インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    2013年以来、ジャパン・ハッバでは毎年、ブースで出店&デモンストレーション、舞台で歌って踊ってきたミューズ・クリエイション。年々、数千人規模で来訪者を増やしてきたジャパン・ハッバだが、今年はオンラインで開催された。

    ミューズ・クリエイションは、昨年開催した「ミューズ・チャリティフェスト2020」の際に集めた複数の動画を編集して、規定の10分以内にまとめた動画で出演。

    ロックダウンで引きこもりの日々、歌って踊ってが、どれほど気分転換になったことか。見返すに、しみじみと、音楽の大切さを実感する。

    【PROGRAM & LINKS TO FULL MOVIES】

    0:00​ 🌸Memories of Japan Habba ジャパン・ハッバの思い出(2013~2020)

    1:02​ 🌸HANDS CLAP/ DANCE by MUSE FAMILIES 

    2:45​ 🌸MEGITSUNE/ DANCE & SONG by MUSE METAL

     
    4:31​ 🌸JAI HO!/ DANCE by MUSE FAMILIES 

    5:42​ 🌸WASTED NIGHTS/ NO BORDERS (Rock Band) 

    6:07​ 🌸SOUTHPAW/ DANCE by MUSE DANCERS

    6:57​ 🌸SHEELA KI JAWANI/ DANCE by MUSE DANCERS

    8:47​ 🌸KABUTOMUSHI/ VIOLIN & SONG by SAREES

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    空港にほど近い新居の、遅々として進んでいる建築現場を偵察に行く。

    願わくば、8月。我々夫婦の結婚20周年と誕生日(どちらも8月)と、ハウスウォーミングパーティを、一気に開催すべく準備ができればと思う。3月からは、キッチンのデザイン、家具調度品の調達を始めることになるだろう。

    家探しをしていた2013年に知ったTotal Environmentという開発会社。あれこれ見た物件の中で、唯一「この開発会社が手がける家に住みたい」と思えた。無論、我々の住まいとなるヴィラ、「After the Rain」は、当時はまだ更地。起工以前にもかかわらず、設計図を見て、物件の購入を決めたのだった。

    同社が創業初期に竣工した、ホワイトフィールドにある「Windmills of Your Mind」を購入したファミリーフレンドからは「物件は良質。しかし納期は絶対に、ダイナミックに遅れる」ということを、聞かされていた。

    ゆえに覚悟はしていた。そして、ついには昨年半ばに完成予定だった。しかし、COVID-19世界に突入。諸々が中断した。しかし、このタイミングで中断したことは、結果的にはよかったと思える。長期滞在をしてもらおうと思っていた義父ロメイシュが、一度も訪れることなく、1年前に他界したことを除いては。

    ロックダウンで引きこもりの生活を送るなか、わたし自身の、「家」に対する考え方に、大きな変化があった。COVID-19以前と以降では、内装の嗜好も変化した。

    もっといえば2019年、夫と共に日本を旅し、瀬戸内海に浮かぶ直島の、安藤忠雄が手掛けた「ベネッセハウス」に3泊滞在したことは、わたしの感性に大きな影響を与えた。

    かつては苦手だと思っていた、あの一見冷たいと思われる建築物。その中に温もりと心地よさを感じた。

    昔から好きだったフランク・ロイド・ライト。そして安藤忠雄。彼らのコンセプトをベースに、あとは自分の好きな要素をちりばめながら、極力シンプルに。レンガと石、緑と水、風と光が似合う家にできればと思う。

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    実は一昨日、夫がTotal EnvironmentのCEOであるカマルと打ち合わせがあるというので、わたしも同席した。

    久しぶりのオベロイホテル。過去十数年の間に、外資系のホテルは次々に誕生したが、タージやオベロイ、ITCなど、インドの昔ながらのラグジュリアス・ホテルは、ロビーに足を踏み入れた瞬間から、ほっとする。落ち着く。

