インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    (日本語は下に) Pizzeria “4P’s” run by a Japanese couple soft opened in Indiranagar. They have already opened more than 30 restaurants, mainly in Vietnam, but also in Cambodia and Japan.

    Both the taste of the food and the architecture of the restaurant show a distinct individuality and thoughtfulness that sets it apart from other restaurants.

    The burrata cheese, made in a corner of the restaurant, is fresh with the flavor of good quality milk. The baking oven imported from southern Italy not only bakes the dough to an aromatic flavor, but its appearance is also beautifully in harmony with the interior.

    The black and reddish-brown walls, painted in the traditional Kerala style, create beautiful shades of light. It reminds me of the paintings of Giorgio de Chirico (Italian), one of my favorite surrealist painters. The round window through which light leaks from the cheese factory looks as if it were a full moon in the night sky. According to the owner, the architect of this building is Italian. It makes sense.

    The grand opening will probably still be a month or two away. But even now, you can fully enjoy the flavorful cuisine and atmosphere of the restaurant.

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    日本人夫妻が経営するピッツェリア「4P’s」がインディラナガールにソフトオープニングした。彼らはすでに、ヴェトナムを中心に、カンボジア、日本など30店舗以上を展開している。

    同店の背景については、10月下旬、試食に行った時の記録に記しているので詳細は割愛する。下部に試食会と、チーム各位に食のセミナーを実施したときの記録のリンクをはっておく。

    昨日は夫と二人で訪れた。まだ店内の工事は不完全だが、インドではよくある光景。最低限のインフラと安全性が確保されていれば、あらゆる商業施設は「とりあえず」開店する。インドに限らず、米国でも「ソフトオープニング」という言葉は珍しくない。営業を開始しつつ、全体を整えて、すべてが準備が完了した時点でグランド・オープニングとなる。

    インドでは、拙速は禁物。日本人にはなかなか受け入れ難い状況だが、遅れながらもいつのまにか、なんとかなっているという世界観だ。

    わたしたちは、インドという名の列車に乗った以上、その列車の中で大荷物を抱え、前へ後ろへと動き回ったところで、早く目的地に辿り着くわけではない。荷物をおいて、列車の動きに身を委ねるしかないときもあるのだ。

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    さて、4P’sであるが、料理の味も、店内の建築も、他店とは一線を画した個性と思い入れが見て取れる。椅子やテーブルの木材やサイズ、カウンターの広さ、釜の配置、カトラリーやリネン、食器類……。目に飛び込むそれぞれに濃(こま)やかな配慮が見て取れる。

    まずはオリジナルのサングリアで乾杯。ほんのりとスパイスの香りが効いて、爽やかな喉越し。店の一隅で作られるブッラータチーズは、良質のミルクの旨味が封じ込められて新鮮。大き過ぎないのが、むしろいい。

    ピザは、試食のときに気に入ったマッシュルームと、人気だというナスのトッピングを2種類。1枚で2度おいしいこのコンセプトは、小人数で訪れる時にも非常によい。ピザが均等にカットされ、耳の部分が多過ぎず少な過ぎず、ちょうどよい塩梅なのもうれしい。ヴィネガーでマリネされた揚げナスが、風味豊かでこれも好みの味だ。

    試食のときよりも格段においしくて感嘆。相当の試行錯誤があったであろうと想像された。そして楽しみにしていたカニのパスタが、本当においしかった!

    わたしは基本的に一人ランチが多い。インディラナガールでは、ARAKU COFFEE、INFINITEA、LAVONNEあたりに立ち寄ることが多いが、有力な選択肢が増えたのも個人的にうれしい。

    料理の味もさることながら、角地で窓が広く、大きな樹木を眺める開放的な空間が心地よい。昼間はまた、異なる風情だろう。

    ケララの伝統的な塗装が施された黒や赤茶色の壁は、風合いや手触りがよく、光の陰影も美しい。シュルレアリストのイタリア人画家、ジョルジョ・デ・キリコの絵画世界を彷彿とさせて、わたし好み。チーズ工房の光が漏れる丸窓は、あたかも夜空に浮かぶ満月だ。

    南イタリアから取り寄せたという釜は、生地を香ばしく焼き上げるだけでなく、その外観も美しくインテリアに調和して絵画的だ。

    オーナー曰く、この建物を手がけた建築家はイタリア人だとのこと。納得だ。イタリア人とはいえ、インドの風土や環境を熟知したうえで建築されていることが見て取れる。内壁の塗装に時間はかかったようだが、その分、耐久性があり、メンテナンスはしやすいのではないかとの印象を受けた。

    グランドオープニングまでは、まだ1、2カ月ほどはかかるだろう。しかし今でも十分に、その滋味溢れる料理と雰囲気を楽しめる。なお、当面は毎週火曜日は休業とのこと。夜は予約を入れた方がよさそうだ。

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    🍕近々、バンガロールにオープンする日本人経営のピザ・レストランPizza 4P’s。試食会へ。(2023/10/28)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/10/4p.html

    🇯🇵日本とインドの相互理解を高めて発展へ。OKaeri Ventures オカエリ・ヴェンチャーズ 始動!
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/11/okaeri.html

    🎨A night to melt into surrealism. シュルレアリズムに溶ける夜。
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/01/night.html

