インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    今年に入り、外出が増えると、引きこもっていてなお発信することが多かった習性に拍車がかかる。日常のさりげないシーンのなかにも、刺激や愉しみが尽きないインド。

    このごろは食の記録をあまり残しておらず『マルハン家の食卓』ブログも放置状態。なにしろ日々、情報が流転するバンガロールライフ。1年前の情報も、すでに古さが否めない。昨今のおすすめフード・デリヴァリー情報も含め、近々シェアしたいところだ。

    今日は、バザールで購入したケーキ、クッキング・バナナ、そして先日インディラナガールでのランチの様子などをシェアしたい。

    朝食のあと、コーヒーを飲みながらのおやつは、A HUNDRED HANDSのバザールで購入したオレンジ&カルダモンのパウンドケーキ。先月、レインツリーで開催されたバザールで購入して気に入った手作りのお菓子。かなりリッチ(濃厚)なので、少量を上品に食したいところ。

    隣に添えているのは、BigBasket.comで注文したケララ州のNendranバナナ。加熱して食べるタイプだ。ほくほくとさつま芋のような食感で、わずかに酸味がある。

    今回は蒸しているが、薄くスライスし、バターなどでソテーし、蜂蜜やジャガリ、シナモンなどをかけて食べてもおいしい。商品紹介を読んだところ(BigBasket.comのサイトは役立つ情報も併記されている)、妊婦によい、骨によい、免疫力を高める……と記述されている。

    料理の写真は、ヘルシーな料理が楽しめるお気に入りの店、SANTE SPA CUISINE。天然の食材も色鮮やかに、食欲をそそる。地味な色のマッシュルーム・ダンプリングも、非常においしい。

    その後、SANTE SPA CUISINEにほど近い、こちらも毎度おなじみのLAVONNE。何度も紹介しているが、ここは製菓学校に付属するカフェで、フランス風の焼き菓子やペイストリーが楽しめる。

    いつものクロワッサンに加え、先日初めて試したデーツ入りのデニッシュを買って帰った。どちらこ、とてもおいしかった。

    COVID-19禍で消えた店もある一方、新しい店も次々に増えているインディラナガール界隈。そもそもから栄枯盛衰著しいエリアだったこともあり、活気の方が目に付いて、新たに開拓したい場所が、車窓の向こうに次々と、流れる。

    まだまだ空を自由に飛べない日が続く。今しばらくは、バンガロール探訪を積極的にやってみよう。

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  • 現在、バンガロールでは、2つの大きな手工芸品バザールが開催されている。一つは、デリーを拠点に、インド各地の伝統工芸とその職人たちのライフを支援するDASTKARが主催するNATURE BAZAAR。もう一つは、バンガロールを拠点にDASTKARと同様のコンセプトで活動をするA HUNDRED HANDSのTHE HANDMADE COLLECTIVE。

    どちらも非営利団体で、創設者は女性たち。わたしは一昨日、昨日と、それぞれのバザールに足を運び、動画を撮影、Youtubeにアップロードした。

    モディ首相が掲げるスローガンのひとつ「MAKE IN INDIA」は、英国統治時代にマハトマ・ガンディが掲げた「スワデシ・スワラジ」から連なるもの。スワデシは「国産品愛用」を、スワラジは「自主独立」意味する。

    多様性の巨大国家インドにおいて、「伝統的な芸術や手工芸」は、農業と同様、根源的に守られるべき背景がある。

    カシミールの手工芸旅は、双方の団体に深く関わる友人のデヴィカが主催、彼女のおかげで実現したもの。我が無数の旅の経験の中でも、特筆すべきすばらしいものだった。

    インドは広く、深く、尽きない。人生が足りないと、いつも思う。関心のある人に、この国の魅力を少しでも届けられればと願う。

    ◉CLUBHOUSE/ 2021年2月21日(日)🇮🇳午後5時 🇯🇵午後8時30分より開始予定
    インド発、世界002/ インドの手工芸とその背景。カシミール旅のことなど

    ●A Hundred Hands

    An non-profit organisation that creates a world that celebrates the pleasures of handmade crafts in our homes and daily lives, and helps artists earn fairly and sustainably.

