞っているので、エクササイズ・ファッションを紹介することにした。どれもお気に入りのブランド。

    竹の繊維で作られたLAVOSの商品。レギンスもカラフルなのがたくさんある。下着も非常によい。POSTFOLDは、SUPIMA (スーピマ・コットン)の衣類が最高。メンズもおしゃれなカジュアルウェアがたくさんある。今、サイトを見たらセール中。本当、肌触りがよくて着心地抜群よ。

    LAVOS
    ➡︎https://www.lavosperformance.com/

    女性の下着、ほんとこれお勧め。サイズ大きめを選んだ方がいいかも。月経用、マタニティ用の下着も充実。リーズナブルだから後悔がない。
    https://www.lavosperformance.com/collections/womens-underwear-hipster/products/lavos-womens-hipster-panty-pack-of-3-burgundyred-carbon-freshpink

    ◉POSTFOLD
    ➡︎https://postfold.com/

    SUPIMAものは、メンズの方が充実している。男子諸君、ご覧あれ。
    ➡︎https://postfold.com/collections/men-supima-shop

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    🌱昨夜の食卓。Gourmet Gardenの「小松菜」。そう、Komatsuna。生姜焼き的味付けにした豚バラ肉と共にごま油で炒める。そして、米よりもむしろ多いほどのグリーンピーと共に、「ピースご飯」を作る。このグリーンピーも、Gourmet Gardenのもの。炊いて混ぜれば、豆の存在感は弱まる。

    味噌汁をマグカップに入れる適当が許される食卓でよかった。昨日は夫が長年苦戦していたディールがようやくクローズしたので、祝杯。いや、ほとんど毎日祝杯だが🥂

    🌱グリーンピースを見ていたら、ふと幼児期の記憶が蘇った。妹が生まれる前後、わたしはしばしば、父方の祖父母の家に預けられた。父が運転する三輪トラックの助手席に乗せられ、福岡市から、福岡県京都郡苅田町まで。小さなわたしに助手席は広く、不安定だった。シートは太陽の光を吸って、熱かった。

    「お姉さんになるんだから」「しっかりしなければ」と、強がってはいたけれど、父がわたしを置いて、トラックで去っていくのを見るときには、涙をこらえた。遠くのシェル石油の看板が、かすかに潤んだ。

    祖母は、そんなわたしにとてもやさしかった。畳の上に敷かれた布団。眠るわたしの傍らに座り、時に横たわり、子守唄を歌いながら、団扇で仰いでくれた。夏だったということは、3歳になる直前か。

    🌱幼児期はまだ、前世の記憶が残っているというのは、確かだと思う。あのころのわたしは人生経験がほとんどなかったにも関わらず「懐かしさ」や「郷愁」が心にあって、「帰る場所」を探していた。

    たまたまわたしは記憶力がいいので、その心情をはっきりと覚えているが、きっとほとんどの人間が、そうなんだと思う。

    🌱ある夕暮れ時。わたしは祖母と一緒に、グリーンピースの皮を剥いていた。多分、その小さな手でゆっくりと。……とある瞬間に、途轍もない悲しみが込み上げてきた。堰を切ったように涙が出てきた。大声をあげて泣いた。

    泣いても泣いても、涙が止まらなかった。台所のガラス窓や、棚に並んだ鍋が、涙で歪んで見えた。祖母は驚いてわたしをなだめる。大声を聞きつけた隣家の伯母が、まだ小さな従兄弟のKくんを連れて来た。

    「ミホさん、どうしたとね?! Kくんもびっくりしよるよ」

    伯母さんに抱かれ、きょとんとした表情でわたしを見つめるKくん……。

    翌日、祖母は近所の雑貨店のおもちゃ売り場のようなところへ、わたしを連れて行ってくれた。何か欲しいものを買ってくれるという。わたしは理不尽に泣いたことを申し訳なく思っていた。しかし、そのことをうまく伝えられる術もなく。ごめんなさいと謝ったかどうかは、覚えていない。