    カマルとは、「打ち合わせ以外」の話が、楽しかった。彼が通っていたIITカラグプールは非常に大きな図書館を擁していたこと。そこで、教授が書庫に鍵をかけてまで、大切に取り扱っていた本があったこと。それは建築の専門誌ARCHITECTUAL RECORDの1908年3月号で、フランク・ロイド・ライトの特集だったこと。そしてその書籍が、彼に大きな影響を与えたことなど……。

    Total Environmentの物件を見たときに予想はしていたが、カマルの敬愛する建築家3人のうちの一人はフランク・ロイド・ライト、次に安藤忠雄、そしてもう一人、ドイツ人の建築家(名前を失念)だという。好きな建築家が共通しているから、彼の物件を好きになるのは、当然のことだろう。

    彼はまた、食と音楽をも重視しており、ホワイトフィールドの「Windmills of Your Mind」にはすてきなブリュワリーを併設、ミュージックライブもしばしば行われている。

    かつて、フランク・ロイド・ライトが手がけた帝国ホテルに関する逸話でも盛り上がり、楽しいひとときであった。

    Kamal Sagar
    https://en.wikipedia.org/wiki/Kamal_Sagar

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    昨日は物件を見た後、ITCウィンザーに立ち寄り、カフェでランチ。チキンバーガーなどを食してお腹いっぱい。

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    帰りにRAINTREEに立ち寄り、夫はANOKHIでシャツを買うなど、久しぶりに二人でショッピング。

    思えば彼が衣類の買い物をするのは、年に一度のニューヨークが大半。インドで買い物をすることはほとんどなく、久しぶりに「懐かしい」経験だった。

    英国統治時代の平家一戸建てのバンガローを改築したRAINTREE。実はこういう建築物も大好き。昔ながらの、個性が滲む空間は、時空を超えて、日常が夢想。空も緑も、風も花も愛おしく映る。

    ともあれ、我々の終の住処となる家につき。人間にとっても、猫らにとっても、居心地のいい空間を育もう。

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    昨日、2度目のDASTKARへ。新居に飾る絵画は、部屋ごとにテーマを決めようとは思いつつも、主にはインドのアーティストで統一しようと思っている。アートギャラリーを訪れるのもいいが、できればアーティストから直接購入したい……というわけで、初回の訪問時、蓮の葉の絵が気になっていたヴェンダーへ直行。

    ラジャスターンの伝統的な民俗絵画、パド・ペインティングのアーティスト、プラカシュ・ジョシの作品。前回はインスタライブ をやりながら、だったこともあり、じっくりと話をしないままだったが、聞けばUNESCO賞やインド大統領賞をはじめ、数々の受賞経験があるという。

    初日はヴィヴィッドな現代風にアレンジされたギャラリーアートに目が留まったが、しかしこの日は、神話をモチーフにした、昔ながらの絵画が気になった。「石の粉」や「金」を使っての、色鮮やかな作品。しかし、少し色味を抑えた2つの作品に惹かれた。

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    一つは、ラーマーヤナの物語。

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    もう一つは、ヴィシュヌ神の10回の輪廻。

    サリーも、絵画も、一点ものは、一期一会。さほど目移りすることなく、4枚を購入した。

    1. Ramayan
    2. Ten incarnations of lord vishnu (Figure in Peepal leaf)
    3. Lotus leaf pond (green leaf and krishna radha)
    4. Tree of life (Red tree and cows)

    夫の名前、Arvindは、サンスクリット語で「蓮の花」を意味するし、わたしは神話『ラーマヤナ』が好きだし、インド 菩提樹の葉も、生命の木のモチーフも好きだしで、見ているだけで楽しい。
    まるで紙芝居のように、絵を眺めながら物語ができる。額装したら、絵の魅力がいっそう、際立つことだろう。