    ●BANGALORE INTERNATIONAL CENTRE

    ●A Hundred Hands. 素晴らしき、インド手工芸のバザール(1) 2019年の記録

    ●A Hundred Hands. 素晴らしき、インド手工芸のバザール(2) 2019年の記録

    ●カシミール、手工芸品を巡る旅の記録(2012年6月)

    ●自然を讃え、愛と豊穣を描く。インド伝統絵画「マドゥバニ・アート(ミティラ・アート)」の世界/画家ヴィドシニによる撮り下ろし

    ●DASTKAR BAZAAR@BANGALORE 19th~28th Feb. 2021/ インド各地から108のヴェンダーが集結。バザール初日の様子をレポート。

    ●A HUNDRED HANDSとバンガロール・インターナショナルセンターが、COVID-19禍の職人たちを支援して実現

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    Dear Friends, please go to the Bangalore International Centre in Indiranagar today! You will find fantastic handicrafts at the bazaar. Please watch the movie which I made today.

    バンガロールにお住まいの方、本日日曜日は、ぜひインディラナガールにあるバンガロール・インターナショナルセンターへ! すてきな手工芸品に出会えますよ。コメント欄に昨日訪問した際に撮影した動画のリンクを貼っています。

    インスタライヴはネットワークの不具合で途絶し、録画ができなかったので、動画を撮影してYoutubeにアップロードしています。

    創設者マラのインタヴューも収録しています。ぜひご覧ください。

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    インド移住以来、毎年のように訪れてきたDastkarのネイチャーバザール、昨年はCOVID-19の影響で開催されなかったが、今年は1年半ぶりに実施されている。

    初日の今日、来訪し、インスタライブ を実施した。1時間半ほどの動画を半分にカットしてYoutubeにアップロードしている。

    外出先でのインスタライブ は初の試みであるのに加え、インスタグラムの動画は「縦」でしか撮影できないこともあり、見づらい点があると思うが、臨場感ある雰囲気を楽しんでいただければ幸いだ。

    😻明日土曜日は、A HUNDRED HANDSのバザールの様子をインスタライブ でレポートする予定。インド時間正午、日本時間午後3時半ごろ開始します。ぜひご覧ください。

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    *安倍前首相が、原発事故をして「コントロール下にある」という嘘のもとに得られた東京オリンピック開催について、わたしは当初から賛同してない。その議論はさておき、今日は森氏の失言騒動について思うところを記す。

    亡父が生きていれば、森喜朗氏と同じ歳だ。

    「学校の先生やら、なりなさんな。女の教師にろくなもんはおらん」

    「好きな男性と結婚して、夫に尽くすのが女の幸せ」

    「ぼくは美穂みたいな女とは絶対、結婚したくない」

    中学から大学時代にかけて、父とは何かにつけて衝突してきた。その際に父が発した言葉のすさまじさに、書きながら笑ってしまう。森氏が叩かれているのを見ると、亡父の姿が見え隠れする。

    「女の話は長い」という森氏の発言は、ここまで叩かれることなのか? 後々調べてみたら、マスコミによって言葉の「切り取り」があったようだ。そのうえで、あの発言が「女性蔑視」だとされるなら、日本は女性蔑視王国ではないか。

    そもそも森氏は在任中から「失言」が多いことで知られていた。にもかかわらず彼をトップに据えた周囲の人間に責任はないのか? 