    目に止まったのは、小さな小さな電気スタンドだった。ピンク色のランプシェードがかかった、高さが15センチほどの、本当に小さな豆電球のスタンド。その傍らに、ふさふさと白い毛のスピッツの、小さな小さなぬいぐるみがついていた。当時の日本、キャンキャンと鳴く、あのスピッツを飼うのが流行っていたのだ。

    それを、祖母に買ってもらったのだった。

    🌱ピースご飯を食べながら、そんな半世紀以上も前のことを、思い出す。子どもは、わかっている。結構、わかっている。

    多くの人は、ただ忘れているだけ。わたしたちは、この世に生を受けてまもないころから、いろいろなことが、わかっていたのだ。きっと。

    * * *

    😲今、まさかないよなと思いつつ「スピッツ」「電気スタンド」で検索したら……出てきた! これよこれ! 昭和もののオークションサイトに同じようなものがあった!! この写真とほぼ同じ。ピンク色のランプシェードだった。この温度計にも見覚えがある。ああ、今思い切り、時空が飛んだ。

    おばあちゃん、あのときは無駄に泣いてごめん。

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    🙀肌のトラブルに悩まされた30代前半、ニューヨーク在住時代

    20代までを日本で、30代を米国で過ごしたわたしは、自分のことを「敏感肌」だと思っていた。しかし、40歳を過ぎてインドに移住し、シンプルなスキンケアに移行したことで、それが間違っていたことに気づいた。わたしは敏感肌というよりは、化粧品に含まれる添加物に反応していただけだということに。

    30代のころ。移住したニューヨークで出版社を起業し、印刷や広告の仕事を手掛けていたころのクライアントには、美容関係も複数、含まれていた。勧められるがまま、「試しに」と購入した高価なフランス製のコスメや、あるいは「試しに」と受けたケミカルピールで、むしろ肌を痛めた。

    フランス製の基礎化粧品を使い始めて数日で、顔じゅうに吹き出物が出た。すぐに止めればよかったが、クライアントに問い合わせたところ「好転反応です」と言われ、使用の継続を促された。1週間ほど経過しても悪化するばかり。挙句、皮膚科のお世話になり、即使用をやめるよう言われた。それから半年近く、吹き出物は治らなかった。

    米国でも自然派の基礎化粧品は売られていたが、当時は選択肢が少なく高価だった。そんなとき、当時ニューヨークで販売開始されたばかりの「AWAKE」の商品にたどりついた。日本のコーセーが米国進出を果たしたブランドだ。五番街にあるデパートメントストアのコスメティックフロアで展開、高級感のあるコンセプトで、ヴィーガン対応の商品を販売していた。

    香りも刺激もなく、物足りない気もしたが、これは肌に合った。以来、インドに移住するまで5年以上は、愛用していた。先ほど調べてみたら、ブランドは残っているものの、パッケージデザインが子どもっぽくチープなイメージになっていて驚いた。なぜこんなことに……。😅

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    😺インド移住後。アーユルヴェーダ処方の最低限スキンケアに移行

    わたしが実施するセミナーに『インドでの食生活と健康管理』というものがある。そのセミナーで語る重要ポイントのひとつは、「健やかな肌のためには、栄養のバランスがとれ、滋養のあるものを食べましょう」ということ。

    当然ながら、我々の身体は、食べたものでできている。ゆえに、添加物だらけの加工食品を日々食べていたり、睡眠不足だったり、ストレスを溜めていたりしたのでは、どんなに高価な化粧品を使っても意味がない。

    さて、最近でこそ、インドのコスメ業界でも「ヘアコンディショナー」や「化粧落とし」が普及しているが、それは2010年ごろからのトレンド。それ以前は、ファウンデーションを塗る人も少なかったし、ヘアケアは、「多彩な天然オイル」を使う人も多いので、コンディショナーの需要は低かった。