    🎨The Disintegration of the Persistence of Memory 記憶の固執の崩壊
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/01/dali.html

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    ここ5年あまり、インドのEコマースが急成長したおかげで、日常の買い物のほとんどを、デリヴァリーですませるようになった。かつては頻繁に訪れていた近所のスーパーマーケット「トムズ・ベーカリー」、通称トムズを訪れる機会も激減した。しかし、どんなに歳月が流れ、新規参入のスーパーマーケットが栄枯盛衰のドラマを展開しようとも、トムズの存在感は他の追随を許さない。

    昨日は久しぶりに、トムズに足を運んだ。平日にも関わらず、店内はクリスマス関連の食料を買い込む人々で賑わっている。昔ながらの「昭和ムード」あふれるクリスマスの装飾が、生き生きと郷愁を掻き立てる。

    トムズ。ここに久しく暮らすバンガローリアンなら誰もが知る、ごちゃごちゃとした、昔ながらのスーパーマーケットだ。所得階級の差を問わず、地元の多くの人々に愛されている。まだバンガロールの人口が少なく、静かな地方都市だった20年ほど前までは、土地の人々だけでなく、駐在員家族にとっても大切なスーパーマーケットだった。

    今では信じられないが、バンガロール東部の新興エリアであるホワイトフィールドに住む友人家族も、ここまで買い出しに来ていた。無論、当時は交通渋滞もなく、速やかにたどり着けたのではあるが。

    2年前の記録の残した同店の背景や特徴。加筆修正して、記しておく。

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    ◉バンガロールの老舗スーパーマーケット兼コンビニエンスストアといえばトムズ。ケララ出自のクリスチャンにより1962年に創業された。従業員もまた、その大半がケララ州のクリスチャン・コミュニティが出自だ。

    ◉西暦52年という早い時期に、インドにキリスト教をもたらしたとされるキリスト十二使徒の一人、聖トマスに因んでの「トムズ」だろう。ローカルのクリスチャンの中には、この店のことを、故に「トマス」と呼ぶ人もいる。

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    ◉創業当初は、ベーカリー&カフェだったこともあり、素朴な味わいのパンやケーキ、スナック類が豊富だ。「昭和テイスト」なドーナッツが安くて美味。かつて、金曜日のミューズ・クリエイションの集いの日には、毎週のようにお菓子を焼いてきたが、自分で作らないときには、トムズのドーナッツ(2005年は1個10ルピーだったが今は18ルピーに値上がり……しても激安)を買い、ふるまったものだ。昨日は久しぶりに買った。素朴においしくて一度に二つも食べてしまった🍩

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    ◉店内には生鮮食品や乳製品、加工食品、各種調味料に日用消費財とあらゆるものが揃っている。リカーショップも併設されており、新銘柄のアルコールは大抵入手できる。売れ筋の商品については、店のお兄さんに聞くと的確に教えてもらえる。リカーコーナーはパンデミックの間に改築されてきれいになった。外には果物店もあるなど本当にコンビニエンス。

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    ◉2010年前後、バンガロールでは、小売業のテストマーケティングが全国の都市部に先んじて行われ、数々のスーパーマーケットの旗艦店が一気に林立した。トムズの行く末を案じたものだが、杞憂だった。新しいスーパーマーケットが数年のうちに淘汰されても、昔と変わらぬ風情のまま、多くの人々に利用されて続けている。

    ◉イースター、そしてクリスマスの時期には、普段に増して込み合う。昨日も、店内に入った途端、2005年に初めて訪れたときと変わらぬ世界が広がっていた。創業当初から変わらないのであろう、そのクリスマスケーキ(プラムケーキをアイシングでコーティングしたもの)の風情に、毎年、安心させられる。

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    ◉この界隈のクリスチャンにとって、クリスマスケーキといえば、この茶色いプラムケーキが定番なのだ。ドライフルーツやナッツ類が入ったもので、ラム酒の風味が利いているものもある。日持ちするので早めに購入する人も多い。

    ➡︎Kerala: The sweet story of India’s ‘first’ Christmas cake
    https://www.bbc.com/news/world-asia-india-64062202

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    ◉このほか、クリスマスの時期に食べられるローズ・クッキーやKulKulsと呼ばれる菓子類なども山と積まれている。十年以上住んでいつつも、食べたことのないお菓子も少なくない。

    ◉バンガロール在住、クリスチャンの画家、ポール・フェルナンデス氏の本に描かれた1970年代のトムズ。パンタロン姿の男女が、時代を映している。我が家の近所には、彼のショップ&小さなミュージアムがあり、バンガロール土産に好適な絵画やグッズもある。以下の記録は、彼の講演を聞きに行ったときのもの。

    ◎昔日のバンガロール、ゴア、ムンバイの情景を慈しみ描く。

    https://museindia.typepad.jp/2017/2017/11/paul.html

    ◎aPaulogy Gallery
    https://apaulogy.com/

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    Miho

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    😻展示会の様子を捉えた数多くの写真をこちらにアップロードしています。どうぞご覧ください。
    https://drive.google.com/drive/folders/1xYLaTK6L155KpYQlVbw4Okk3HvOjzyQv?usp=sharing

    【展示会初日を終えて】

    今は、16日土曜日、早朝だ。昨日は無事に展示会の1日目を終えることができた。今、なんとも言えぬ不思議な感慨に包まれている。水曜日と木曜日の2日間、新居に引きこもって、展示会の準備をした。10月の、日本への一時帰国の際に購入した中古の着物や帯。そして、母のクローゼットの中のスーツケースに、無造作にしまわれていた、50年ほど前の着物や帯の数々。

    いずれも、ほとんどが、一度も袖を通されることのなかった絹の布だ。

    1年前の京友禅サリー展示会のときに使用した「特注」のマネキンガールズ5名に登場してもらう。工房で職人さんに依頼した際「ウエストはふくよかに」とお願いしていたのに、いずれのガールズもメリハリの効いたセクシーボディ。果たして彼女たちに着物は似合うのだろうか?