    新型コロナ禍でオリンピックの開催自体が危ぶまれるなど問題が山積する中、核心からずれた点を取り沙汰し、それが海外メディアの目に触れ、敢えて日本を厄介な状況に陥らせている。国内行事ならまだしも、オリンピックとなれば身内の恥を世界に晒しているようなものだ。

    ジェンダー論については、ここでは触れない。今日は、森氏の偉業を書き残したいが故、書いている。

    森氏は2000年、脳梗塞で倒れた小渕恵三首相を継ぐべく内閣総理大臣に就任、小渕首相の政治目標を継承した。わずか1年余りの短い在任期間ながら外交力を発揮。一方、当時から失言が多く、しばしばメディアに叩かれていた。今改めて、報道の背景を見直すに、当時からマスコミの情報操作があったことが見受けられる。なお森氏は在任中、前立腺癌を患いつつも、抗癌剤治療を受けながら職務を続けた。

    ○初の訪問先はロシア。父が眠るシベリアの日本人墓地にプーチン大統領と共に訪問 
    ○沖縄サミットの実現 
    ○現職総理として初めてアフリカ(サハラ以南)を歴訪 
    ○南アジアや太平洋の島嶼国とも積極的に外交、国連での発言力向上に貢献 
    ○当時、日本では注視する政治家がいなかったインドと積極的に外交……。

    🇮🇳2000年8月、森首相は、外務省が消極的だったにも関わらず、将来を見据えてインドを来訪。パキスタンとの繋がりも持つ。以来、今日に至る日印外交の礎を築いたのは森氏だ。インドの政治家や日本と関わる実業家で、森首相を知らない人はいないだろう。

    2001年、結婚式を挙げるため、我々夫婦が米国からデリーを訪れたときのこと。晩餐会の席で、インドにおけるワクチン研究の権威である義兄ラグヴァンの父ランジードに、初めてお会いした。ランジードもまた国際的に著名な科学者で、日本で開催された科学者会議に出席、天皇陛下(上皇)とも何度かお会いしたとの話を聞かせてくれた。ランジート伯父はまた森氏とも面識があり、日印外交に貢献した人物として高く評価、わたしと会うたびに、彼とのエピソードを話してくれる。

    わたし個人もまた、日印関係にどれほど森氏が強い影響力を持っているかを、これまで2回、目撃した。

    ◉1回目は2011年。今から10年前に東京で開催された日印グローバル・パートナーズサミットを訪れたとき。このときの記録は、ブログに残している(コメント欄参照)。森氏は日印協会会長であり、同サミットの名誉議長でもあった。彼は2000年にインドを公式訪問した際、インドの核実験で冷えていた日印関係を再構築。2011年に結ばれた日印経済連携協定の中には、10年後の今、実を結んでいるものもある。

    ◉2回目は2013年12月。天皇皇后両陛下がインドを訪問された際、チェンナイにも滞在された。その折、我々夫婦は両陛下御拝謁の茶会に参席させていただく僥倖を得た。両陛下に同行されていた森氏は集った我々に対し、笑顔で軽やかに挨拶。「縁の下の力持ち」との印象を受けた。

    日本女性の立場が弱い重大な理由は他にもたくさんある。女が女の足を引っ張るケースを含め、わたしもまた身を以って経験してきた。失言後の会見で、森氏にインタヴューする女性記者たちの質問を聞いてため息が出た。わたしなら、途中で声を荒げて「同じ話を何度も聞くな」と言うだろう。そもそも、相手への敬意はないのか。森氏の外交力や牽引力を失って困るのは、結果的に国民だ。無論、うまくいかなかった際の責任を、彼に押し付けるつもりかもしれぬが。

    事実検証をしないまま、又聞きの曖昧な文字情報を鵜呑みにし、自分の意に沿わないと一刀両断する。その人物が尽力してきた背景を慮ることもせず。相手への敬意なく偉そうに叩く自分自身はどれほどの人間か、ということを省みないことには、霧は晴れない。

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    ●2011/09/08[TOKYO] インド風味満点な東京滞在。ミッション完了!

