インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    ①いつものとおり、無意識のうちに、目的地の情景とマッチする服装で出かける我。絵画の中に入っていけそうな感じ。

    🥂これまでも幾度となく記してきたが、インドでは、週末ともなると、友人や家族、親戚で集まるのが一般的。宗教の儀式やパーティなども多く、ソーシャルの時間はとても大切だ。大人と子ども、世代間を超えての交流の場が多いから、子どもたちが大人と会話をするのにも慣れている。

    夫は自らをして、「僕は10歳のころが一番、賢かったな〜。大人たちと議論して、負けなかったもん」とのこと。小生意気な子ども時代の夫の様子が目に浮かんで笑える。

    ホテルのバンケットなどを貸し切っての大きなパーティでは、新しい出会いがあるし、歌や踊りなどのエンターテインメントも伴って、派手に賑やか。一方で、小さな集いでは、じっくりと語り合えることから、互いのことを深く知り合える。

    いずれの場合も、集いの始まりはカクテルタイム。グラスを片手にスナックなどをいただきつつ、会話を楽しむ。そうして、ひとしきり語り合った後に、晩餐となる。

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    ②Jayaとすばらしいごちそう! トロリと煮込まれた骨つきマトンが格別の味わいだった。

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    ③空から眺める田園風景。これ、かなり気に入ってしまった……。絵画の設置が完了していない新居。これも加えたい……。

    🥂さて、金曜の夜。わたしたち夫婦は、友人Jayaのご自宅に招かれた。この日は、他の友人夫婦を含め、小さな集い。それがまた、居心地よく楽しいものだった。なによりも、友人宅に招かれてのパーティは、それぞれのご家庭の料理を味わえるのがうれしい。多様性の極み、インドでは、ご家庭によって、出される料理にもそれぞれの食文化が反映される。語るに尽きない。

    Jayaはヴェジタリアン、夫のHemuはノンヴェジタリアンと、ご夫婦で菜食か非菜食か異なる家庭も少なくない。そんな中、この夜の食卓は、マトンやチキンなども供されて、ヴァラエティ豊かに賑やか、どれも本当においしかった。

    多くのインド人は、老若男女を問わず、甘いものを好むから、食後のデザートもしっかりと用意されている。その場の全員が「別腹」を持っていて、さっきまで「お腹いっぱい」と言っていた夫も、出されるスイーツをモリモリ食べる。

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    ④先日、霊山アルナーチャラの周囲を14km歩いている途中の寺院で見かけた情景。即、Jayaにメッセージを送ったところ……。

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    ⑤折しも、彼女が描いている作品が、これだった! チャッパル(サンダル)を脱ぎ捨て、自らの道を歩み始める女性の後ろ姿。

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    ⑥Jayaの娘Ishaは、動物保護団体で働いており、野良猫や野良犬の里親探しなどもしている。左足がなく、左目も見えないMaoは、しかし元気一杯で人懐っこい。非常にかわいい😻 なお、Jayaは小さな作品も制作・販売している。

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    ⑦ガンジス川の朝の情景を描いた一枚は、我が家の「写真撮影スポット」のひとつ。

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    ⑧これは新居の庭の夕暮れ時の写真を参考に、Jayaが描いてくれた作品。絵画の中の、スラリとした男女は、もちろん、わたしと夫😄

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    ⑨Hampiの寺院内を描いた2枚。通常、壁に絵画をかけると、少し圧迫感を覚えるものだが、これらの作品は、遠近感があるから、奥行きを感じさせて広がる。朝日がのぼる時刻、あるいは薄明かりの夜。ソファーに腰掛け、この絵画をぼんやりと眺めるひとときは、瞑想のような心地になる。

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    ⑩上の絵画は、⑨の写真の一部。この絵を購入した後、Hampiを旅行した際、同じような寺院を見つけ、たまたま赤い服を着ていたので、同じアングルで自分を撮影してもらった。酷似しているでしょ?!

    🎨さて、アーティストでもあるJayaのことは、これまでにも幾度か記してきた。STUDIO MUSEのYoutube動画でも、彼女の芸術世界を紹介している。

    我々の新居も、彼女の作品が4枚、飾られている。わたしが好きな場所、世界遺産でもあるHampiの寺院、ガンジス川ほとりの夜明け、そして我が家の新居を背景にした夕暮れ……。

    自分が「好きな絵」と、「部屋に飾りたい絵」というのは、一致するとは限らない。例えば、わたしはサルバドール・ダリや、キリコ、ポール・デルボーなどのシュールレアリズムの絵画が好きだ。ゴッホやグレコの世界も好き……と、好きな絵はたくさん出てくるが、「部屋に飾って幸せな気分になるか」といえば疑問符だ。絵画全集をめくったり、ミュージアムを訪れて見入る分には幸せだが、部屋に飾るとなるとどうだろう。

