インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    熟した胡椒粒が、彩り豊かに美しい。庭の、ヤシの木のたもとに、小さな胡椒の苗を植えてから、多分10年は経つだろう。とてもゆっくりと成長した、そのツル科の植物が、やがて実をつけるようになって久しい。初めて収穫した時には、自分の庭で胡椒が穫れることが、ひどく特別なことに思えて、うれしかった。

    大航海時代、この国の香辛料や宝石は、欧州人の垂涎の的だった。風味を添えることにも増して、天然の防腐剤としての効果が珍重された。それがやがて、植民地化へと結びつく。胡椒が金(ゴールド)と同等の価値で扱われてた時代もあった。

    いつもなら、年末に収穫するところ、今年は、熟して赤い実が増えるのを待ってみた。今回の収穫量は少ないが、実がしっかりと、質がよい。赤く熟すると、辛味が軽減されるという。ちなみに、ホワイトペッパーは、この赤い胡椒の皮を剥いだものだ。

    そろそろいい塩梅だろうと収穫した先週末。その赤い粒を味見して驚いた。ほんのりと、果実のような甘み!

    ……が、油断していると、あとから来る辛味!

    ヒマラヤの岩塩、ピンクソルトと、オーガニックのレモン(インドのレモンはライムのよう)をたっぷり用意。胡椒をベーキングソーダで洗い、乾燥させて、選別しながら瓶に詰める。一旦、湯に通したこともあったが、黒くなってしまうので、今年はやめた。

    たっぷりの塩を振り入れ、黙々とレモンを絞って瓶に注ぐ。案の定、レモンが足りない。毎年、同じ失敗を繰り返している気がする。改めて、レモンを注文し、続きは明日。

    まさに「あらゆる料理」に応用できるこの胡椒。以前は、ご近所さんに配ったり、希望するミューズ・クリエイションのメンバーにもおすそ分けをしていたものだ。

    思えばこのヤシの木も、2007年に引っ越してきたときには、わたしの背丈ほどしかなく、わたしの「太もも」くらいの「細さ」だったのだ。自然の姿の変遷に、歳月の流れが偲ばれる。

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    近所からの、工事の槌音が届かない祝日、静かに平穏。陽光がひときわ、心地いい。

    昨日は、久しぶりに、カステラと、ショートブレッドを焼いた。カステラを泡立てているとき、電動の泡立て器が壊れた。

    過去9年間。いったいいくつのカステラを、スポンジケーキを、泡だててくれただろう。大雑把ながらも、本当に、いろいろなお菓子を作ってきたものだ。

    ミューズ・クリエイションの活動日は毎週金曜日だった。メンバーに自宅を開放し、手工芸品を作ったり、歌ったり踊ったり、してきた。2012年以来、毎週20名前後が平均だった。

    少ない時は10名前後、多い時は40名近く。あの賑わいはまた、延々と続けられる類のものではなかった。方向性を見直そうと思っていた矢先のロックダウン。いろいろなことが節目であり、潮時でもあったと切に思う。

    お菓子といえば、常に大人数分を焼いてきたから、数人分を作る気にはならず。今回は半分以上が「贈り物」。残りは夫とわたしで、味わう。

    朝食の後、淹れたてのコーヒーを飲みながらのショートブレッドやカステラは、殊の外、おいしい。写真を撮るために、2つ一緒に盛り付けていたはずだったのに、うっかりどちらも食べてしまった。

    ダイニングルームを書斎にしてからというもの、広いテーブルで作業をするのが楽しい。ノートを書くとき、コンピュータに向かうとき、本を読むとき、あちこちに移動して気分を変える。座りっぱなしはよくないので、立って書き物ができるよう、台を設置している。

    子どものころから「机」が好きだった。勉強は好きではなかったが、「机に向かう」と心が落ち着いた。だから、ホテルに泊まるときなどは、たとえ1泊でも「机の使い勝手のよさ」が、部屋の印象を左右する。テレビの画面が机を占拠しているようなところは、好きではない。