    わたしが着物を着たのは、妹の結婚式でレンタルの振袖を「着せてもらった」のが一度だけ。自分ですら、着物を着たことがないのにもかかわらず、練習にと着付けていく。この、巨大な着せ替え人形遊びが、なかなかに楽しい。

    ガールズは長身なので、「お端折り」の必要がなく、そのまま身体に巻き付ける。帯も「留袖」を着た「極道の妻」なムード満点の彼女以外は、敢えて見せるプレゼンテーションでダラリと落とす。まるでサリーのパルーの部分のように。

    これはこれで、かなりいい。みなさん、とてもお似合い! 

    今回は「着物とサリーの比較展示会」ゆえ、日本の絞りとインドの絞り、あるいは日本の絣とインドの絣……という具合に、同じ手法で作られたテキスタイルを並べて展示する。そうしているうちにも、どちらが日本で、どちらがインドなのか、わからなくなる。ひたすらに調和するさまが、喜びをかきたてる。

    サリーはもちろん、わたしが選んで買ったものばかりだが、母の着物は、祖母と母が選んだものだ。しかしながら、どれもわたしの好みと一致しており、違和感がないのだ。

    インダス文明の時代にインドで生まれたテキスタイルが、日本に流れて、さらには日本から逆輸入され、今、ここで対面している。一人黙々と、絹の海に揺蕩いながら、遙かなる時空の旅をしているような心持ちにさせられる。

    さらには、家にある「日本の伝統的なもの」あるいは、わたしの個人的な思い出の写真などを引っ張り出して、展示する。飾り付けながら、ほとんど思い出すことのなかった父方の祖母のことを思い出して、目頭が熱くなった。

    若かりしころの母に着物を勧めたのは、祖母だ。ここに展示している着物と帯の7割ほどが、母のクローゼットから発掘したもの。この「日本とインドの文化交流」的な催しは、祖母の導きのようにも思えてならない。

    京友禅サリー展示会のときと同様、フラワーアレンジメントは、日本の生け花の免状もお持ちのMeghaaに頼んだ。フォトグラファーのNikhilにも撮影を依頼した。 [準備編-1]の写真は、彼が撮影してくれたもの。

    わたしの人生にとっても、一つの節目となるこの展示会。写真も記録もしっかりと、残しておこうと思う。

    【展示会終了。すばらしい2日間だった】

    21歳のとき、大学祭実行委員長を務めて以来、これまでたくさんのイヴェントに携わってきた。特にミューズ・クリエイションを創設してからは頻繁に。

    いずれも思い出深いが、しかし今回の展示会は、規模こそ小さいものの、わたしの人生の節目となる、大切なものとなった。

    わずか2カ月前のわたしは、着物に何の関心も持っていなかった。しかしながら、10月の一時帰国の直前から、帰国中のわずか2週間の間、いくつかの偶然が重なった結果、わたしは着物の魅力に強く惹きつけられた。

    そして、着物の知識が全くなかったにも関わらず、この「着物とサリーの比較展示会」を開催しようと、旅の途中に決意した。

    母国である日本の文化と、終の住処となるインドの文化とを視覚的にまとめあげた展示。テキスタイルにとどまらぬ、我が家にある調度品を引っ張り出して、展示をした。その過程はまた、自らの半生を省み、命運について思いを巡らす、精神的に深みのある時間でもあった。

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    今回、この展示会に関心をもってくれそうな友人知人ひとりひとりに、WhatsAppでお誘いのメッセージを送った。その数、約140名。大半の友人知人は関心を示してくれ、しかしホリデーシーズンで不在だったり、先約があったりで、来訪できない方も多数。そんな中、44名ものゲストが立ち寄ってくれ、みなそれぞれに「じっくりと」楽しんでくれたのは、本当にうれしかった。

    今回の企画は、ミューズ・クリエイションにおける「日本とインドの文化交流」枠で実施したことから、ミューズ・クリエイションのネットワークに参加されている方に声をかけた。やはり一時帰国の方が多かったものの、お手伝いにかけつけてくれた方々のおかげで、展示会はより、豊かに魅力的なものとなった。

    幸いにも、茶道をたしなまれ、ご自身で着物を着付けることができる方々がいらしたのは、本当に幸運だった。着物姿の4人の写真など、まるで『細雪』 by 谷崎潤一郎状態だ。意味がわからない方は「細雪(ささめゆき)」で画像検索されたし!