    なんだか落ち着きそうにない。

    翻って、Jayaの絵。インドの情景に溶け込む優しげな心象風景。穏やかな色遣い。まるで窓の外に広がる光景のように、朝な夕なに眺めても、飽きることのない、静謐な霧のようなものを、放ちている。彼女の作品については、過去の記録にも記しているが、今日アップロードする写真についても、キャプションを添えておく。

    🖼JAYA JAVERI インドの自然や情景、歴史を刻む建築物……。やさしく慈しむように描く画家、ジャヤ・ジャヴェリの世界。

    🖼画家の友人、ジャヤとその夫を招き、穏やかな日曜の午後。(2022/07/26)
    https://museindia.typepad.jp/2022/2022/07/jaya.html

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  • T3

    わたしは、国際線の空港が持つ、独特の空気が好きだ。わたしが初めて日本を離れ、太平洋を越えて米国の西海岸に飛んだのは20歳の夏だった。大学で日本文学を専攻していた当時のわたしは、将来、故郷の福岡で「高校の国語教師」になるつもりだった。一方、子どものころから、海外への憧憬が強かった。絵本や子ども百科、西洋絵画全集を眺めては、まだ見ぬ世界に思いを馳せた。

    1985年8月。わたしのライフは、「コペルニクス的転回」を遂げる。ロサンゼルス国際空港に降り立った瞬間の、途轍もない開放感! 肌色もさまざまに、行き交う人の風貌の、体格の、豊かさ! 空港の外に出れば、爽やかな空気、突き抜ける青空。スーツケースを運ぶポーターのお兄さんの大きな躯体と大きな靴……!

    カリフォリニアで1カ月のホームステイを体験したその夏、わたしは生まれ変わった。囚われや固定観念が洗い流され、針路が海外を指した。紆余曲折を経て、卒業後は海外旅行誌を制作する東京の編集プロダクションに就職。そこから、わたしの旅する人生が始まったのだった。

    スーツケースを携えて空港を歩くときには、背筋がピンと伸びる。旅への期待と緊張感が入り混じった独特の感傷が心地よい。脳裏に流れる旋律は、『白い港』(by 大滝詠一)。

    ♪スーツケースくらい、自分で持つと……君はいつも強い女だったね……♪

    わたしはいつまでも、旅を続けたい。自分のスーツケースを、自分で持ち続けたい。

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    東京でフリーランスのライター兼編集者をしていたわたしは、日本を離れる少し前、江戸川区西葛西に引っ越した。理由は「成田国際空港に近いから」だった。

    2013年。バンガロールでの「終の住処」を見つけるべく、物件探しを始めたときも、エリアは空港界隈に絞った。無論、当時は、2008年に移転したケンペゴウダ国際空港(ベンガルール国際空港)があったものの概ね僻地だった。しかし、やがて利便性の高い場所になると確信していた。

    当時は、周囲にぶどう畑が点在する、広大な更地だったこの場所。Total Environment という開発会社が、「After the Rain」というゲーテッド・コミュニティを建設する予定だった。更地に立ち、周囲を見渡し、風を感じ、設計図やコンセプトを精査した。レンガや木、石など天然の建材を使い、自然と調和した、環境を尊重する建築様式を、心から気に入った。

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    ケンペゴウダ国際空港を運営するBIALのCEOであるHari、そして彼の妻である、昨日の投稿で紹介したYashoの家族は、偶然にも「After the Rain」に住んでいる。我が家が引っ越しのプジャー(儀礼)をした際にも立ち会ってくれた。

    先行き不透明で、鬱々としていたCOVID-19ロックダウンのころ。ソーシャル・メディアなどを通して、Hariからの空港再開のメッセージや、空港が万全な感染対策を講じて乗客を安全に導いているとの記事を目にしたときには、言葉にはし難い安心感と希望を感じた。

    そんなパンデミック下において、バンガロールの新空港「ターミナル2」の工事は進められてきた。昨年、竣工前にYPO(グローバル組織)のメンバーたちと内部を見学したときのことや、開港式典の様子は、わたしのソーシャルメディアで克明にレポートしている。今なお、工事は進行中だが、先月には国際線ターミナルもオープンするなど、着実に進化している。

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    先日、航空ジャーナリストの日本人の知人から、旅行でバンガロールにいらっしゃるとの連絡を受けた。ぜひ「ターミナル2」を取材してほしい(もちろん自分も同行で!)と思い、Hariに連絡をしたところ、諸々の手筈を整えてくれたのだった。思いがけないバンド(ジェネラル・ストライキ)により日程変更したものの、無事に先週木曜日、取材することができた。