    かくいうわたしも、未だ、コンディショナーを使うことはほとんどない。ナチュラルなシャンプーで洗髪するだけ。数日に一度、軽くオイルマッサージをする。季節によっては乾燥するし、最近はロングにしているので、もう少しきちんと手入れをせねばとも思っているが、そのあたり、面倒くさがりだ。

    50歳を過ぎたころから、白髪が増え始めたが、今のところ、あまり目立たない。2年くらい前から、数カ月に一度、染めてはいるが、それも部分的に。このあたり、おすすめのヘアカラー情報も含め、動画で語っている。

    😺「植物由来の天然オイル」が豊富なインドだからこその多彩な選択肢

    わたしは、化粧落としも使わない。そもそも、カヴァー力のないマイルドなファウンデーションしか使っていないからだということもあるが、インドにはオイルが潤沢にあるからだ。入浴前にヴァージン・ココナッツ・オイルなどを顔につけてマッサージする感じで化粧を落とせばOK。我がインド友の一人、ハイデラバードのロイヤルファミリー一族の麗しきアンジュム(肖像画の女性)の言葉を聞いてからは、自信を持ってココナッツオイルを愛用している。全身、このオイルだけで潤える。

    忘れもしない、インド女子友とダライ・ラマ法王14世にお目にかかるべく、ダラムサラを訪れ、トレッキングをしていたときのこと。あれこれと話しながら、山道を歩いていた。スキンケアの話になったとき、彼女が言ったのだ。

    「みほ。わたしね、今までいろんなハーブが配合された、いろんなブランドのオイル試してみたんだけど、結局いちばんいいのは、ココナッツ・オイルだって気がする。高品質のココナッツ・オイルを使えば、それで十分。余計なものはいらない

    彼女は現在53歳。お肌は生き生きと輝き、美しい。説得力がある。

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    🤓シュウウエムラ創始者の植村秀氏に学んだ「オイル・クレンジング」の威力

    わたしは1996年4月にニューヨーク移住後、1年通う予定だった語学学校を途中でやめてしまい、その年の9月から約1年半、日系出版社に就職していた。そのころ、マンハッタンのソーホーにSHU UEMURAがオープン。創業者の植村秀氏を取材する機会を得た。彼の話で忘れられないエピソードがある。

    メイクアップアーティストだった若かりしころ、ハリウッド女優をメイクするときに、その肌の美しさに驚いた。1日に何度も化粧をするのに、肌が痛んでいない。その理由は「オイルで化粧を落としていた」からだと知って衝撃を受けた。SHU UEMURAがオイルクレンジングを販売している背景は、そこにある。

    当時、2種類のオイルが販売されていた。参考までに2本購入したわたしは、彼に尋ねた。

    「この2種類、どういう風に使い分けたらいいんでしょうか」

    すると彼は笑いながら言った。

    「二つを並べておいて、今日はこっちを使いたい! と思う方を使えばいいんですよ」

    その本能めいた答えがとても気に入って、25年経った今でも、わたしは「その日の気分」でオイルや香りを選ぶことが多い。

    ……だめだ、導入だけで、話が芋づる式で終わらない。とりあえず、以下、動画やブログのリンクを貼っておくので、インドのコスメティクスに関心のある方は、じっくりもれなく、ご覧いただければと思う。

    *坂田は過去16年間のインド生活において、ビジネスでも、インドのコスメティクスやFMCG(日用消費財)市場の調査を行っていることから、その変遷やトレンドについては、かなり詳しい方だと自負している。手元にも公開できない資料がたっぷりあるのに加え「ひとり人体実験」による16年間の経験値も生きている。なんとなくのレポートではないことを、書き添えておく。

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    💄インドの自然派コスメティクスを紹介するYoutube動画①
    坂田の雑なメイク実演/日本のMiMCのコスメ/オーガニックなハーブ使用のヘアカラー(この動画は、2020年7月に撮影し、個人のチャンネルにアップロードしたものを転載している)