    わたしはといえば、やはりYoutubeで着付けを習得することができず、2日間とも、サポートしてもらった。そのおかげもあって、着付けのコツやポイントが随分、理解できた。

    🇯🇵🇮🇳

    写真をご覧いただければお分かりのとおり、ゲストの服装と展示物とが調和して、違和感がない。違和感がないどころか、ゲストを含めて全体が、空間を美しく構成しているようにも見える。日本人にとっても、インド人にとっても、自国の伝統文化を見つめ直す良い機会になったことは間違いない。

    集った方々が、豊かな時間を過ごされたことには違いなく、このような温もりのある楽しい企画を、これからもさまざまな形で実現したいと思った。

    🇯🇵🇮🇳

    書きたいことは募るが、今日のところは、取り敢えず、膨大な写真をシェアする。絞り込んでなお、80枚。1回の投稿における、Facebookの最大投稿枚数だ。Instagramは10枚。8分割して投稿しよう。なにしろ記念すべき展示会につき、なるたけ、瞬間瞬間をとどめておきたい。

    👘🥻

    ところで、どうしても都合の付かなかった友人からどうしても見たいとの依頼を受けたので、展示物は年末まで、片付けずにそのままにしておくことにした。

    27日に再び展示会をすることにしたので、ご都合の合う方は、どうぞご連絡ください。

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    火曜日は女性の勉強会のクリスマス・パーティだった。日本人会のクリスマスパーティで着た青地に鶴のサリーと同様、ムンバイ在住時の2009年に購入した、これまたお気に入りの一枚を着用。英国統治時代、中国の刺繍に影響を受けたPARSI(ゾロアスター教徒)の女性たちが生み出した、華やかなサリーだ。

    30名ほどのメンバーが、各々、料理を持ち寄ってのポットラック・ランチ。いろいろと綴っておきたいことは募るが、明日と明後日、いよいよ『旅するテキスタイル/着物とサリーの比較展示会』開催につき、絶賛準備中なのだ。

    師走の怒涛イヴェントシーズンにもかかわらず、多くのインド友らが関心を示してくれている。本当に、日本、そして日本の伝統文化に関心を持つ人が多いことを実感する。

    ミューズ・クリエイションのメンバー有志も手伝ってくれるので心強い。さて! 今夜は帯の結び方の特訓だ!(一夜漬け😅)

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    🇮🇳🇯🇵 SAREES (2)『ユー・レイズ・ミー・アップ』You Raise Me Up/DIWALI SPECIAL ヒンドゥー教の新年「ディワリ」。

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    日曜日は、バンガロール在留邦人のコミュニティ「バンガロール日本人会」が主催するクリスマスパーティに参加した。去年は欠席したので、パンデミック以前の2019年に参加して以来4年ぶりだ。

    2020年3月のロックダウンを機に、多くの日本人が帰国を余儀なくされた。その後、コミュニティは縮小したが、去年あたりから徐々に人数が増え始めている模様。今回は子供たちの参加も多く、若い世代の帯同赴任が増えているようだ。

    この日、サークル紹介の時間が設けられていたので、ミューズ・クリエイションも登壇。制限時間3分ちょうどの原稿を用意して、インターンの真樺さんと共に簡単なプレゼンテーションを行った。原稿を下部に添付しておく。

    歳月は流れ、都市は変貌を続ける。進出する日系企業の業種も変化し、駐在員やその家族の年齢層や目的意識も変容する。そのときどきの「現状」を見つめて「必要性」を探り、自分ができるビジネス、あるいは社会貢献活動を模索する。しなやかな姿勢で、時勢を眺めたいと改めて思う。

    それはそうと、バンガロールでの住まい選びのポイントがわからず、暮らし始めて戸惑っている人が少なくないようだ。数年、更新が滞っているが、『バンガロール・ガイドブック』の情報は、極めて有意義につき、ニューカマー各位は、目を通されることをお勧めする。すでに家を選ばれていたとしても、何かしら今後の参考になるはずだ。電子機器を守るためのスタビライザーなどは今でも必要につき。

    『バンガロール・ガイドブック』
    https://lit.link/en/bangalore

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    この日のサリーは、東洋(オリエンタル)を象徴する鶴がモチーフ。着用頻度が最も高いお気に入りだ。2008年、ムンバイに住んでいるときに購入した。当時は高品質なサリーが手頃な値段で入手できたものだ。夕日に鶴のオレンジ色と、月に鶴のブルーの2枚があり、悩んだ末にこちらを選んだ。
    今思うと、両方買っておけばよかったなと思う。ちなみにこれは、SATYA PAULというブランド。もうだいぶ前からサリーの販売をやめ、モダンな洋服が主流になっている。

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    [真樺/2分10秒] みなさん、こんにちは。わたしは入江真樺と申します。大学を休学し、今年9月より1年間の予定で、Beyond Next Ventures及びMuse Creationでインターンをしています。わたしからは、これまでの活動をご紹介します。

    Muse Creationは、坂田マルハン美穂さんによって11年前に創設された慈善団体です。これまで日本人コミュニティ主体の地域社会への貢献や文化交流を実現してきました。2015年にはNGOとして認可され、所得税法の各種証明書も取得されています。

    2012年の創設からパンデミックまでの8年間は、のべ228名、随時40名以上のメンバーが在籍。毎週金曜日を活動日とし、手工芸品作りやダンス、コーラスなどを楽しみました。