    PR担当者の丁寧な案内を受けつつ、国内線、国際線、双方のターミナルを見学。すでに空港のコンセプトは学んでいたが、新たに知ることも多く興味深い。最後にHariのオフィスでインタヴューをさせてもらい、充実の数時間を過ごしたのだった。オフィスのエントランスには、実物を見たいと思っていた友人Tanyaの作品が飾られている。彼女の世界観が好きすぎる💝

    子どもの頃からシュールレアリズムなアートが好きなわたしは、彼女の描く世界も大好きなのだ。彼女たちの家族もまた「After the Rain」に新居を建設中。しかも、我が家の真向かい! これはもう偶然の域を超えている。

    取材を終えて、オフィスビルの屋上へ。空を仰げば、After the Rain. 雨後の虹! なんという清々しさ! 

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    空の玄関口である国際空港とは、その都市の現在、そして未来を映す極めて大切な場所だ。「わたしが知る限りにおいて」、世界で最も魅力的なこの新空港「ターミナル2」が、わたしにとっての「おかえり」「ただいま」の地であることが、とてもうれしい。

    HariとYashoに出会え、空港の背景を学び、こうして「日本語で」伝えられることを光栄に思う。今回の取材に際してサポートしてくださったスタッフ各位にも感謝したい。空港の様子は、別途改めて、レポートを残す。

    ◉『深海ライブラリ』ブログ/ターミナル2に関する記録
    https://museindia.typepad.jp/library/terminal_2/
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  • S5

    昨年の師走以来、本当に久々に『インドのテキスタイルとサリー講座』を実施した。これまで坂田のビジネス部門「ミューズ・リンクス」として各種セミナーを行ってきたが、今月のセミナーから「OKaeri Ventures」に名義変更している。

    「オカエリ・ヴェンチャーズ?!……なに、それ?」 

    と、クスッと笑われそうですけどね。そしてわたしたちも笑っているんですけどね。それがいいのだ。「OKaeri Ventures」。それは、わたしと夫が今後、共同で始めるプロジェクトの名義。現在、諸々の準備中だが、いつものごとく「動きながら調えていく」スタイルだ。

    なぜ「オカエリ(お帰り/お還り)」なのか。命名の経緯その他、詳細はいずれ別途、記したい。

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    さて、今回の講座。従来と同じ資料に、バンガロールのファッション・ブティック情報や、昨今の「坂田視点での」すてきなデザイナーズブランドを加えて厚みを増した。いずれも、「インドの伝統的な技術を反映」し、「職人たちの技を活かし」た、「絹や綿、麻などの天然素材を用いている」、しかし若い息吹が感じられるブランドだ。

    インドのファッション業界もまた、目まぐるしく変容する昨今。わたしが焦点を当てるのは、我が座右の銘のひとつである「不易流行(ふえきりゅうこう)」が映るテキスタイル世界だ。

    インドの布(テキスタイル)は、インドの歴史や文化を理解することで、深く広く多様に、その魅力を認識できる。マハトマ・ガンディが提唱したインド独立運動のスローガンの一つ、「スワデシ(国産品愛用)スワラジ(自主独立)」とインドのテキスタイルには、切り離せない物語がある。今回の参加者各位は、歴史的な背景の説明をも興味深く聞いてくださっている様子だったので、そのあたりの説明もしっかり行った。

    いつものように、わたしのサリーを見て、触れてもらいながら、それぞれのテキスタイルの特徴を説明する。布を通して、インドの地理や歴史を同時に学べる有意義なひとときだ。いつもなら、セミナーのあと、わたしのサリーを試着してもらい、ティータイムとなるところだが、今回はスペシャルな企画があった。

    我々の新居のコミュニティAfter the Rainに暮らす友人のYashoに、彼女が販売しているサリーを持ってきてもらったのだ。彼女のことは、何度か記してきた。わが友人の中で、最も頻繁にサリーを着用している、美しく知的な女性。昨年末、新居で「京友禅サリー」の展示会をしたときも、彼女はエレガントに試着し、モデルとなってくれた。

    かつて彼女は、デリーのITC Mauryaホテルにある老舗北インド料理の名店、Bukharaにて、女性初のシェフを務めたという経歴も持つ。さまざまなインドの伝統文化などについても造詣が深く、彼女から学ぶことは多い。なお、わたしがバンガロールの新空港「ターミナル2」について、何度か仔細をレポートできたのは、彼女の夫であるHariが、ベンガルール国際空港のCEOだからこそだ。折しも、このセミナー翌日の空港取材が実現できたのも、彼のおかげだ。