    帰宅して広げたところ、夫も気に入った模様。ある程度、家が出来上がった段階で、他の絵画なども検討するつもりでいるのだが、夫曰く、

    「猫の絵はないのか、聞いてみて。猫の絵が欲しい」😸

    ……猫っすか。

    エジプト神話ならまだしも、インド神話に、猫は出てこないはず。モダン路線のモチーフで、特注すべきか。引き受けてくれるだろうか。

    ともあれ、ここでは大判を紹介しているが、小さめで手頃な、すてきな絵画もたくさんあった。

    DASTKARは今週末まで。しつこいようだが、バンガロールにいらっしゃる方は、ぜひ足を運ばれることをお勧めする。

    *実は改めて、動画を撮影したのだが、今日は編集する根性がないので、前回のインスタライヴの動画を参考にしていただければと思う。

    https://www.facebook.com/phadchitrakari/
    http://www.phadchitrakari.com/

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    思えば今年は結婚20周年。インド生活15周年。一人暮らしのときには、比較的「雑」だった食生活は、結婚をして、ニューヨークからワシントンD.C.に移ったころから、徐々に改善された。インドに移住してからは、アーユルヴェーダの理念その他も相まって、食の重要性を身を以て感じるライフ。

    さほど厳格に健康食を追求しているわけではないが、極力、加工食品を減らし、地産地消を心がけている。とはいえ、ロックダウンの歳月は、昼夜の調理が面倒で、ときどき出前を頼んできた。

    この1年間で、インドのデリヴァリー事情は劇的に向上し、あらゆるレストランが対応している。おすすめの店舗も多々ある。このごろは、食の記録がおざなりだが、過去1週間のうちに撮った写真から、何枚かを紹介したい。

    ちなみに最近は更新が滞っているが、『マルハン家の食卓』ブログは、情報満載だ。参考までに。

    ①おなじみGourmet Gardenの野菜と、Krumb Kraftのパン。

    大量にまとめて買ったので、一気には食べられず、このサラダは配達されて翌々日の野菜。しかしながら、まだ瑞々しさを保っている。お気に入りは、農場見学の動画でも紹介しているスプーンレタスなど。カラフルなパプリカは、甘みがあって果物のようで、本当においしい。発芽豆やアヴォカドを添え、先日浸けたばかりの庭で収穫した粒胡椒を散らす。

    市販のドレッシングを使わず、良質のオリーヴオイルやバルサミコ酢、レモン汁、ヒマラヤの岩塩などを散らばすだけで、十分においしい。サラダをオリエンタルに味つけたいときは、ごま油や醤油、酒などをふりかけるだけで、それっぽくなる。

    https://gourmetgarden.in/
    https://krumbkraft.in/

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    ②最近のお気に入り THE PERMIT ROOM

    すてきな店がオープンしたと聞いていたが、行く機会がないまま。モダンにアレンジされたインド料理が、あれこれ、美味。この店には近々、足を運びたい。
    http://www.thepermitroom.in/

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    ③④ル・クルーゼのタジン鍋

    昨年、ディワリセールで購入したタジン鍋が、あまりにも便利かつおいしく調理できるので、頻用している。上部は陶器なので取り扱いに注意が必要だが、下部はメタルなので丈夫。最も、急激な温度差は避けるべし。鍋物、蒸し焼き、その他、これまでオーヴンを使っていたものも、この鍋でできるようになった。この和風煮込み料理はパッとしないが、参考までに。

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    ⑤⑥グラノラは、自家製に限る!

    以前、オーヴンで作るグラノラを紹介したが、フライパンで地道に煎れば十分おいしくできることがわかったので、最近はフライパンを使用。オーガニックのオーツを好みのドライフルーツと共に炒るだけ。強いて言えば、レーズンは後半に入れた方がいいというくらい。以前は小さく切ったりしていたが、面倒なので、ザザッと入れる。食べるときに、自分で噛めばよい。最後にジャガリ(天然の糖)で味付けをする。シナモンやら、ココナツのパウダー、ココアなど、好みのフレイヴァーをなどを加えてもおいしい。