    子どもたちには、可能な限り、広い机、もしくはテーブルを与えることを勧めたい。理由はあれこれあるが、とりあえず、記しておく。

    読書コーナーを設けようと、窓辺に丸テーブルを置いた。気がつけば、JACKが丸くなってる。猫らにとってもこの気候は、極楽であるに違いない。

    さて、来週は今年最初のセミナー。テーマは『インド国憲法の草案者、アンベードカルとインド仏教、そして日本人僧侶、佐々井秀嶺上人』

    90分にまとめるべく、資料を改めて整理しなおそう。

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    今日1月26日はインド共和国記念日。1947年8月15日、長きに亘る英国統治時代を経て、インドとパキスタンは「分離独立」した。

    それから3年後の1950年1月26日、インド国憲法が発布され、今日がインド共和国記念日となった。しかし、「1月26日」という日は、すでに英国統治下にあった1930年から、すでにインドにとっては「大切な日」であった。

    今日という日、忘れてはならない人物は、インド国憲法の草案者であり、ネルー内閣の法務大臣でもあったビームラオ・アンベードカルだ。ダリット(不可触民)出自でありながら、想像を絶する努力を経て、インドの歴史を語るに不可欠な偉人となった。

    晩年、多くのダリットたちとナーグプルにて仏教に改宗。それを現在も受け継ぎ、「インド人」となりて半世紀もの間、身を賭して、迷える人々を導き、救い続ける日本人僧侶が、佐々井秀嶺上人だ。
    歴史は色濃く、現在に連なる。

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    添付の資料は坂田のセミナーのごくごく一部だ。従来行っていたセミナーを整理し、昨年はShiva Stationを通して3回(動画は合計4本)、ZOOMセミナーを実施した。それをYoutubeのチャンネルにアップロードしている。
    ちなみに来週2月3日水曜日には、「アンベードカルとインド 仏教、そして佐々井秀嶺上人」をテーマにしたセミナーを実施する(一両日中に告知される予定)。

    諸々濃いが、インドに暮らし働くに際しては、本当に知っておいた方がいい内容が満載のセミナー。動画にアップする際、1本、1時間前後に編集し直しているものの、長いと思われるだろう。

    手前味噌を重々承知で言えば、これほど多岐に亘る内容を、広く浅くとはいえ、凝縮して語り続ける日本人は、そう多くはいないはずだ。インドを知る端緒を得たい人には、何かしら役立つ情報が鏤められているに違いない。
    変化を伴いながら移ろう時代の中で、生きている限りにおいては、日々、発見の連続で、軌道修正も必要。何年、何十年暮らそうとも、学ぶことは尽きず、それがまた、面白くもある。

    極力、偏見のない視点から、異国としてのインドを見つめている。少しでも多くの人に、参考にしていただければ幸甚だ。

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く
    ① 多様性の坩堝インド/多宗教と複雑なコミュニティ/IT産業を中心とした経済成長の背景/現在に息づくガンディの理念

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く
    ② 「広く浅く」インドの歴史(インド・パキスタン分離独立)/インドの二大政党と特筆すべき人物/テロが起こる理由とその背景

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く
    ③ 〜前編〜 明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈前編〉人物から辿る日印航路と綿貿易/からゆきさん/ムンバイ日本人墓地/日本山妙法寺

    ●パラレルワールドが共在するインドを紐解く
    ③ 〜後編〜 明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈後編〉第二次世界大戦での日印協調/東京裁判とパール判事/インドから贈られた象/夏目漱石

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  • 土曜日訪れた、「オーガニック&地産地消」の食材が集まったグルメ・ダイアリーの様子を動画でまとめた。写真や言葉では伝えきれないその場の息吹、生き生きと商品を説明する人たちの様子など、つぶさに伝わると思う。

    特に、若者たちの一生懸命な姿には、明るい未来を感じずにはいられない。

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    かつて、同様のコンセプトのバザールは、「地球環境保護やサステナブルな暮らし」と真摯に向き合う「活動家」や「学者肌」の人たちが多かった。いい商品ながらも、供給が安定せず、マーケティングが手薄になっているところも多々あった。