    ……空港取材の話はまた、別途記す。

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    彼女は、COVID-19のパンデミックで、多くの織物職人が仕事を失い窮地に立たされているのを知り、インドの伝統や文化を守る一助になろうと、サリーを販売する「Mrinalini」(お嬢さんの名前)ブランドを立ち上げた。

    彼女が取り寄せている手織物のサリーは、いずれも非常に品質が高い。高級ブティックで買えばかなり高価となるサリーを、良心的な価格で販売している。わたしもすでに、「職人たちを支援するために」という気持ちで😁、すてきなサリーを購入してきた。そしてこの日も、参加者に見てもらうつもりだったのに、1枚のすばらしいサリーに目が釘付けになり、購入した。

    なんと、それは前夜到着したばかりで、他のサリーは1種類ずつ取り寄せるところ、それだけは2枚注文。Yashoもすでに1枚、自分のために購入していたらしい。

    「2枚、取り寄せていてよかった!」と彼女。パールのアクセサリーを好むところも、彼女とわたしは似た嗜好なので、わたしがMrinaliniのサリーが大好きなのは、当然のことかもしれない。

    かくなる次第で、非常に有意義なひとときを過ごしていただけた講座だったと思う。資料は印刷物だけでなく、pdfファイルも参加者とシェア。店舗情報などは資料の店舗名をクリックすると、それぞれのサイトに飛べるように編集している。非常に実用的な仕上がりだ。

    主催する側にとっても、とても楽しい時間だった。ご参加のみなさん、ありがとうございます。

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    ⬇︎Mrinaliniのサリー関連記事

    🥻インドはお祭りシーズン序章。またしてもサリーの海へ。(2021/09/19)
    Mrinalini. A platform to help handloom weavers across the country.

    https://museindia.typepad.jp/fashion/2021/09/saree-1.html

    🥻Mrinaliniのサリーを眺め、豊かな布の一日を締めくくる。(2022/11/11)
    https://museindia.typepad.jp/fashion/2022/11/saree.html

    [Mrinalini] サリー購入に関心のある方、坂田までDMください
    https://www.mrinalini.co/

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    水曜日は「農民によるカーヴェリー川水源を巡るストライキ@バンガロール」に翻弄されたが、本日金曜日は「農民によるカーヴェリー川水源を巡るストライキ@カルナータカ州」が実施されている。デモ行動などは一部エリアに制限されているものの、交通機関その他、乱れも見られ、連休の延長状態で、世間は軽いカオス。

    わたしはといえば、昨日、楽しみにしていた新空港「ターミナル2」の有意義な取材を終えて、久々に街中の旧居に帰宅。猫ら&夫をハグし😹、リラックス。そして気づけば、日本への一時帰国が1週間後!

    濃かった過去1週間の記録は残しておきたく、まずは日曜日のBBQの続編をアップロードしようと、Macの「メモ」(アプリケーション)を開いたら、昨日の朝、書いていたはずの記録が見当たらない。

    今朝、寝ぼけてパソコンに向かっていたとき、どうやら上書きしてしまった模様😢 「メモ」は手軽なので、つい長文にも使ってしまうが、上書きをするとタイムマシン(外付けHD)でも復元ができないのだ(削除したものは一時的に保管される)。以前も同じことをやったので、せめてシンプルテキストに下書きしようと決めていたのだが……。

    起床後は、まずエクササイズしてシャワーを浴び、朝食をすませて、脳内をすっきりさせてから作業せよ、と自分を戒める。

    というわけで、日曜の出来事。もう一度じっくり書く根性がないので、軽めに。外庭のガゼボ周辺を会場のバーベキューランチ。参加者によるポットラック(持ち寄り)とバーベキューを楽しむ。どれもこれも、おいしい! 料理の詳細にも言及したいところだが、大幅割愛。

    食事をしたり、庭で遊んだり、バスケットボールをしたりと、気ままに過ごした後、みんなで地下の「多目的すぎるホール」に移り、エンターテインメントを楽しむ。あらかじめ「出し物」をしてくれる人たちを募っていたのだ。

    すばらしいピアノ演奏を皮切りに、子どもたち(&わたし)の歌やダンス。日本に詳しいインド人メンバーによる、日本人ですらよくわからない日本に関するクイズ。そして、わたしからの「家族対抗! インド白地図に州名を書き込め!」企画。

    あらかじめamazon.inで購入していた白地図を配布し、家族や個人で、州名を記入してもらう。答案を他の家族と交換しての答え合わせ。わたしが大きな地図を開いて答えを言いながら、各州の特徴や、国境の問題などについても言及する。これは楽しみつつ勉強になる企画であった。わずか数十分で、インドの多様性と国境問題などを知ることができる。