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    ⑦⑧出前もおいしいBURMA BURMA
    ヴェジタリアンの店ながら、ヴァラエティ豊かにおいしいビルマ料理が楽しめる店@インディラナガール。ただし、一部メニューにMSG(化学調味料)が使われているので、気になる人は注文の際にMSGを使っていない料理を選ぶことをお勧めする。
    https://burmaburma.in/

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    ⑨⑩焼いてもおいしかったクッキングバナナ
    先日紹介した、ケララの調理用バナナ。今回、スライスしてバターで焼き、シナモンを振りかけてみた。おいしい。非常においしい。傍の鍋では、イチゴの残りを軽く煮詰めている。いい香りに包まれる朝のキッチン。幸せ。

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    つい数日前、105歳の女性が新型コロナウイルス感染から回復したとのニュースを目にした。彼女の健康の秘訣として「日々の祈り」、「ジャンクフードを避ける」そして「ジンに9日間漬けたレーズンを毎朝9粒食べ続ける」というのがあった。

    ジンに9日間浸けたレーズンを毎朝9粒。

    気になる。気になりすぎる。

    調べてびっくり。ジンはそもそも「薬」だったということは知っていたが、それにレーズンをつけると、なにかしらの化学反応が起こるのか、「関節炎」などにいいらしい。

    実は、今年に入って、学生時代に痛めた膝の不調が再燃していた。年齢的なことも影響している模様につき、アーユルヴェーダの診療所で処方された薬を飲み、薬を塗布している。

    強く痛むわけではないのだが、階段の上り下りの際にやや痛みがあり、膝をきちんと曲げられない状態。まだ完治とまではいかない。

    そこにきて、この話題。

    アーユルヴェーダの苦い生薬を飲むよりも、こっちの方に、そそられる。

    あれこれと記事をあたってみるに「ゴールデンレーズンをジンにひたひたに浸し、2週間ほど浸けたものを、1日2回、大さじ1杯程度を食べるとよい」ということが書いてある。

    そんな次第で、早速、夫が買ってきていた日本のジン「六」で試してみたが、思いの外、大量に消費した。もったいないことをした気がする。

    次回はインド産のジンを使おうと、早速、外出の帰路、酒屋へ赴く。バンガロール産ウイスキー蒸溜所AMRUTのジン もあったが、ラベルが気に入って、このジン「STRANGER&SONS GIN」を選んだ。単純な「ジャケ買い」である。

    先ほど、日印2種類を飲み比べてみたところ、どちらもそれぞれに、おいしい。しかし、全然味が違う。

    それもそのはず、今更調べて初めて知ったのだが、ジンとは、なんだかんだとスパイスやハーブを漬け込んだ蒸留酒、だったのね。

    おもしろいではないか!

    基本となるのはジュニパーベリー。ジュニパーベリーさえ入っていれば、あとは好きなスパイスを投入するだけらしい。なんとインド向きなハードリカーだろう。

    「クラフトジン」の定義がよくわからず調べたところ、サントリーの「お客様センター」のサイトが、教えてくれた。

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    「クラフトジン」に明確な定義はありませんが、サントリーにおいては「クラフトジン」とは主に、作り手により、原料・製法・産地などに強いこだわりをもってつくられるジンのことです。
    **********
    明確な定義はない模様。

    ちなみに「六」は、日本ならではの6つのボタニカル(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)が含まれているとのこと。なるほど上品なわけだ。

    一方のSTRANGER&SONZ GINは、ゴアからケララに至るコンカン&マラバー海岸あたりで収穫される黒胡椒やナツメグ、メース、コリアンダー、リコリスなどが含まれているらしい。

    これはこれで、南西インド感がたっぷりで面白い! インド土産にもよさそうだ。

    それはそうと、俄然、自分でも作ってみたくなったので、ジュニパーベリーを先ほどAmazon.inで注文した。

    自家製クラフトジン。最初は何をブレンドしてみよう……。COVID-19対策でAYUSH省おすすめのレメディー、「シナモン、ショウガ、黒胡椒、トゥルシの葉」を入れて、「ANTI-COVID GIN」を作ろうかしらん。