    しかし、今は違う。

    次世代の若者らが、試行錯誤しながら「売る方法」を模索している。今や店舗がなくても、DUNZOを使えばすぐに配達できるから、「家内制」で収益を上げることも困難ではない。

    「家族や親戚との関わりを大切」にし、「自身のコミュニティ(出自)の伝統を守る」という姿勢が一般的なインドにあって、両親とは異なる道を進む人もあれば、親と共にビジネスを始める人もいる。

    1991年、市場開放以降に誕生した若い世代 (インドで「No Strings世代」と定義する人がいた。この件は後日触れたい)が、今、大人になり、この国のトレンドを目まぐるしく塗り替えている。

    こういう場で、商品を試食してもらい、告知し、草の根でもファンを獲得すれば、ここは口コミの国。顧客が周囲の人々に宣伝してくれる。

    ソーシャル・メディアをうまく活用すれば、こういう小さな場から、市場のトレンドを変えていくことも可能なのだ。先日のクラフトビール、BIRAと同様。本当においしいものを作っていれば、宣伝費をかけずに、広めることができる。ただし現在は、競合が急増中につき、切磋琢磨は必要だろう。

    あくまでもインド都市部、コスモポリタン・シティ、バンガロールの趨勢として、ご覧いただければと思う。

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    インドのCOVID-19ワクチンに関して、日本はじめ各国のメディアでも報道されている。あらゆることが流動的な中、中途半端な情報シェアは控えてきたが、先日、ワクチン研究の権威である義兄ラグヴァン・ヴァラダラジャン(アルヴィンドの姉スジャータの夫)から話を聞き、また関連動画や記事など紹介されたことから、個人的に信頼度が高いと感じるためシェアしておきたい。

    インドでは、現時点では、以下の2種類が使用を承認されている。

    ①COVISHIELDコヴィシールド
    英オックスフォード大学と英アストラゼネカが開発し、ワクチン生産世界大手の印セラム・インスティチュート・オブ・インディアが製造。

    ②COVAXINコヴァクシン
    インド企業バーラト・バイオテックがインド政府系機関と共同開発した純国産。

    ラグヴァンによると、接種するならば、すでに世間でも言われているように、②の国産は避け、①COVISHIELDコヴィシールドを接種した方がよいとのこと。

    インドはそもそも、ワクチンを大量生産できる大規模な製造ラインを持っている。ワクチン研究の開発着手も極めて早い。添付の動画は、CNN-News18によって、セラム・インスティチュート・オブ・インディアの工場内が取材された動画だ。

    取材者の的確な質問に対し、CEOやドクターなど関係者らが、ワクチンの背景について、わかりやすく説明している。(CEOのアダールがハンサムすぎるのが気になる😸)

    同社の歴史的背景も興味深い。1966年、プネに創業。当初は破傷風や毒ヘビの血清を作るところから始まった。当時、印中戦争、印パ戦争によって傷を負った兵士たちが多く、需要が高かったようだ。また、動物のワクチンも手がけていた模様。

    ここバンガロールにあるインド科学大学院(IISc)の教授で、久しくHIVやSARSワクチン開発に携わってきたラグヴァンもまた、1年前、ロックダウンに入ったころから、COVID-19向けワクチンの研究を始めている。

    セラム・インスティチュート・オブ・インディアと共同で、別の種類のワクチン開発にも携わっている旨、18:00のあたりで言及されている。

    https://en.wikipedia.org/wiki/Raghavan_Varadarajan

    ラグヴァンが研究開発中のワクチンに関する記事も参考までに。

    ●Mynvax’s “warm COVID-19 vaccine” is ready for safety tests and human clinical trials

    *添付の新聞記事は、昨年12月のもの。ワクチンに関する流言飛語に対し、ラグヴァンが回答している。

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    🙏先日、セラム・インスティチュート・オブ・インディアで火災が発生、5人の従業員が焼死したとのニュースが流れた。とても残念な出来事だ。