    【CONTENTS】
    0:18 メイクアップアーティスト、MICHIRUさんとのインスタライブの話
    1:29 みちるっちが関わっている日本のコスメティックブランド、「MiMC」
    3:00 ファウンデーション使用前&使用後。愛用「MiMC」の商品紹介
    4:12 アイメイク……の話題に入る前に、インド女子友の「まつ毛」事情 
    5:00 インドならではのアイライン、カジャル KAJALについて
    6:15 MiMCの口紅と、インドのハーバルコスメブランドの新しい自然派な口紅
    11:30 アムステルダムのオーガニック・コットンブランド Lien & Giel
    12:18 ハンドメイドのビーズ・ペンダント(スワロフスキー)の話 
    12:36 ヘアスタイルの話と、おすすめの自然派ヘアカラー
    16:36 福岡で訪れたヘアサロンの「斎藤工」に似たスタイリストの話 

    【動画で紹介したブランドのサイト】
    ●MiMC 日本の自然派メイクアップコスメ
    ➡︎https://www.mimc.co.jp/shop
    ●Soultree インドの自然派コスメ
    ➡︎https://www.soultree.in/
    ●JustHerbs インドの自然派コスメ
    ➡︎https://www.justherbs.in/
    ●Lien&Giel アムステルダムのオーガニックコットン・ファッション
    ➡︎https://www.lienengiel.nl/
    ●Indus Valley インドのナチュラルヘアカラー
    ➡︎https://www.indus-valley.com/

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    💄インドの自然派コスメティクスを紹介するYoutube動画②
    【MICHIRU & MIHOのインスタライブ (2) 】アーユルヴェーダの処方に基づく坂田のお勧めインドの自然派コスメ&非常に雑なスキンケア情報(*この動画は、2020年5月に撮影し、個人のチャンネルにアップロードしたものを転載している)

    TOKYOで活躍するメイクアップアーティストのMICHIRUと、BANGALORE在住のライター坂田マルハン美穂のコラボレーションによるインスタライブ第2回目。

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    💄インドの自然派コスメティクスを紹介するYoutube動画③
    【MICHIRU & MIHOのインスタライブ (1) 】アーユルヴェーダのある暮らし/インドにおける健康的な日常生活のアイデア(*この動画は、2020年5月に撮影し、個人のチャンネルにアップロードしたものを転載している)

    TOKYOで活躍するメイクアップアーティストのMICHIRUと、BANGALORE在住のライター坂田マルハン美穂のコラボレーションによるインスタライブ第1回目。

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    💄インドの自然派コスメティクスを紹介するYoutube動画④
    【インドはステキなものであふれている、略してインステ 001】

    インドはステキなものであふれている〈インステ 001〉クリスタル入りの使い心地最高なナチュラルソープやマルベリー・シルクのマスクなどお気に入り商品を一挙にご紹介

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    💄インドの自然派コスメティクスを紹介するYoutube動画⑤番外編
    【肌のトラブルの原因は「銀歯」だった! 坂田おすすめの歯磨き粉情報など】

    皮膚疾患や肩こり、頭痛……。その不調、古い銀歯が原因かもしれません! 日本→米国→インド/半世紀に亘る波乱の歯科治療の経験を通して学んだ、歯を守るポイントなど。

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    😴アーカイブに眠る美容と健康関連のブログ記事をピックアップ

    💝語るブログ/音声付き 〜国際女性デーを愉しむ@高級ビューティサロン〜
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/beauty.html

    💝名画の中の、友人一家。伝説のインド画家の子孫が描く現在のインド
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/varma.html

    💝オーガニック商品もたっぷり。オリジナル福袋〈RESCUE BAG〉
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/08/rescue.html

    💝Urban Company (旧Urban Clap)のマッサージ秀逸
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/12/uc.html