    シナモン、クローヴ、カルダモン、ミント、ヴァニラ、粒胡椒……。漬けてみたいものはいろいろある。

    なにしろ、「身体によい」のである。小瓶に小分けして、庭のハーブや胡椒を使って、あれこれ作るのもいいかもしれない。積極的に研究したいものだ。

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    😻もう、15年以上も暮らしているというのに。毎日毎日、あたらしいもの、おもしろいものが、次々に。尽きないインドの暮らし。

    不易流行。古き伝統と新しい息吹。そのテーマに絞り込んでもなお、いや絞り込んでよりいっそう、「インドはステキなものであふれている」。

    インド世界は日々、渦巻き。新しい世代の新鮮な無数のアイデアは、攪拌されて泡となり、浮かんで弾けて溶け込んで、わたしのもとへと流れ込む。

    あれもこれもと、紹介したいものがあふれる中で、伝えたいものや事象は蓄積される。この魅惑的なものたちも、使い始める前に紹介したいと、昨日写真を撮った。

    近々、いくつかの心惹かれるインドものを、まとめて動画で紹介しようと思う。そのときに、この商品についても言及したい。

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    朝、目覚めたら、キッチンで湯をわかす。マグカップに、はちみつ、スーパーフードな無敵のパウダー(ターメリック、モリンガ、スピルリナ、青麦、アムラなどのブレンド)をいれる。

    その日の気分に応じて、生姜の摺り下ろし、庭で摘んだばかりのトゥルシ、庭で取れた胡椒粒、シナモンスティックなどを加える。湯を注いで飲む。

    それから庭で軽くストレッチをし、短い石畳を往復しながら、2000〜3000歩、歩く。

    いつもは雑念想念脳裏に渦巻かせて歩く。この頃は、たまにクラブハウスを聴きながら、歩く。今度は、自分が、心に過ぎるさまざまを語りながら歩くのもいいかもしれないとも思う。

    以前は日々、にんじんやザクロ、スイートライム(ムサンビ)などの新鮮なコールドプレスジュースを毎日作っていたが、最近では、自分で咀嚼するのが一番だと悟り、ジュースは控えてフルーツにしている。

    ほどよく熟した甘いパイナップル、ザクロ、スイートライム、そして今日は、ご近所ネットワークで教えてもらったイチゴ農家から購入したイチゴ。

    インドのイチゴは日本のそれに比べると甘みが少ないので、普段は軽く天然の砂糖をまぶしたり、それを軽く煮詰めたりして、ヨーグルトにかけたり、焼き菓子のトッピングに使う。

    今日はパイナップルの甘味と調和するだろうと、そのまま載せる。

    そして庭のミントの葉を摘んでデコレーション。かわいい。

    今朝のニュースを読みながら、そのフルーツボウルを、なんとはなしに、食べていた。

    ……と、ミントを齧った瞬間に、はっと我に返った。

    庭の土の匂い、そして庭の情景が、瞬時、脳裏に広がったのだ。

    びっくりした。

    今、目の前から見える庭とは異なる角度からの、「ミント視線」の庭!

    今まで経験したことのない感覚で、驚いた。植物にも、土の記憶が刻まれるのか。無論、すべてはわたしの脳内での夢想には違いないのだが……。

    ともあれ、土に近く、生命力に溢れた植物を「いただく」ことが、どれほど人間の身体にとって大切かということを改めて感じた瞬間だった。

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    夫の友人、マノージが手掛けるビジネスのひとつ、ARAKUコーヒーについては、昨年から何度か紹介してきた。『ミューズ・チャリティフェスト2020』のために、マノージが撮り下ろしてくれた動画をご覧になった方もいるだろう。

    南インドのアンドラ・プラデーシュ州、ヴィシャカパトナムにほど近い「アラク・ヴァレー」という風光明媚な場所にて、コーヒー農家を支援しつつ、極めて良質なコーヒーを生産している。