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    昨日は、COVID-19パンデミックに突入して以来はじめて、人々が集うバザールに足を運んだ。快晴の土曜日、会場となったRAINTREEの庭は大勢の人々が行き交う。30余りのヴェンダーは、ビジネスとプライヴェート、双方がみられた。料理を提供している飲食店もあれば、家族や友人同士で手作りの菓子などを売っているところもある。

    店の人たちと言葉を交わしながら、わたしはひどく感動した。若者たちが、まぶしいほどの笑顔で、自分たちの商品を誇らしく語り、販売している。

    ナガランド州出身の若者らは、伝統的な牛肉や豚肉のピクルス、発酵大豆や筍の水煮を売る。マンガロールにカカオの農園を持つという青年は、無添加、無香料、天然の砂糖ジャガリを使った「健康的な」チョコレートを売る。5、6年前までは、国産カカオ(ケララ界隈)のチョコレートといえば、モサモサしていたが、今や滑らかなものが普及し始めている。天然のカカオの酸味もあり、ヘルシーな味わいだ。ジャムを売る19歳の女子たちは、有機栽培の果物を、ジャガリと普通の砂糖、好みに応じた2種類を売る。

    そして目にとまったのが亀の子束子風! 

    ココナツ関連の商品を地元の職人から卸してもらい販売している青年が、なんちゃって亀の子束子を販売しているではないか!

    実は数年前の一時帰国時、「曲げわっぱ」を購入した際、亀の子束子で洗うことを勧められて購入した。かれこれ30年近くぶりに使う亀の子束子の使い勝手のよさとエコロジカルさに感銘を受け、実はいろいろ調べていた。亀の子束子のサイトを確認し、作業工程の動画も見た。原材料はパームヤシ。このあたりにごまんとある素材だ。

    ソーシャル・アントレプレナー的なコンセプトで、この亀の子束子の技術をインドに取り入れ、広く普及できないものかと思い続けており、実は折に触れて、友人らにも話していた。誰か「亀の子束子プロジェクト@インド」やりませんか? その前に、特許の問題もあるだろうから、元祖「亀の子束子」さんに相談せねばならないだろう。

    ……と書き始めればきりがない。動画撮影もしているので、のちほど編集しようと思う。

    過去15年間のインドにおけるライフスタイルの変遷は、自分自身の経験を通して、1991年市場開放以降の約30年間のについては、市場調査などの仕事を通して情報を収集し、自分なりに知見を育んできた。もちろん広大な国家ゆえ、あくまでも一例ではある。

    インドは欧米、日本を含む先進諸国とは異なる「次元」と「順序」で変化を遂げている側面がある。たとえば電話。日本は、大半の国民が、①固定電話→②留守番電話→③ポケベル→④携帯電話(ガラケー)→⑤スマートフォン……という経緯を長い時間かけて辿ってきたが、インドの場合はそこにも多様性がある。①固定電話が全世帯に行き渡る前に、一気に④⑤を手にした人も、大勢いる。

    エコロジカルやオーガニックといった概念にしても然り。日本よりも遥かに早く「原始に戻れる」土壌がある。つい数十年前まで素焼きのカップでチャイを飲むのが普通だったし、南インドでは、バナナの葉が皿として使われる伝統がある。自然に還る素材が今でも、身近にたくさんある。エコロジカルなビニルやティッシュ、トイレットペーパー、洗剤やシャンプーなどのFMCG(日用消費財)なども、草の根から瞬く間に市場に参入、オンライン(ソーシャルメディア)で顧客を確保。アマゾン・インディアを見れば一目瞭然だ。

    利便性の高いインスタントやレトルト食品が急増した時代もあったが、受け入れられないまま淘汰されたものも多い。冷凍食品が普及しないのは、コールドチェーンの不備の問題もあるが、そもそも冷凍食品は歓迎されないからだ。いつ作られたわからない添加物の多い食品や冷たい料理も歓迎されない。

    貧困層子女向けの世界最大の給食センター、アクシャヤ・パトラは、「作り立ての温かい料理」を届けるところに大きな意義を見出す。ムンバイの弁当配達人「ダッバワーラー」が、英国統治時代からずっと続いているのは「時代遅れ」だからではない。一方で、できたての料理を届けるSWIGGYなどの出前サーヴィスは、あっという間に浸透した。