    この日は子どもたちが多かったこともあり、ミューズ・クリエイションの今後に関するミーティングができる環境ではなかったが、みんなが楽しくソーシャライズできたのが、一番の収穫につき、本格再起動の幕開けだ。わたしが一時帰国から戻るころには、年末のホリデーシーズンに突入。諸々のイヴェントが目白押しだが、間隙を縫いつつ、ミューズ・クリエイションの新たな活動を展開したい。

    ミューズ・クリエイションの「団体案内/企画書」も、近々公表し、改めて賛同者を募りたいと考えている。

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    自分をして、久しぶりに労いたい、そんな朝。

    20代半ば。わたしは旅行情報誌の編集者だった。オフィスには、コンピュータはおろか、ワープロさえも普及していなかった1990年前後。常時、過密スケジュールのもと、なんとか仕事をこなせていたのは、「スケジューリング」を重視していたこともある。

    周囲からは「スケジューリングの女王」(スケートリンクの女王ではない⛸)と煽てられて悦に入っていたが、その技や習慣は、27歳でフリーランスになって以降、現在に至る30年余り、磨かれつつ変容しつつ、今のわたしを支えている。
    フリーランスの身の上は、会社員時代よりも一層、スケジューリングが重要となる。仕事に穴を開けたら、即、収入を失う。

    スケジュールを立てるに際して重要なのは、自分のことを知ること。自分の能力。自分の希望。自分の体力……。他人と比べるのは無意味。あくまでも自分の傾向を見つめてプランニングすることが大切だ。

    わたしが一貫して重視しているのは「余白」。フリーランスだからこそ、詰め込まない。たとえ仕事が趣味のように楽しくても、クライアントから受けている以上、仕事は仕事。切り替えが大切。

    ジャーナル(スケジュール帳)とペン、マーカーは必携。そのときどきで、マーカーの色分けやノートの種類も変化してきたが、ともあれ、マーカーで紙面が埋まらないようにするのが肝要。

    そして十分な睡眠や食事の時間。自分を見つめる時間。遊ぶ時間など「生きる楽しみを感じられる時間」は死守する。
    もちろん、思うようにいかないこともあるが、余白があれば調整可能。余白がないと、ドミノ式に倒れていく。フリーランスでそれは致命的となる。

    ……と、悠長にスケジューリングのコツを語っている場合ではない。今日の午後は楽しみにしていた新空港ターミナル2の取材。それが終わってようやく怒涛の1週間がひと段落するが、今のうちに、記録を残しておきたい。

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    ◉23日土曜日/午前中は、バンガロール日本人補習校の代行教師。わずか2回の国語の授業だったが、とても有意義で楽しい時間だった。午後は、学校での出来事や、生徒たちへの伝言ノートを書きたかったが、翌日のBBQパーティを控え、準備を優先。

    ◉24日日曜日/新居でのBBQ大会。名目は「ミューズ・クリエイション本格再始動ソーシャルイヴェント」。子供を含めた40名以上を招くのは初めてのこと。あらかじめ「坂田マルハン家/利用上の注意」を作成、保護者各位にはお子様に説明しておいてもらうなど、肉以外にも準備。新居は約5000Sq ft、外庭はバスケットボールがすっぽり入るくらいの広い敷地なので、スペースは潤沢にある。しかし、ルールを決めねば無法地帯となる。バーベキューを実施する「外庭」はアクティヴに暴れ放題、地下の「多目的すぎるホール」ではエンタメを、そして静かに読書ができる子供たちは「月光ライブラリ」を利用してもらう。

    ◉25日月曜日/午前中、大掃除。新居は基本、週末しか使っていないのでメイドを雇っていない。ゆえにエクササイズ&精神修養を兼ねて、自分で掃除をしている。世間からは驚愕される。しかしわたしは、現状、このライフスタイルを気に入っている。禅修行においても、掃除は重視されている。そのことが、この年齢になって身にしみるのだ。この件、言及すると長くなるので割愛。掃除をしつつも、朝から「明日はバンガロールがバンド(ジェネラル・ストライキのようなもの)になる」との情報が流れ、予定変更に追われる。この日の深夜、日本から到着した知人を泊めることに。

    ◉26日火曜日/知人に「1泊2食付き」を提供後、『インドのテキスタイルとサリー講座』の準備。彼女は中心部から少し離れた場所にホテルを取っていたので、この日、3時ごろホテルに移動。その2時間後、今度は、インターンの女子大生1名、バンガロールに到着。彼女の滞在先は市街を横切る必要があり、移動が不可能だったので我が家に招く。