    ●2013/07/12 天皇皇后両陛下御拝謁を巡っての、極めて個人的な記録。

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    ハリヤナやビハール、西ベンガルなど、北インドの複数の州において、今日は「バサント・パンチャミ」と呼ばれる春の到来、そしてサラスヴァティー(サラスワティ)を祝するお祭りだ。年中、温暖な南インドの州では、あまり馴染みがないが、それでも朝から、WhatsAppを通して、友人から、 “Happy Basant Panchami!”のメッセージが届いている。

    個人的に、サラスヴァティーは好きな神様で、ご縁もあることから、家にはラジャ・ラヴィ・ヴァルマが描いた麗しい絵を飾っている。2枚目の写真がそれだ。1枚面。サンダルウッドのサラスヴァティーは、わたしが移住した当初、著名な歴史学者であり、文化人類学者だった親戚のLotika Varadarajanが、偶然にも贈ってくれたものだ。

    サラスヴァティーは学問や芸術を司る、弁舌と知恵の女神で、4本の腕を持つ。1組の腕には数珠とヴェーダ(聖典)、もう1組の腕に弦楽器のヴィーナ(琵琶の起源)を持っている。MUSEとは、ギリシャ神話で9人の女神の総称だが、サラスヴァティーは一人でそれを引き受けている感じだ。

    サンスクリット語でサラスヴァティーとは「水(湖)を持つもの」の意。水と豊穣の女神でもあることから、川辺や湖畔にたたずむ姿が描かれる。白鳥あるいは孔雀が乗り物で、白い蓮華に腰掛けている姿は、いかにも優美で美しい。また、サラスヴァティーはゾロアスター教のアナーヒターと同起源でもあるそうだ。

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    3枚目の写真。インディラ・ガンディと写っているのは、夫の母方の祖父。実業家であり、政治家でもあった祖父は、鉄鋼会社、製糖会社など複数の会社を創設した。現在は、いずれも夫の従兄弟が継いでいるが、製糖会社の名前が「Saraswati Sugar Mills」。

    我が夫曰く、インドの実業家の多くは、富の女神ラクシュミを祀る人が多いが、祖父は知恵や芸術を重じていたが故、サラスワティを冠していたという。祖父の書斎には、タゴールの石膏蔵も掛けられていた。去年、義父の他界時に家の片付けをした際、撮影した。4枚目の写真がそれだ。

    印パ分離独立の直前にラホールからデリーに移った夫の祖父の人生は、あまりにも波乱とドラマに満ちており、十分、映画になるストーリーだ。祖父のことについても、いつかきちんと記録に残しておきたいと思う。
    転じて、日本とのご縁。七福神の一人である「弁財天」は、サラスヴァティーが、その起源。大黒天、毘沙門天も、ヒンドゥー教の神様が起源である。

    5枚目以降の写真は、10年前に一時帰国した際、実家の近くにある名島神社を訪れたときのもの。わたしが子どものころから、両親が毎月のように詣っていた場所だ。この名島神社に隣接する宗栄寺に、弁財天が祀られている。そもそもは、名島神社とともに祀られていたが、明治の神仏分離令(←この間の仏教セミナーで言及したばかり)により、「宗栄寺」に分けられたという。

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    弁財天の真言である「おん そらそばてい えいそわか oṃ sarasvatye svāhā」の「そらそばてい」とは、「サラスヴァティー」のことである。

    弁財天ではまた、蛇も祀られている。ゆえに巳年のわたしとしては、ここにもまた少なからず、ご縁がある。

    そして一隅にある宝篋印塔(ホウキョウイントウ)。これは、インド史上唯一、仏教を国教としていた時代の統治者、アショーカ王に縁がある。これもまたセミナーで触れたばかり。書きはじめると尽きないので割愛するが、ともあれ、歴史を遡れば、日印の繋がりの多さ、地球の丸さを思い知る。

    最後の写真は、名島の海。昭和6年(1931年)9月17日。今からちょうど90年前。リンドバーグ夫妻が世界各国親善訪問飛行の途中、かつてここにあった「名島水上飛行場」に飛来した。

    幼いころのわたしは、水平線を見るのが好きだった。太陽が照りつける水面に、トビウオが飛ぶさまを、眺めたころの懐かしき。

    うみは ひろいな 大きいな 月がのぼるし 日がしずむ
    うみはおおなみ、あおいなみ ゆれて どこまで つづくやら
    うみにおふねを うかばして いってみたいな よそのくに。