    COVID-19禍で延期になっていたが、遂には来月下旬、カフェがオープンの運びになったとのことで、昨夜、身近な人たちが10名ほど招かれた。コーヒーの試飲や、洗練された食事やペイストリーの試食を楽しみつつ、関係者と親睦を深めたのだった。

    良質のコーヒーの生産、農家支援、職業訓練、雇用機会の提供、環境保護、オーガニックの食材、国産品によるインテリア、グローバル・スタンダードの品質管理、トップクラスのマネジメント……。

    一方で、日本を含むコーヒー器具類をも販売するなど、そのディスプレイも上品かつ心地よく。一隅にはライブラリーもあるなど、共感と感嘆で、あれこれ紹介したいところだが……。来月のオープンまでは写真を公開できないので、今日のところは軽めに言及。

    ARAKUコーヒーは、パリのマレ地区に、すでカフェをオープンしているが、インドではこの店が1号店となる。

    夫とマノージとは、グローバル組織であるアスペン・インスティテュートを通して出会った。マノージは、夫が属していたグループのモデレーターだったこともあり、夫は彼の人柄や生き様はもちろん、バイタリティ溢れる行動力に、強い敬意を抱いている。

    ARAKUは、そのビジネスモデルそのものが特筆すべきで、Social Enterprise(社会問題解決を目的として収益事業に取り組む事業体)としても知られており、インドのメディアでもしばしば取り上げられている。

    なお、ボードメンバーには、インフォシスのセナパティ・ゴパラクリシュナンやマヒンドラグループのアナンド・マヒンドラらも名を連ねる。

    ビジネスモデルに関心のある方には、ぜひ下記サイトのEXPLOREの項目を見てほしい。もちろん、コーヒーの味も試してほしい。個人的にはMICRO CLIMATEが好きだが、いろいろ試されることをお勧めする。
    https://www.arakucoffee.in/

    開店の暁には、動画撮影にも挑戦して、店舗を紹介したい。今日のところは4枚の写真を。

    1枚目。もうこれだけで胸がいっぱいのひととき。スタッフの女性に誘われ、店舗奥の、ライブラリーにて。タイプライターを前に、一人の男性が座っている。なんというのだろう、彼のような人を。

    人の言葉から、詩を紡ぐ人。

    「あなたの人生で大切なことと、そのエピソードを話してください」と尋ねられたので、

    コーヒーのソフトクリームを試食しながら、

    「旅」

    と答えた。

    20歳のときに初めてロサンゼルス空港に降り立った時に人生が変わったこと、その後ニューヨークに渡って夫と出会ったこと。これまで無数の土地を旅してきたけれど、インドにたどりついたこと。そして今もまだ、毎日が旅の途中なのだということを、話した。

    そうしたら、彼は丁寧に、ポストカードをタイプライターに挟み込んで、パチパチと一文字ずつを、打ち始めた。

    そして、この詩をくれたのだった。

    ソフトクリームを食べながら、思わず泣きそうになった。なんだかもう、いろいろなことが、ツボすぎて、たまらない。

    類は友を呼ぶ、というのは当然のことでもある。ここ数年は、その傾向が加速している。

    夫は早速、YPOの友人らや、先日農場見学をして親しくなったGourmet GardenのCEOとつなぎ、わたしもまた、いくつかの関係者を紹介し会う。

    そして毎度おなじみ漢字短冊とミューズ・クリエイションのオリジナルTシャツをお土産に渡したら、ことのほか喜ばれた。なんでもマノージのお嬢さんが、今、日本語を勉強中だとのこと。ARAKUコーヒー自体が日本と深い関わりを持っていることもあり、ご縁は繋がる。