    ◉27日水曜日/インターン女子に「1泊2食付き」を提供して見送り後(なんだかんだで、楽しかった😁 彼女のことは、いずれまた記すことになるだろう)、10時半より開催の『インドのテキスタイルとサリー講座』のためのサリーやらお菓子やらの準備。資料は先週のうちに印刷やファイリングを用意しておいた。準備は前倒しが大切。講座の様子は別途、残したい。

    ◉28日木曜日/朝。掃除&モップがけ。いい汗かいてのシャワーは最高。いまここ。やっぱり禅の教えは尊い。本日午後は延期となっていた新空港ターミナル2の取材! 楽しみすぎる。またレポートを書きたいので、今日までのハイライトを、残しておきたく、今、記しているところ。明日からは「余白」が多いので、マッサージでも受けて、少しリラックスするつもりだ。

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  • すでに数カ月前に告知されていた件。再度、大使館や領事館からの情報をお受け取りの方もいるかと思いますが、今月いっぱいでピンク色した2000ルピー札が無効になります。お手元にある方は、早急に銀行で換金を。かくいうわたしも、家のどこかに潜んでそうなので、探さねば。以下、領事館からのメールを転載します。「受け取ることをお勧めします」じゃなくて、「絶対、他の紙幣で受け取って!😅」ください。さもなくば、紙切れ同然となります。

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    ●両替所等で2千ルピー札を差し出された場合には、念のためそれを受け取らず、他の紙幣(5百ルピー札等)で受け取ることをお勧めします。

    インド準備銀行(注:インドの中央銀行)の発表によれば、本年9月30日以降2千ルピー札がインドにおける法定通貨としての地位を失い、同日以降、市場における流通が終了する見通しです。インド準備銀行によれば、市場で流通していた2千ルピー札の9割以上が既に回収されており、現在流通している2千ルピー札の数は少数になっている由ですが、両替所等で2千ルピー札を差し出された場合には、念のためそれを受け取らず、他の紙幣(5百ルピー札等)で受け取ることをお勧めします。
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    ちなみに、2016年11月、インドでは「寝耳に水」な、すさまじい高額紙幣刷新が実施されました。ブラックマネーの駆逐、税制の整備などの目的があったかと思われます。モディ首相、善し悪しはさておいて、本当にすごいと思いました。2000ルピー札は、多分、暫定的な存在だったのだと思います。この2016年の刷新を契機に、キャッシュレス化は急伸し、システムが大きく変貌を遂げることになります。

    以下のブログ記事、インド全土でお札を巡るドラマが展開された、(今となっては)非常に面白いエピソードなので、ぜひご一読を。

    ◉インド。高額紙幣の刷新に伴っての個人的な記録。(2016/11/20)
    https://museindia.typepad.jp/_2016/2016/11/demonetization.html

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  • 382202079_10228263611192595_1583646229426625228_n

    昨日、ミューズ・クリエイション(フェーズ3)の本格始動を記念して、メンバーが集ってのSOCIAL MUSE、BBQ大会を実施した。大人と子供、総勢40名以上が集っての賑やかな午後、本当に楽しかった。今朝はその余韻に浸りつつ掃除をすませ、さて、記録を残し、明日の新空港(ターミナル2)の取材や、明後日のセミナー「インドのテキスタイルとサリー講座」の準備をしようと思ったら!

    数日前からじわじわと噂が流れていた「バンド(Bandh)」が、バンガロールにおいて明日26日、実施されることが決まったとのニュース。ああ、もう!! なんてこったい。

    バンドとは、インドやネパールなどの南アジア諸国において、政治に関連する抗議行動に伴う閉鎖行動で、ジェネラル・ストライキのようなものだ。学校は休校。オフィスや店舗もクローズ。公共交通機関も多分、ほぼ動かない(情報錯綜中)。暴動が起こる可能性もあるので、基本、自宅待機。デリヴァリーの類も多分、稼働しない。メディアによって情報がまちまちなので、なんとも言えないが、自宅待機が賢明だろう。

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    Bandh (Devanagari: बंद) (literally: shutting down) is a form of protest used by political activists in South Asian countries such as India and Nepal. It is similar to a general strike. (Wikipediaより転載)
    デーヴァナーガリー(devanāgarī)は、インドの文字。ヒンディー語、マラーティー語、ネパール語ほか、古典語であるサンスクリットなどの表記にも用いられる……とのこと。
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    ✈︎楽しみにしていた明日の新空港取材は延期。なんやかんやの末、本当は今日、街中の旧宅に戻る予定だったが、夫だけが戻り、わたしは空港近くの新居に居残ることに。明後日のセミナーも新居でやるから、行ったり来たりが減ったと思えばいいのだが、旧居にいる4猫らが恋しい😸