    海の向こうにある世界を想像すらできず、ただ水平線を眺めていたころ。子どものころの好奇心を満たしながら、今のわたしは異郷で生きている。しかし海を越える以前から、異郷の文化は、ひどく身近にあったのだ。

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    今年に入ってからは軒並み、リアルなイヴェントが再開しているバンガロール。昨日のヴァレンタインズ・デーは、予期せぬ展開で「ジャパン・ナイト」が実現した。事の発端は10日前の木曜夜。YPO*のフォーラム・フレンドであるデッキから電話だった。

    なんでも、今食事をしている日本料理店(AZUKI)がアットホームで料理もおいしいから、近々、YPOのイヴェントをしたい、ついては明後日土曜日、打ち合わせを兼ねてランチをしようとのことである。普段のイヴェントは、主に5つ星ホテルの高級ホテルが会場のYPO。今回は新しい試みだ。

    バンガロール支部には数百名が在籍しているが、みなグローバルにビジネスを展開する人たちだけに、日本旅行経験者は多数。行ったことがなくても、国内外で日本料理を味わったことがある人が大半だ。
    わたしの周りには、日本に対して、他国にはないエキゾチシズムと親近感を覚えている人が多い。その延長線上に、日本料理が好き、酒が好き、日本茶(抹茶/玄米茶/ほうじ茶/緑茶)が好き、日本のウイスキー(山崎/響)が好き……と、親日的な感情が連なる。

    さて、イヴェント時には、参加者に浴衣を着用してもらおうとのことだったので、サンプルを持参していた。ランチを食べつつ、もう一人の主催者トリシュタと話をしていたところ……開催日はヴァンレンタインズ・デーだという。
    ちょっと待って。1週間で準備? 20カップル40人分の浴衣を数日で仕上げるの? と、一瞬、戸惑うも、彼らの強力なネットワークならなんとかなるだろう。日本関連のイヴェントとなれば、わたしも日本人として、できるだけのことはやりたい。

    かくなる次第で、先週は「ひとりミューズ・クリエイション」を楽しんだ。

    YPOのイヴェントを仕切る担当男性がいて、彼が東奔西走しつつ、各種手配をする。WhatsAppグループで逐一情報をシェアしつつ準備を進めるのだが、これはわたしにとっても、意義深い経験であった。

    ●浴衣/月曜日、担当男性が布選び。卸売街で浴衣にふさわしいと思われる布地を選び写真を撮ってくれた中から数柄を選択。DUNZO(宅配サーヴィス)で即、我が家まで届けてもらい、実物を見た上で絞り込む。帯は男女の浴衣の布を入れ替えて使うことで効率化を図る&ヴァレンタインにふさわしい感じを演出。翌日サンプル完成。男女それぞれ、3サイズで発注。

    ●日本酒/担当男性が、マイナーながらも品揃え豊かな酒屋で、5、6種類の写真を送ってくれる。「真澄」以外は飲んだことがなかったので、ネットで検索し3種類プラス焼酎に絞り込む。

    ●ギフトセット作り(ミューズ・クリエイションとして受注)/毎度おなじみミューズ・クリエイションの書道短冊。参加者の名前と「好きな言葉」リストを送ってもらい、筆ペンで書く。インドでお茶のビジネスに取り組もうとしている友人に、デリーにあるお茶のサンプルを送ってもらって同封。お茶の簡単な説明書を添える。我が家には、図画工作用の材料は潤沢にあるので即対応可能。

    ●茶道のプレゼンテーション/先日も記したが、お茶の試飲をするに際し、15分ほど、日本の茶道に関するプレゼンの準備。日本文化の中の「侘び寂び」や「禅」といったコンセプトに関心を持つ人たちも少なくないので、茶道と仏教、禅、侘び寂び、四季、そしてわたしの座右の銘の一つ、「吾唯足知」についてを説明する資料の準備。