    その成果は、ジャパン・ハッバやOWCクリスマスバザールといった地域のイヴェントや、ミューズ・クリエイション主催のバザールやコンサートで発揮されました。

    メンバーは、数カ月に一度、慈善団体を訪問し、施設見学や、子どもたちと遊ぶなど交流。手工芸品販売で得られた収益は、すべて慈善団体に寄付されてきました。

    このほか、日系企業のCSR支援やビジネス勉強会の開催、地元の工場や企業訪問などの社会科見学、子供の教育に関する情報交換、駐在員夫人の社会復帰に関する座談会、ショッピングツアーやサリーを着てのランチ会など、活動内容は多岐にわたります。また、日本人生活者のためのオンライン情報誌『バンガロール・ガイドブック』も制作しています。

    2020年3月、ロックダウンにより情報が錯綜する中、Facebookに「COVID-19ポータルサイト」を構築し、信頼性の高い情報を発信。また、Youtubeチャンネルを開設し、さまざまなインド情報を発信し始めました。特に、「インド・ライフスタイルセミナー」の動画は、たいへん勉強になります。ぜひご覧ください。わたしからは、以上です。

    [美穂/50秒] みなさん、こんにちは。ミューズ・クリエイション代表の坂田マルハン美穂です。わたしが移住した18年前に比べると、バンガロール生活は格段に便利になりました。しかし、日本とは社会的背景が大きく異なるインドの暮らしは、一筋縄ではいきません。縁あって同じ時期、バンガロールに暮らす日本人同士。インド理解を深めて協力しあい、楽しく有意義なイヴェントを実現し、地域社会にも貢献するという活動を、今後も続けます。

    数カ月前に「WhatsAppのコミュニティ」を設置し、情報共有を開始しました。ここを拠点に、自分の希望するグループに参加するフレキシブルな仕組みです。ご興味のある方はお声をおかけください。すでに参加されている方、挙手をお願いできますか。QRコードのシェアをお願いします。以上、ご静聴ありがとうございました。

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    昨夜、OBEROIでの催しを終えた後、わたしたちは、友人Tristhaの結婚披露パーティへ赴いた。尤も、結婚式や披露宴はすでに終えており、今回は、友人たちとのカジュアルなパーティだ。先ほどに引き続き、こちらもガーデンパーティ。

    バンガロールでは、モンスーンの時期を除き、ほとんど一年中、こうしてガーデンパーティが催せるのも魅力だ。一年中、衣替えをせず同じような服を着回せるので、クローゼットにもメリハリがなく、歳月の流れを確認しにくい。

    ついこの間、買ったばかり……と思っていた服が、実は5、6年前のものだった、などということがよくある。この、The Matrixのキアヌ・リーヴスなロングドレスも、まだ新しい気がしていたが、思えば2018年に購入したものだ。

    ところで、この会場でも共通の友人たちが多く、ライヴの大音響の中、グラス片手に声を張り上げながら会話をする。会場で、特にわたしの目が瞬時に捉えたのは、友人Yashoのサリー姿! 今夜のサリーもまた格別にすてき。

    なんとこのサリー、彼女の伯母(母親の姉)のもので、約65年〜70年前のものらしい。シンプルながらも存在感のある手刺繍。特に縁のアーチ型の処理が非常にかわいい。最近、こういうデザインのサリーを見かけるので、新しい意匠かと思っていたのだが、古くからあったのだと学んだ。

    ちなみにこれは、Chantilly lace と呼ばれるフランスのボビンレースを起源とするようだ。レースのサリーもまた、エレガントで本当にすてきだ。軽くて着心地もよさそうだ。いやはや、一枚布サリーの世界もまた奥が深くて尽きない。

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    インドでのパーティといえば、毎度おなじみライヴとダンス。もう本当に、みんな元気。つくづく元気。飲んで語ってアペタイザーを食べて、飲んで踊って語って、そして深夜にこってりディナー。もう本当に、タフ。

    ……などと言いつつ、ABBAの曲が流れ始めると、ついついステージに赴いて、他のゲストらと踊る我。ABBAはもう、ボリウッドソングに並んで、多くのインドの人々が愛する国民的歌謡といえるだろう。

    あれはわたしとアルヴィンドが出会った翌年の1997年。同棲をはじめて半年ほど経ったころ、デリーに住んでいた義父のロメイシュが泊まりに来た。今から25年ほども前。まだまだインド世界は封建的で、見合い結婚が主流で、結婚前に同棲するなど基本的に許されることではなかった。

    そんなインド事情などこれっぽっちも知らなかったわたしは、非常に寛大かつオープンマインドなパパを「パパ」ではなく、アメリカンに「ロメイシュ」と呼び捨てし、共に過ごした。そのパパが我々のフラットに滞在中、アルヴィンドが持っていたABBAのCDを朝な夕なに聴きまくり、わたしは「どんだけABBAが好きなんだ」と、正直、呆れていた。

    さらにはパパは、当時ブロードウェイで上演されていたCHICAGOに夢中になり、滞在中、少なくとも3回は観に行っていたはずだ。あるときは、雨だった。傘を片手にうれしそうに出かけるパパの姿が、思い出されて懐かしい。