    インドでは「おばあちゃんの知恵」的なライフスタイルを尊重する若者が多い。コミュニティごとの、家族ごとの、食文化を引き継ぐことにもつながる。もちろん、新しいものもどんどん取り入れながら。「不易流行」と「知恵」がこの国ライフを支える様子を目の当たりにしてきた結果、このキーワードがわたしの今後の人生のテーマになった。

    緩やかに変化を遂げる時代と、突然変化する時代とが、緩急を付けながら流れる中、このパンデミックは、間違いなく、大きな転換期だろう。FacebookやInstagramを通しても、「これはすばらしい」という商品が、常時、目に飛び込んでくる。インドは尽きない。

    *ほとんどの商品がオンラインなどで購入可能。ここで紹介しているものは、すべておいしかった。

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    今日は、スバス・チャンドラ・ボースの生誕125周年。第二次世界大戦時の日本と、極めて深い深い関わりを持つ革命家。彼を語るとき、忘れてならないのは、通称「中村屋のボース」ことラース・ビーハリー・ボースや、ナイルレストランを創業したA.M.ナイルの存在だろう。

    そしてわたしも、昨年セミナーのために情報収集するまで知らなかった「頭山満」という九州の男。頭山満、なくしては、ラビンドラナート・タゴール含め、当時、日本に縁のあったインド人たちが、手を結び合うことはなかっただろう。

    写真の書籍は、先日、日本から取り寄せたばかり。まだ読了していないが、ともかく頭山満のインパクトは強い。

    なお、坂田のセミナー動画では、添付の写真のような資料を交えながら、具体的にわかりやすく、インドのことを語っている。日印の歴史に関しては、『パラレルワールドが共在するインドを紐解く③明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈後編〉』で言及している。

    インドに関わりのある方には、〈前編〉とも併せて、ぜひご覧いただければと思う。

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    土曜の朝。とてもうれしい気分。なにしろ「ヒビの入っていない」画面に向かっているから。

    あれは昨年、ロックダウンに入って直後のこと。夫が2階の書斎を占拠することになったことから、わたしはダイニングルームにデスクトップを運び入れた。

    義父の死、ロックダウン、米国永住権放棄問題……なにかと精神状態が極めて不安定だったころ。掃除の最中、テーブルクロスを変えるとき、デスクトップを移動させた。そのとき、こともあろうか、不安定な場所においてしまった。完全に、判断力が狂っていた。

    重量感ある27インチの巨大なスクリーンは頭から落下。カメラのある中央部分から見事な亀裂が入った。作動に異常がなかったのは、不幸中の幸いだった。カメラが必要なオンライン会議では、MacBook Proを使ってきた。

    旧マシンは2017年に購入。諸々、古くはなっていたが、まだ使えていた。しかし、この際、買い換えるべきかと問い合わせたら、在庫がなく。その後も在宅ワークの急増で、iMacの需要は高かったらしい。

    昨年4月に動画編集を始めてからというもの、ストレージの不具合など、諸々トラブルが発生。新しいものに買い替えたいと思いつつも、個人、ミューズ・クリエイション双方のチャンネルを合わせて100本近い動画を上げられたのは、傷を負いながらもがんばってくれた旧マシンのおかげだ。

    旧マシンには現役を退いてもらうが、ときどき働いてもらう。というのも、我がホームページを作っているソフト、iWebが、ついには新しいOSでは対応できなくなったからだ。

    わたしがインドに移住した直後の2006年にリリースされ、2011年に開発を終了。以来、10年間、マシンを買い換えるごとに、使えなくなる日を覚悟していたが、ついにその日がやってきた。

    ゆえに、ホームページ更新時には、傷を負った旧マシンに働いてもらう。

    * * *

    ちなみに新マシンを買ったのは、一昨日、ナーセリーの帰り道。普段は滅多に訪れない、ご近所のORION EAST MALLに立ち寄った。いつもはUBシティのimagine (アップルの正規店)で買うのだが、その閑散としたORIONのimagineは、UBシティと直結しているらしい。知らなかった。