    ●店内のデコレーション/YPOが会場装飾のスペシャリストを手配。わたしは色を添えるために、Bluecat Paperの手漉き紙で巨大な鶴を折る。加えて、店内の葉を笹の葉に見立てて、七夕風に飾ることに。七夕は男女の恋の話につき、ヴァレンタインにふさわしいということで。

    ●各種印刷物/招待状、浴衣の着付け方、メニュー……とあらゆる印刷物があっという間に仕上げられ、わたしが筆ペンで名前を記すばかりのものが届く。驚くほど早い! ほとんどのギフトパッケージは、前日の夜までに、計20家庭に届けられた。

    ……そして昨日。会場は、わずか数時間で見違えるほど華やかにデコレーションされている。『千と千尋の神隠し』の世界だ。短時間でよく素材を集められたものだと感嘆する。

    みな、着慣れない浴衣をはだけさせながらも、楽しそう! 女性のセクシーな胸元、男性のはだけた足元、我が夫の帯の巻き方(直しても直しても崩れる)が気になって仕方ないが、これも異文化体験の面白さ。スペース上、10組ずつ二部制。お酒も料理もプレゼンも雰囲気も、遍く好評で、参加者はみな、笑顔で帰宅した。

    また別の機会に、今度は時間の余裕を持って、日本関連のイヴェントを実施させてもらいたいとの思いを強くした夜だった。……楽しかった!

    *YPO (Young President’ Organisation)/1950年ニューヨークに創設。世界142カ国に30,000人以上のメンバーを擁する卓越したグローバル・リーダーシップコミュニティ。

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    *Clubhouseでの会話は記録に残せないとの規約があります。ここでは、坂田が言及した内容に関し、参考資料として過去の記事のリンクを貼っています。

    インドにおける野良動物の話題に言及した過去のブログなど。

    🐇うさぎのアリスの猫レポート

    😸野良猫に餌を与えるのはインド国民の義務?!

    CUPA: Compassion Unlimited Plus Action
    ●動物保護施設団体。クリニックの運営ほか、野良犬、野良猫の里親斡旋

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    昨年10月に開催したミューズ・チャリティフェスト2020を機に結成されたSAREES。ミューズ・クリエイションが誕生した2012年6月からの初期メンバーだったEMIKOさんとのユニットだ。

    EMIKOさんはミューズ・クワイアでピアノ伴奏をしてくれていたが、実は、プロのヴァイオリニスト。バンガロール駐在中には機会のなかった彼女のヴァイオリンを聴けることもうれしいが、更には、自分が歌えるという「贅沢すぎるカラオケ」をさせてもらえるのは、実に幸運である。

    選曲は、メッセンジャーでやりとりしながら、話があちこちに飛びながら、お互いに好きな曲とか歌いやすい曲とかピアノ伴奏音源が見つかる曲とかを候補に上げているうちに、なんとなく決まってきた。

    ディワリやクリスマス、そしてヴァレンタインと、イヴェントに因んで公開しているが、イヴェントと曲の関連性がなさすぎるのも味わい深い。『灰色と青』とか。結構な変化球だ。しかし、これがまた、いい曲なのだ、ほんと。しかも、EMIKOさん自身の編曲によるヴァイオリンの旋律がまた、遣瀬なさを募らせてたまらない。

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    昨日の午後、サリーに着替え、気持ちを込めて熱唱していたら、上階の書斎にいた夫が

    「これからロンドンと重要なカンファレンスコールなんだ、やめてくれ!」

    と叫ぶ。

    それ、先に言えよ! と思うが、どう考えてもわたしの方が、分が悪い。サリー姿で三脚やらパソコン(音源)やらを庭に運び込むうちにも、サリーは着崩れ、髪は乱れる。

    歌い出したらCANDYが三脚をプッシュして画面を揺らす。ROCKYとJACKが喧嘩を始めて暴走する。追いかけて仲裁する。ああもう!