    この事態を受けて、今夜、日本から到着する知人を急遽、拙宅にお泊めすることになり、さらには明日、到着予定の日本人女性もいるなど、わたし自身が空港近くにいた方が何かと便利な状況につき、まあこれはこれで、よかった。

    さて、今回のバンドの理由は、カーヴェリー川(Kaveri/Cauvery)の水源問題。カーヴェリー川 は、インド南部を流れる河川。ヒンドゥー教において聖なる河のひとつに数えられる大河だ。北のガンジス川と同じような位置付けでもある。
    水源としてのカーヴェリー川を巡っての、カルナータカ州 vs タミル・ナドゥ州の軋轢が原因。明日、農民たちが決起するということで、暴動などが起こる可能性もあることからバンドとなった次第。

    カーヴェリー川の水源はカルナータカ州にあり、タミル・ナドゥ州に連なってベンガル湾に流れ出す。カルナータカ州がダムからの放出する水量を巡るこの問題、実は100年以上前から続いており、2016年には、バンガロールで暴動が起こったり、車両が放火されたりと、かなり大きな騒ぎとなった。

    外出禁止令が出た日もあれば、公共の場で4人以上が集まっての行動が禁止される「Section 144」が発令されるなど、数日間、てんやわんやだった。というのも、よりによって、その時期、年に一度の「ミューズ・チャリティバザール&コンサート」が開催予定だったからだ。ホテルのバンケットを借り、外部ヴェンダーも大勢招待しての、大規模イヴェントにつき、簡単に変更を決められない。

    予定通り実施するかキャンセルかで悩み、前々日に決行を決めるなど、結構なドラマが展開されたのだった。

    その後、暴動が政治家に連なるマフィアが仕組んだ意図的なものだったというニュースも流れた。何十台ものバスが燃やされるセンセーショナルなシーンもあった。このときの暴動で500人以上が市警によって拘留されたらしいが、その中の一人(女性)の供述によると、「マトン・ビリヤニと100ルピーをやるから、暴動に加担して、バスに火をつけてこい」と言われたらしい。

    過去のブログ記事を今、読み返して、つくづく、諸々、考えさせられる。

    ともあれ、カーヴェリー川の地理的な様子や具体的な問題や経緯その他、2016年のブログに記しているので、関心のある方は、ご覧ください。バンガロールにお住まいの方は、知っておいた方がいいかと思います。

    1枚目の写真は、カーヴェリー川で一寸法師状態の我が夫。2010年、コーヒー農園のリゾート、クールグを訪れた時の一枚。

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    🔥由々しき暴動、バンガロール。平静を願う夜。(2016/09/12)
    https://museindia.typepad.jp/_2016/2016/09/cauvery.html

    🔥カーヴェリー川とバンガロール暴動を巡っての覚書(2016/09/14)
    https://museindia.typepad.jp/_2016/2016/09/kaveri02.html

    🌸5度目にして、初の試み。規模拡大で、ミューズ・チャリティバザール&コンサート(2016/09/19)
    https://museindia.typepad.jp/_2016/2016/09/musecharitybazaar2016.html

    ☕️クールグ。コーヒー農園のリゾートにて【超!長編】(2010/06/06)
    https://museindia.typepad.jp/2010/2010/06/coorg.html

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    (日本語は下に)
    A showroom of the Japanese brand TOTO has opened along Vittal Mallya Road. It is on the upper floor of the  “Heads Up For Tails” pet shop. I visited the opening the day before yesterday.

    Here, visitors can experience ‘first class’ toilet seats and bathtubs.😆 Of course, there is also a range of high quality and reasonably priced ranges. The toilet bowl I am touching is the ultimate in hygiene. Unused product, of course. For more information, visit the website. Alternatively, visit the showroom!

    ************
    TECHNOLOGY NAME : CEFIONTECT
    Special Hygienic Glaze for an ULTRA-SMOOTH Ceramic Surface. Glass layers are burned onto conventional glaze, making CEFIONTECT an extremely durable material. CEFIONTECT is hydrophilic. Water spreads easily over the toilet bowl, so waste particles easily wash away.
    https://in.toto.com/technology/
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    来月の一時帰国を前にして、いろいろな「新しいこと」が始まっている。ミューズ・クリエイションの再始動、夫とのビジネス、インド友らとの新しい企画、そして補習校の助っ人先生という体験など……。

    どれも丁寧に向き合いたいので、スケジューリングが大切。毎度「手書きのすすめ」をやっているが、ノートに手書きで、視覚的に計画を書き込むというのは、本当に有効だ。自分の許容量を視覚的に一瞥できる。書き出すことは脳内の整理になる。