    商品に詳しいスタッフにあれこれと尋ね、在庫があるというので、購入を決めた。デポジットを5000ルピー分だけ払ったら、「明日、ご自宅に届けに行き、セットアップします」とのこと。

    翌日2人のスタッフが来て、マイクロソフトのOffice関係のソフトウエアなど、手際よくインストールしてくれる。iWebのことを話したら、なんとかインストールする方法がないか、二人で模索してくれた。しかし、やはり無理だった。
    昔は説明書やらCDやらが山ほどくっついてきていたが、今や同梱されているのは、本体とマウス、キーボード、メガネ拭きみたいな布、そして薄っぺらい説明書とリンゴの白いステッカー(これ、大好き)くらいのものだ。

    我ながら、いちいち過去を回想する自分を鬱陶しいと思わないでもないが、人類に歴史あり。人に歴史あり。コンピュータに歴史あり。というわけで、20年ほどまえの、我がニューヨーク在住時の写真。先日紹介したフリーペーパー、『muse new york』を制作していたのは、このマシンだ。

    このころは、まだまだ手書きが多かった……と、机の配置を見ながら思い出す。机の上に大きなビニルシートを敷いて、下にメモなどを挟んだりして。ああ。懐かし。

    我が海外生活25年の歴史は、Macと共にあったようなものだなと、改めて。

    新しいマシン。大切に使います。

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    季節の変化が緩慢なバンガロールにも、春らしき陽光が降り注ぐ昨今。

    昨日は一年以上ぶりに、ナーセリーへと赴いた。

    行きつけの2軒。最初の店では、小さなブーゲンビリアや金魚草、小菊などの鉢植えを買った。

    子どものころから好きだった金魚草。英語では、ドッグフラワーと呼ばれる。確かに、金魚のようでもあり、犬のようでもあり。

    本当は、ハイビスカスも買いたいのだが、ROCKY兄さんがハイビスカスの蕾をムシャムシャと食べてしまう。ハイビスカスティーと同じで、ほんのり甘酸っぱい味なのだろうか。

    2軒目の店では、ハーブ類を。

    インドでは「聖なるバジル(ホーリー・ベイジル)」と呼ばれているトゥルシ。これは人間の身体によいだけでなく、防虫効果もある。毎朝のヘルシー・ティーの中に入れて飲むために。

    そのほかに、パセリやセロリ、そしてミントなども。

    最後に猫らへのお土産にレモングラス。レモングラスは蚊を寄せ付けない効果があるので、以前たくさん植えたのだが、尽く、ボーイズに食べられてしまった。

    昨日もまた、庭に運び入れるや否や、ボーイズがムシャムシャと食べ始めた。適度であれば、猫に害を与えない猫草だ。

    ROCKYは小さいころからお花が好きで、食べられないとわかっていても、くんくんと匂いを嗅ぎに来ていた。

    だから、花とROCKYの写真がたくさんある。

    四猫四様。おもしろいものだ。

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    *あくまでも、個人的なレポートにつき、「参考程度」にしていただければと思う。

    久しぶりに、インドにおけるCOVID-19の状況について、言及しておきたい。昨日、「COVID-19の抗体検査」を受けた。2度感染する人もあるというが、無症状感染していたならば、改めて感染するケースは低いだろうとも思われたからだ。

    いくつもの医療機関が検査サーヴィスをしている中から、バンガロール市内に20超のクリニックを持つTATA HEALTHのサーヴィスを選んだ。COVID-19に限らず、さまざまな目的の血液検査をしてくれる。

    オンラインでプランを選択、日時指定をして予約。昨日の朝、採血の女性が来てくれ、その場で支払い(キャッシュレス)。夜には結果が届いた。

    結果は、陰性。実は年末、夫はすでに検査をしていて陰性だったので、わたしも感染していないだろうと思ってはいた。が、すでに抗体ができていたら……との思いもあった。もっとも、わたしが陽性だったら、夫婦間が「蜜じゃない」いや、「密じゃない」ことが明るみになってしまう。