    インドに暮らしはじめたあるとき。パパの友人(ロイヤルファミリー/マハラジャの末裔)の家に招かれた。そのとき、若きお嫁さんが、自分の義父の前ではサリーを頭から被り、恭しく対応しているのを見て、ほぅ……と感心していた。しかしながら、人のことを感心している場合じゃなかった。

    パパがトイレに立った際、ご友人から、「ロメイシュのことを、あなたは、パパと呼んだ方がいいです」と指摘された。それとほぼ同時に、トイレから戻ったパパにこっそりと「ミホ。ここでは僕のことをパパと呼んでくれるかな。もちろん、美穂の本当のお父さんは一人だから、無理をする必要はないけれど……ね」とやさしく声をかけられたのだった。

    わたしは本当に、インドのことをこれっぽっちも知らずに結婚し、ただ本能の赴くまま「これからはインドの時代だ」と前のめりで移住したが、徹頭徹尾、無謀で無知だった。こんなわたしを、インド家族や親戚は、本当に寛大に受け入れてくれたものだ。改めてしみじみと、ありがたい。

    そうそう、ABBAの話題だった。インドに暮らし始めて、パーティの際になにかとABBAが流れるのを知り、ABBA好きはパパだけじゃなかったんだと知った。そして今となっては、わたしもABBAの曲が流れると血が騒ぎ、ステージに向かい踊らずにはいられないのだ。

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    ◉義父ロメイシュを偲んで。アルバムに滲むインドの歴史。家族の肖像。

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    土曜の夕暮れ時。TAJ WEST ENDと並んで、個人的に思い入れのあるホテル、OBEROIの緑に満ち溢れた庭へ赴いた。ジャーナリストの友人、SHOBA の新しい書籍の出版記念パーティが開催されたのだ。バンガロールに移住したばかりのころ、わたしは彼女と、とある勉強会で出会った。夫同士はまた、ビジネスでの関わりがあった。

    チェンナイ生まれのSHOBAは、ニューヨークやシンガポール在住を経て、わたしたちと同じ2005年に、バンガロールへ移住した。彼女はこれまで、4冊の本を上梓し、経済紙のMintなどにコラムを寄稿してきた。2009年、家族で訪れた京都で舞妓を取材し、自ら舞妓姿に挑戦したエピソードは、今でも彼女のブログ(下記にURLあり)で読むことができる。

    彼女たちと同様、ニューヨークに暮らし、同じ年にバンガロールへ移り住んだわたしにとって、彼女の視点によるこの本は、コンテンツ(目次)を読むだけで、強い共感と懐かしさを感じさせる。

    🇮🇳

    オベロイホテルによって主催された『NAMMA BANGALORE : The Soul of a Metropolis』出版記念の催し。会場は、デカン高原の心地よい風がそよぐ緑に満ち溢れたガーデン。パネルディスカッションの登壇者には、知人のファッション・キュレーターやサイエンティストも名を連ねている。会場に足を運べば、共通の友人らが何人もいて、会話が弾む。

    登壇者による同書の説明や印象を聞きながら、わたしは紛れもなく、バンガローリアンなのだなということを、しみじみと感じ入る。旅行者として、初めて訪れて以来、ちょうど20年。2003年12月、初めて訪れたバンガロールの印象と、現在の街の様子の、激変したところ、変わらないところ……。脳裏で記憶が巡り巡る。

    バンガロールの食、文化、芸術、ライフスタイル、自然、人々……。カテゴリー別にまとめられたこの本は、バンガロールを知る上で役立つ「情趣を伴ったガイドブック」のようでもある。

    SHOBAと我が家の住まい(旧居)が比較的近いこともあり、わたしのThom’s Bakeryはじめ、老舗の飲食店や商店への愛着に触れた描写にさえ、共感を覚える。サウスインディアン・コーヒーやビール、ワインなどへの思い、伝統的な建築物への視点など、さっとページをめくるだけでも、随所に、自分の印象と重なる部分がある。同じ街に住み続けていてなお、沸き上がるノスタルジア。感傷的な心持ちにさせられる。

    もう、18年も経ったのだ……。

    そう、インドでの暮らしは、普段はもう喧騒にまみれて怒涛。感傷に浸るには余りにリアルな日常で、事実は小説より奇なり。さらには四季の変化に緩やかなバンガロールでは、季節の変わり目の移ろい、センチメンタルな心の動きを自らの内に見いだしにくい。ホテルのロビーに飾られたクリスマスツリーを見て「そうだそうだ、師走なのだ」と再認識するくらいだから。

    しかし、この日の夕暮れは、鬱蒼の緑の中で、登壇者の語りを聞きながら、バンガローリアンである自分をしみじみと振り返り、浸ったのだった。

    その後、ホテルの一隅で提供されたドサやワダ、カスタードプリンなど、「インドならでは」の軽食やスイーツが楽しくおいしく、ゲストらとの交流も楽しく、いい時間を過ごしたのだった。

    そしてこの日は、我が家にしては珍しく、パーティのハシゴである。師走といえば催しに溢れており、友人らは一晩に2、3のイヴェントを掛け持ちすることも少なくない。わたしはこう見えて(!)連日のパーティは苦手だし、深夜の帰宅にならぬよう早めに退散するし、ましてや一晩に2イヴェントは避けているのだが、この日はどちらも、大切な催しだったので、出かけることにしたのだ。(つづくのだ)