    どこをどう切り取っても愛が滲み出ない環境のもと、上階のご近所さんから見下ろされていないことを祈りつつ、心を込めて熱唱した。

    ちなみに音声は、MacのGarage Bandにあらかじめ録音している。イヤフォンを使って音を聞きつつ、デスクトップに向かって歌ったものと、EMIKOさんから送られてきたピアノとヴァイオリンの音源を合体させ、それに自分の映像をつけている。結構、凝ってるのだ。

    先日も書いたが、『いのちの名前』以外は、録音の時、左耳にイヤホンをして音源を聴き、右耳で自分の声を聞いて歌うので、音程が微妙に崩れる。なんか、いいヘッドフォンだかマイクだか、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。インドでも買えるといいのだが。

    SAREESはこれからも続けていければと願っている。故に録音環境をもう少し整えたいものだ。

    過去の動画もぜひ、これを機会にご覧ください。Your Songに至っては、仮装までお楽しみいただけます。

    (1)『いのちの名前』/映画「千と千尋の神隠し」より/“The Name of Life” from Spirited Away

    (2)『ユー・レイズ・ミー・アップ』You Raise Me Up/DIWALI SPECIAL 

    (3)『カブトムシ』Kabutomushi/ Beatle by Aiko /CHRISTMAS SPECIAL 1

    (4)『Your Song 僕の歌は君の歌』 by Elton John, Lady Gaga/CHRISTMAS SPECIAL 2

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    日曜日のイヴェントで、「日本のお茶」について紹介することになった。単に「緑茶」を語るのではなく、その背景にある歴史や精神世界にも触れるに越したことはない。

    なにしろ、参加メンバーの多くは日本を訪れたことがあり、日本に対する見識もある。中途半端な知識では、質問されたときに窮してしまうから、復習や予習が必要だ。

    わたしは、大学で寮生活を送っていた時「お茶菓子」目当てで、近所でお茶を学んだことがあった。しかし、中途半端に数カ月通ったきり、やめてしまった。ゆえに、点前を披露することはできないのだが、その世界観の断片を、わかりやすく伝えることはできる。

    わたしにとって、英語で茶道を紹介するときのバイブルは、この黄色い冊子だ。

    1998年、発行。

    ニューヨークでミューズ・パブリッシングを起業したばかりのころに依頼された自費出版の冊子だ。原稿は、米国で茶の湯を広め、フロリダの森上ミュージアムの茶室建設に貢献された山本温子レフコートさん。

    病に倒れられた彼女の遺稿を、形にするための仕事だった。DTP(デスクトップ・パブリッシング)黎明期。買ったばかりのパワーマックで、編集、デザイン、印刷を手掛けた。

    今、読み返して、その文章と表現の美しさに感嘆する。日本を離れたばかりの、33歳のわたしには、漠然とした「観念」でしかなかった茶の湯の世界、侘び寂び、四季を慈しむ心、人をもてなす流儀……。

    歳月と経験を重ねていま、実感と実像を伴って、その奥深さを受け止めることができる。歳を重ねるとは、こういうことなのだな……と思いつつ、あらゆる要素が凝縮され、見事にまとめられたこの一冊に感嘆する。

    すべてを説明したい衝動に駆られつつ、とりあえずは20分ほどのプレゼンテーションのために、要点だけを抜き出そうと思う。

    今年から、我が人生後半のテーマと掲げた「不易流行」。そして「侘び寂び」。いずれも松尾芭蕉によるものであり。

    日本人が著したのではなく、日本古来の精神世界や価値観、美を愛する外国人によって記された、IKIGAI, WABISABIは、もうここ何年も、欧米だけでなく、インド国内でも知られている。

    ちなみに「IKIGAI」は、わたしのインド人の友人がプレゼントしてくれたものだ。わたしが座右の銘としている言葉のひとつ「吾唯足知」も、わかりやすく説明されている。日本人が、改めて日本を知り直すことも大切なのだと、海外に出ると改めて、そう思う。

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    先日も紹介したが、我がインドの友人らの「日本観」を、動画で紹介している。こういうインドの人たちもいるのだということを、知ってもらいたい。ぜひご覧ください。

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