    💝インドはステキなものであふれている
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/inste001.html

    💝DASTKAR Nature Bazaar/ 手工芸品に息づくマハトマ・ガンディの精神など(たくさんあるので2019年分のみ)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2019/2019/07/gandhi.html

    💝A Hundred Hands. 素晴らしき、インド手工芸のバザール(1)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2019/2019/11/100.html

    💝A Hundred Hands. 素晴らしき、インド手工芸のバザール(2)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2019/2019/11/200-2.html

    💝HIMALAYA HERBALSへ工場見学に行った時の記録(2010年11月)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/beauty/2010/11/%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E8%A6%8B%E5%AD%A6himarala-herbal-healthcare.html

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    🎁動画内で紹介している一部ブランドのホームページなど

    ●BIOTIQUE
    ➡︎https://www.biotique.com

    ●KAMA AYURVEDA
    ➡︎https://www.kamaayurveda.com/ingredient

    ●FOREST ESSENTIALS
    ➡︎https://www.forestessentialsindia.com

    ●HIMALAYA WELLNESS
    ➡︎https://himalayawellness.in

    ●JUST HERBS
    ➡︎https://www.justherbs.in

    ●DOWN TO EARTH ORGANIC FOOD
    ➡︎https://www.downtoearthorganicfood.com/

    ●FIRST WATER SOLUTIONS
    ➡︎https://www.facebook.com/fwsbodycare/
    ➡︎https://www.amazon.in/s?k=First+Water&ref=bl_dp_s_web_0

    ●KERALA AYURVEDA
    ➡︎https://www.keralaayurveda.biz

    ●SATLIVA
    ➡︎https://www.satliva.com

    ●CINNAMON SOUL
    ➡︎https://cinnamonsoul.in/

    ●OCEAN IN A DROP
    ➡︎https://oceaninadrop.blue/

    🎁動画内で紹介している商品からいくつか写真をピックアップ

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    ⬆︎ミューズ・クリエイション主催のチャリティバザールへの出店したこともあるSATLIVA。高品質のヘンプオイルほか、天然オイル配合のソープ、各種クリームなどスキンケア商品を販売。寝る前にヘンプオイルを頭に塗ると、熟睡できる。

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    ⬆︎CINNAMON SOULの洗練されたナチュラルソープ

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    ⬆︎OCEAN IN A DROPのパワーストーン入りナチュラルソープ

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    ⬆︎SOUL TREEのカジャール(アイライン)

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    ⬆︎デリーのDASTKARバザールで見つけたFIRST WATER。インスタライブで力説している商品、お勧め

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    ⬆︎自然派ではないけれど、こういうラグジュリアスなビューティーサロンもありますよ。これは国際女性デーのイヴェントでの一コマ

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    ⬆︎みちるっちとのインスタライブの時に着ていたパールシー刺繍のサリー

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    ⬆︎FOREST ESSENTIALSが昨年より販売開始したメイクアップ・コスメ。選択肢は少ないが、リキッドファウンデーション、口紅、どちらも気に入った。透明のマスカラは、ほぼ意味がない気もするが、気分がやや「あがる」気がするので、使っている。

    ……情報がエンドレスになってきたので、今回はこのくらいにしておく。

    *ちなみに坂田が実施しているセミナー(有料)の資料は、さらに充実している。実践的な商品情報なども満載だ。いまや宝の持ち腐れ状態につき、いずれ、何らかの形でオンラインセミナーなどを実施したい。

    【おまけ】2015年、フリーペーパーの『シバンス』に連載していた記事をシェア。すでにパッケージなどが変わっているものもあるし、これ以外にもお勧めの商品がたくさんあるが、これもそこそこ参考になるのでシェアしておく。洗濯用洗剤や食器洗い、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなども、今はエコロジカルでナチュラルな商品が本当に増えている。そのあたりも別の機会に紹介したい。

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