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    我が家のCANDYも、告知に貢献😸

    ☕️ARAKU COFFEE/ 高品質オーガニックコーヒーを生産するソーシャルアントレプレナー。アラク・コーヒー創業者マノージが語る日本との関わり/撮り下ろし

    ☕️南インドのコーヒー文化/伝統的なサウスインディアン・コーヒーとその楽しみ方/良質なコーヒーの新潮流/インドで購入できるコーヒー豆や、おすすめのカフェなど

    ☕️通販を賑わせるおしゃれな手工芸&天然素材のマスク/農家支援のワールドクラス高品質コーヒー ARAKU COFFEE

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    インド人のライフにとって、最も重要視される事柄の一つに「ソーシャル・ライフ」(社交)がある。

    これらの写真は、先日、友人宅で開かれた、夫の友人の50歳の誕生日パーティの様子だ。今年に入って社交が復活し、わたしたちも外出が増えている。

    1996年の七夕に夫と出会って今年で25年。以来、彼の家族や親戚、友人たちのネットワークを通して、どれほど多くの人々と出会ってきただろう。

    夫と出会ってまもない11月のサンクスギヴィング・デー(感謝祭)では、彼の親戚宅に招かれた。夫が子ども時代から慕っている伯父、ランジャンの家だ。

    ランジャン・タンダンは、当時から投資家としてすでに成功を収めており、妻のチャンドリカは、史上最年少で米マッケンジー・カンパニーのエグゼクティヴを勤めたあと、自分で事業を立ち上げていた。

    いくつもの部屋があるアッパーイーストサイドの高級アパートメントには、インド人の著名な画家M.F.フセインの大作が随所に飾られ、窓の向こうにはイースト・リヴァーと、ルーズベルト島が見えた。

    「あの島の、あの公園で、僕はチャンドリカにプロポーズしたんだ。だからこのアパートメントを買ったんだよ」とランジャンが話してくれたことを思い出す。

    一つの部屋が、プジャー・ルーム(儀礼の部屋)になっていて、ヒンドゥーの神々が祀られていた。

    サンクスギヴィング・デーとは、米国人にとって、クリスマスと並び、一年で最も大切な祝祭日。離れて暮らす家族と再会し、「サンクスギヴィング・ランチ」と呼ばれる豪勢な食事を楽しみながら過ごす。

    次々に、タンダン夫妻の家族や親戚、友人たちが訪れる中、ひときわ目を引いた女性がいた。丸顔でショートカット。快活な印象の彼女は、PepsiCoのトレーナー着ている。サンクスギヴィング・デーとは、お洒落をして皆が集うものだと聞いていたが……。

    スナック菓子やボトル水、ジュースが入った段ボールを運び込みながら、挨拶もそこそこに、テーブルに出されていたトルティーヤ・チップスを見て、彼女はチャンドリカに言った。

    「また、違うブランドのを買ってる! 言ったでしょ! トルティーヤ・チップスはFrito-LayのDoritosにしてって」

    そういうが早いが、出してあるスナックを撤収し、自分が持ってきたスナック類をテーブルに広げ始めた。

    彼女、チャンドリカの妹こそが、当時PepsiCoのCFOで、その直後、CEOとなった、インディラ・ヌーイだった。

    英語力も覚束ない31歳のわたしにとって、初めて接する「インドの社交」は、衝撃と驚きでしかなかった。インドで生まれ育ち、渡米し、異郷の地で地位と財産を築き上げ、社会に大きな影響力を持つインドの人々。つい半年前まで身を置いていた日本での日々とは、話題のスケールがかけ離れていた。

    ゲストと自己紹介をしつつ、彼らの背景に感嘆し、会話についていくのが精一杯だった。

    あの日から四半世紀。以来、どれほど尊敬すべきインドの人々に出会ってきたことだろう。彼らの生き様を知ることが、どれほどわたしに刺激を与え、成長させてくれているか。わたしにとって、その端緒が、あのサンクスギヴィング・デーだった。

    チャンドリカは、その後、「Soul Mantra」でグラミー賞の現代世界音楽部門にノミネートされた。チェンナイに生まれ育った彼女ら姉妹の話を綴るだけでも尽きない。