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    スクリーンショット 2023-12-11 午後2.49.46

    ◉NAMMA BANGALORE : The Soul of a Metropolis
    https://www.amazon.in/NAMMA-BANGALORE-Metropolis-SHOBA-NARAYAN/dp/9357024662

    ◉SHOBA NARAYAN
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    ◉My Life as a Geisha
    https://shobanarayan.com/my-life-as-a-geisha-condenast-traveler-october-2009/

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    これまで記す機会を逸していたが、わたしは、10月より1年間の予定で、日本の女子大生をインターンとして受け入れている。Muse Creataion(NGO)とOKaeri Ventures(ビジネス)の両側面……いや、坂田マルハン美穂「全面」の指導による修行だ。

    バンガロールでのインターンを希望する若者からの問い合わせは少なくない。特にパンデミック明け以降、その数は増えている。そんな中、今年2月、他の学生よりも、かなり熱量の高いメールが届いた。日本の官民協働の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」のプログラムに応募すべく、インターン先の一つとして1年間、自分を受け入れてほしいというものだった。

    正直なところ、わたしは1年もの長い間、インターン生を受け入れるつもりはなかった。しかし聞けば、もう1社、バンガロール拠点の日系ヴェンチャーキャピタル、Beyond Next Venturesでのインターンがメインだという。そちらに在籍しながら、ミューズ・クリエイションでも活動をしたいとのことだったので、オンライン・ミーティングを設けたのだった。

    わたしは、Beyond Next VenturesのCEOである伊藤夫妻とは交流があり、同業の我が夫とも面識があることから、話は早かった。申請の資料などは、ミューズ・クリエイションからも提出したが、住まいや査証などはBeyond Next Venturesがサポートしている。

    わたしが6月に一時帰国し、京都を訪れた際、彼女、入江真樺(まなか)さんが神戸から会いにきたので、ランチを共にした。その後、彼女は無事に「トビタテ!留学JAPAN」の書類審査や面接を経て無事合格し、晴れてバンガロールへ来た次第。

    現在、真樺さんは毎週金曜日に、わたしと行動を共にしている。彼女はわたしから、さまざまを吸収したいとの意気込みがあるので、わたしも塩梅を見つつ対応している。

    なにしろ、わたしが35年間の社会人人生で培ってきた経験を「あらゆる側面」から教授するわけで、週に一度とはいえ濃い。できればあと数名、まとめて同時に指導したいとさえ思う。

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    わたしが若者向けのセミナーを本格的に始動したのはちょうど10年前の2013年。以来、バンガロールを訪れるインターン生をはじめ、一時帰国時にも、福岡や下関、兵庫など、依頼を受けた大学に立ち寄り、語ってきた。

    また、バンガロールを訪れるインターン生にも対応してきた。日本の学生だけでなく、わたしに関心を持ってくれたインドの女子大生を受け入れた時期もあった。しかしいずれも数週間から数カ月、それも毎日というわけではなかったので、今回のようなケースはわたしにとっても初めてのことだ。ゆえに、それなりの準備もしてきた。

    その一つが、ミューズ・クリエイションの本格再起動。2012年以来の活動内容やコンセプトを整理し、今後の取り組みを資料にまとめた。かなり膨大な量となったが、誰がみてもどういう団体かが理解できるよう編集している。現在、ミューズ・クリエイションはWhatsAppのコミュニティ機能を活用して賛同者を募り、諸々の企画を実現しつつあるが、それも真樺さんをはじめとする積極的な活動を望む有志が、速やかに活動できるような土壌を提供したいと考えてのことだ。

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    先週の土曜日は、真樺さんのリクエストを受けて、OKaeri Ventures主催「若者向け グローバル + インド・ライフ研修会」を実施した。「セミナー」と呼ぶにはあまりにも濃く、時間も長くなるので、参加者にはがっつりと心構えをして挑んでもらうべく、研修会である。

    今回、高校生から大人まで11名が参加。あらかじめ、Youtubeにアップロードしている「インド・ライフスタイルセミナー必修編」5本のうち、少なくとも最初の3本は見てもらっての参加を依頼した。

    内容は、わたしの経験を軸にしたもの。「高度経済成長期に生まれ育ち、バブル経済真っ只中の時代に大学生活を送り、まだワープロすら普及していない時代の編集プロダクションに就職し、手書きの原稿とフィルムの写真での編集者時代を経て、地図とノートを携えて旅をし……」という、激動の社会人生活35年を「50年分の紙記録」の一部を提示しながら語った。

    途中で休憩を入れようかと促すも、みな熱心に数時間、聞き入ってくれた。昨今の若者は短時間で集中が切れがちだと予測していたが、みな真剣に聞き入ってくれて手応えを感じた。

    わたしが24歳のとき、初めて「ワープロ入力」をしたときの「日記」を読み上げると、感嘆の声があがった。そう。今なら入力するのに3分もかからないであろう短い文章を、30分もかけて入力しているのだ。

    彼らにとって、わたしが経験してきたアナログ時代のエピソードは、ある意味、新鮮だったに違いない。わたしもまた、彼らの反応から学ぶところも多々あり、今後の若者向け「研修会」の方向性を決める契機ともなった。午後2時から始まり、親睦会が終わったのは夜11時。「もう帰った方がいいんじゃない?」と促しての解散だった。