    このところ、医療関係者の友人知人や、ワクチン開発に携わる義兄などから話を聞き、また昨日採血をしてくれたナースの話を聞く限りにおいても、インドはすでに、去年7〜11月ごろをピークに、山場を越えたのではないかと察せられる。

    ナース曰く、家庭訪問の血液採取は9月に入ってから再開したとのことだが、COVID-19の患者数がピークだったのはそのころで、現在は下降傾向を維持しているという。

    彼女から聞くまでもなく、それは感染者や死亡者の推移を示すグラフを見てもわかる。

    以前も記したが、インドにおけるCOVID-19の状況に関しては、「感染者数の多さ」ばかりが取り沙汰されてきた。13億人もの人口を抱える巨大国家、インド。感染者数が世界1になっても不思議ではない。

    一方、「新興国」「途上国」という見方で、貧困層の実態ばかりが取りざたされるが、あらゆるサーヴィスにおいて、「進んでいる点」も多いことを、見逃してはならないだろう。

    そもそもインドでは、早い時期から検査数が多かった。我が家のコミュニティでも、すでにBBMP(公的機関)が過去3回、希望者を対象に「無料で検査」を実施していた。その度に、無症状感染者が出ていた。

    現段階で、わたしのインド人の友人らも、少なく見積もっても「2割以上」が感染している。

    感染状況をどう見るのか。それは、各国の「検査数とその報告数」「重篤化率/死亡率」「医療環境」といった大前提がある程度、統一されていないことには、比較しようがないと思う。その上で、参考までに、見やすいと思われるグラフを添付する。

    ****

    ●2020年3月下旬、ロックダウン開始。この時点での感染者は極めて少ない。

    ●6月/じわじわと感染者が増え始める。
    ・ロックダウンが一部緩和してのアンロックが開始。このころより州別対応が見られ始める。
    ・カルナータカ州、罹患者が増え始める。州政府、私立病院に病床確保の無茶な要求。
    ・インドにおける新型コロナウイルス感染症の現状を坂田が動画で詳細レポート。
    https://www.youtube.com/watch?v=fi_PhxWCY0s&t=2052s

    ●7月/感染者がぐいぐい増えはじめる。
    ・医療機関が逼迫し始める。隔離病棟、病床確保の対応に追われる。
    ・坂田のインド友人女性Aの義父(糖尿病)が罹患、SAKRA WORLD HOSPITALに入院。
    ・周囲でも感染者がちらほら出てくるが、重篤化した人は少ない。
    ・海外メディアでもインドの感染者数の多さが取り沙汰され始める。
    ・在宅治療プログラムが大手病院で次々に準備される。遠隔でのビデオ問診、投薬その他

    ●8月 
    ・検査数が増える。症状がなくても検査できる。役所が「無料での検査」をコミュニティ別に実施するケースも。

    ●9月
    ・久々我が家で小宴会。参加者インド人男性の一人が翌朝「陽性」だったとの報告。
    ・友人女性Aの夫が罹患。糖尿病を患っていることから状態悪く、SAKRA WORLD HOSPITALの在宅治療プログラムでケア。
    https://www.sakraworldhospital.com/covid-19-home…/
    ・夫の看病をしていた友人女性A(肥満傾向)も感染。在宅治療プログラムでケアを受けるも、数週間は体調不良。

    ●10月
    ・ミューズ・チャリティフェスト2020を小さく開催。

    ●11月
    ・ディワリなどのお祭りシーズンで感染者が急増することが予測されたが、大きな影響は見られず。

    ●12月
    ・ミューズ、小さなクリスマスバザールを実施。
    ・カルナータカ州ではすでに人口の半分が無症状感染しているのではないか、との医療報告。
    ・年末年始、州ごとに外出制限、集会の人数制限などを設けるも、自由行動度、高まる。

    ●1月
    ・ワクチン接種開始。国産&輸入の2種。ワクチンに関しては、各方面、専門家筋から話が飛び込んできて情報が錯綜。迂闊な発言は、今は控えておくが、数カ月以内でかなり普及すると予測される。

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