    なお、タンダン夫妻は2014年、NYU(ニューヨーク大学)に100万米ドル(約100億円)を寄付、学校名に「タンダン」の名が冠された。

    わたしは元来、社交的ではなかった。しかし気づいたときには、インドの社交ライフの渦に巻き込まれ、溶け込んでいた。自らミューズ・クリエイションを立ち上げ、多くの在留邦人有志と活動を続けてこられたのも、インド文化の影響を受けてのことだった。

    25年前のあの日、「わたしもがんばらねば」と奮い立った気持ちは未だ途上で模索の日々。気づけば、社会を牽引するのは、わたしよりも若い世代に移行している。それはそれで、若き人々の姿を見、話を聞くことはまた、大いなる刺激だ。

    誰の人生にも物語があり、示唆がある。特に懸命に生き、社会的に影響力のある立場に達している人には、より多くのストーリーが詰まっている。若い世代は、それを引き継ぎながら、未来を築く。

    インドで社交が重視されるのは、ただ単に賑やかなパーティが好きだから、ということではない。老若男女が関わり会うことで、人々は子ども時代から大人と語ることに慣れ、議論ができ、怜悧になる。目上の人に敬意持つ。自身の出自やコミュニティの伝統を重んじる。それは、相手の文化に敬意を持つことにもつながる。社交とは「自分のルーツ(根)」確認しながら、ネットワークを広げられる大切な行為でもあるのだ。

    無論、深夜遅くまでの飲んだり歌ったり踊ったり……は、さすがに厳しく、我々夫婦は「早めに退散」するのであるが、ともあれ「リアルに会う」ことは大切だと、引きこもりの日々を経て、改めて思う。

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  • *Clubhouseでの会話は記録に残せないとの規約があります。ここでは、坂田が言及した内容に関し、参考資料として過去の記事のリンクを貼っています。

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    😸2月22日は「にゃあにゃあにゃあ」な猫の日につき。急遽、インド猫&野良動物事情を語ることにしました。インド時間の5時から6時まで。ゴロゴロ。

    〜話題〜

    ①野良動物が多いインド

    ②基本的に、殺処分なし。一方で、狂犬病などは多い

    ③動物保護とコミュニティ。ご近所さんとのやりとり。

    ④「餌やり罰金」に大臣が動く Maneka Gandhi

    ⑤マルハン家の猫事情

    ⑥ネズミ、ハト、リス、コウモリ……半野良時代の尽きない土産物

    ⑦バンガロールの動物病院/動物保護団体情報

    【インドにおける野良動物の話題に言及した過去のブログなどのリンク】

    🐇うさぎのアリスの猫レポート

    🙀野良猫に餌を与えるのはインド国民の義務?!

    🐏『わくわく動物ランド』だもの。動物との共存感があふれるインドの日常

    CUPA: Compassion Unlimited Plus Action
    ●動物保護施設団体。クリニックの運営ほか、野良犬、野良猫の里親斡旋

    【部活終了後、関連話題のリンクを追記】

    ●インド発、世界。/坂田のホームページ

    ●旅するミューズ/坂田の過去20年の旅記録

    ●スリランカ旅の記録(2012年)

    ●海へも行かずフォート。夕暮れ南無妙法蓮華経(ハニュマーンの山と日本山妙法寺)

    ●STUDIO MUSE/坂田の動画チャンネル

    【インド発、世界】

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く① 多様性の坩堝インド/多宗教と複雑なコミュニティ/IT産業を中心とした経済成長の背景/現在に息づくガンディの理念

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く②
    「広く浅く」インドの歴史(インド・パキスタン分離独立)/インドの二大政党と特筆すべき人物/テロが起こる理由とその背景

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く③ 〜前編〜
    明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈前編〉人物から辿る日印航路と綿貿易/からゆきさん/ムンバイ日本人墓地/日本山妙法寺

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く③ 〜後編〜
    明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈後編〉第二次世界大戦での日印協調/東京裁判とパール判事/インドから贈られた象/夏目漱石

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く④
    インド国憲法の草案者、アンベードカルとインド仏教、そして日本人僧侶、佐々井秀嶺上人