    なお! これは学生向けなので破格値で提供しているので、念のため。研修会のあとの親睦会やら夕飯やらで、もはやビジネスとは言い難いが、これもまたわたしなりのフィランソロピーということで、楽しみつつやっていこう。

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    ✏️昨日は、週に一度の「女性の勉強会」に参加。今年度、わたしはアクティヴィティ担当の役員の一人となっていることから、自分が企画したイヴェントもいくつか実現してきた。今回は他のメンバーがオーガナイズしてくれての企画で、バンガロール市街北西部にある「C-CAMP」へと足を運んだ。

    以下の内容、専門的に思えるかもしれない。しかし、簡単に言うと、「我々の日頃の食生活(適切な腸内細菌の環境保持)が我々の心身を健康に育む」ということを、科学的に立証して個別に食生活の提案をする……という内容である。ぜひ目を通していただきたい。

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    【C-CAMPとは】インド政府バイオテクノロジー省が支援する施設。2009年の開設以来、生命科学における最先端の研究と技術革新を主導。最先端のテクノロジープラットフォームとして、研究、開発、トレーニングサーヴィスを提供している。また「起業家精神や技術革新の促進」を遂行。スタートアップのための資金調達計画、起業家メンターシップ・プログラム、バイオ・インキュベーション施設などを通じ、学術・研究環境を整え、起業家フレンドリーな文化を育成している。

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    ✏️C-CAMPのビルディングは、緑豊かなキャンパスの一隅にある。COVID-19パンデミックの最中、わずか数年前に、バイオテクノロジーのスタートアップが集結しはじめ、現在は300を超える会社の起業家らが、ここをコワーキングスペースとして研究開発しているという。

    今回、わたしたちは「マイクロバイオーム」を基盤としたライフサイエンス企業「Iom(アイオーム)」のCo-founderであるBipinに話を聞いた。マイクロバイオームとは、ヒトの身体に共生する、細菌や真菌、ウイルスなど微生物の総体のことだ。

    Bipinのプレゼンテーションは非常に興味深く、「Iom(アイオーム)」が提供するサーヴィスを受けてみたいと思った。”Listen To Your Gut(腸の声を聞け)”をコンセプトに、「ヒトの便」を採取して、その人の腸内細菌の状況を検査し、必要な食事、栄養素などを提案するというものだ。

    実は、我々夫婦は数年前、これと似たようなコンセプトを「尿検査」で実施しているスタートアップの検査を受けたことがある。そのときはサプリメントを多数、勧められて試した。しかしわたしは医薬品やサプリメントを積極的に摂取しないので続かなかった。

    関心のある方は、自分の腸の声を聞いてみてはどうだろう。関連サイトのリンクを下部に貼っておく。

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    ✏️わたしは、過去20年に亘り「アーユルヴェーダの教え」を心に留めて暮らしている。インドに移住した40歳以降は、アーユルヴェーダはじめ東洋医学に重きをおいたライフスタイルにシフトし、極力、薬を飲まず、食事療法もしくは生薬で健康管理をしてきた。

    また常々「食生活が健康を育む」と身を以って経験してきたので、各種セミナーの中でも「インドでの食生活と健康管理」は優先している。不易流行。温故知新。昔ながらの知恵が生きた食生活のすばらしさが、科学的に証明されていることに、改めて納得する思いだ。

    周知の通り「腸内細菌の環境」を整える食べ物といえば発酵食品。腸内環境の傾向は、生まれ育った土地や人種によっても異なる。日本人の腸は長いし、培ってきた食の歴史は欧米人とは異なるがゆえ、「人種別」→「個別」の処方も、望まれるところだ。

    いくら海外生活が長くても、わたしにとっては、インドのチャトゥネより、ドイツのザワークラウトより、韓国のキムチより、日本の味噌や麹が身体に「効いている」気がする。諸々、綴りたいことは募るが、ともあれ、古来からの叡智を享受して暮らしに取り入れている者としては、興味深い内容だった。

    講演の後は、Bipinと、Product ScientistのRenuka、若きバイオロジストのSarvesh、数学者のNishadとともに、キャンパス内の食堂で美味!ランチ。他のメンバーは、みな先約があったので、わたしだけがご一緒させていただいた。

    食事中の話がまた、興味深くて尽きず。この会社のCo-founderの一人は、日本のシステム生物学者であり、ソニーグループ株式会社のCTOほか、多彩な肩書きをお持ちの北野宏明氏だという。

    Bipinから聞く起業の背景の物語も印象深く詳細を綴ればきりがない。ちなみにBipinはつい数日前、偶然にも我が夫(投資関係の仕事)にメールを送ってやりとりをしたばかりだという。わたしの「Malhan」というラストネームを聞いて、「え? あなたの夫の名前はArvind?」と言われ、お互い驚いた。インド世界は広そうで狭いのだ。

    今度はミューズ・クリエイション企画で、このキャンパスを見学したいと切望。C-CAMPのスタートアップを巡るだけで、途轍もない学習量になるに違いない。

    https://iombio.com/

    https://youtu.be/AIsA3llh1xk?si=FIMHdYqqq7G8gXt1

    https://www.ccamp.res.in/

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