    というわけで、あと数時間後にはミューズ・クリエイションのバーベキュー大会を控えている日曜の朝、取り急ぎ、記録を残しておく。

    ✏️昨日は、2回にわたるバンガロール補習授業校の中学国語代行教師の2回目、つまり最終日だった。生徒たちの作文を読み、そこから個別にオリジナルの授業。「詰め込みすぎないで」「速度を落とせ」と自分に言い聞かせつつ、しかし子供たちの吸収度は高いから、加減をする必要はないと思うなど。学びの多い時間だった。補習校のことはまた、改めてじっくりと書きたい。

    🚽今日のうちに書き残しておきたかったこと。それは、一昨日訪れた、TOTOのショールームのオープニング。バンガロール市街中心部、UBシティのすぐそばに、TOTOの販売店が開店したとのことで、お招きを受けていた。写真の光武氏とは、「バンガロール九州沖縄県人会」仲間だ。そう。TOTOの本社は福岡県北九州市小倉。旧社名の東洋陶器株式会社を略して「TOTO」である。

    わたしの故郷は福岡市だが、北九州はかつて祖父母が暮らしていた。またわたしの大学は山口県下関市だったこともあり、学生時代はしばしば小倉へ遊びに行った。当時、下関には24時間営業の店がなく、男友達の運転する車で関門大橋を渡り、北九州のロイヤルホストで夜通し語り合ったものである(青春)。また、火の山の桜並木は忘れ得ぬ思い出(青春)……。

    TOTOといえば、「TOTO出版」から1994年に発行された『地球家族』という本がすばらしい。

    “「申し訳ありませんが、家の中の物を全部、家の前に出して写真を撮らせてください」地球のリアルな今を知る。世界の平均的家族の持ち物と暮らしレポート。”

    この企画を出した人も、この本を出版しようと決めた人も、そしてこれに予算を出そうと決めた人も、すばらしい。視覚的に異文化のライフスタイルを捉えることができる。それぞれの地の、それぞれの暮らしに敬意を。

    今、サイトを確認したところ、シリーズ化されている模様。他の書籍も読んでみたいものだ。
    https://jp.toto.com/publishing/detail/A0105.htm

    いけない、また話が逸れて長くなる。

    TOTOのウォシュレットをインドで初めて見たのは、今から十数年前、ニューデリーの高級ショッピングモールの最上階だった。残念ながらそのウォシュレットは息絶えていた。

    インドの電力は不安定供給。繊細なコンピュータ制御の家電は悉く破壊される。故に、インドはもちろん、韓国メーカーの家電類などは、スタビライザー内蔵の冷蔵庫などが当時から普及していた。そのウォシュレットがどういう経緯でそこに置かれていたかはわからないが、スタビライザーは通されてはいなかったはずだ。

    バンガロールに某日系ホテルがオープンする前、日本人スタッフにセミナーを依頼された。その際、スタビライザーの重要性を話したところ、担当者が大慌てでウォシュレットに装備したという経緯がある。わたしは何台かのウォシュレットを救ったと自負している😂

    もっといえばインドには「手動ウォシュレット」があるから、ややこしいものを備える必要はないのでは? と、身も蓋もないことを「当時は」思った。当時は。しかし、時代は流れる。

    ……詳細は割愛するが、時代は流れた。インドのライフスタイルは、相変わらず新旧混沌、貧富の差は著しくも、激変を続けている。
    そして、このショールームのすばらしいこと!

    インドの超富裕層というのは、「超」である。数十名で宴会ができそうなくらい広いバスルームを備えた家を持つ友人もいる。バスルームの中央に樹木などが植えられている。もうね、意味がわからないと思う。

    そういう人たちは、この、乗用車が軽く買えるほどの豪華浴槽を、さらっと購入する。そういう市場をも、TOTOは狙っていらっしゃるのではないかと察する。

    そして、わたしが手で触れているこの便器! 便器と呼ぶにはもう、憚られるほどの、意味不明に豪華でハイテクな便器! 表面が超絶に「防汚加工」が施されているらしい。自分なりに解釈して文章化しようと思ったが、難しいので、光武氏の案内を転載する。

    ************************
    トイレのボウル面の防汚加工
    TECHNOLOGY NAME : CEFIONTECT(セフィオンテクト:特許技術)
    ※陶器は通常1200℃で焼きますが、ジルコン成分は溶けません。そこでジルコンを事前に取り出し1800℃で融解し粉状にして陶器に塗布した後に1200℃で焼き上げるとナノレベルでなめらかな表面になります。
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    取り急ぎ、現場からは、以上です。

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    パンデミックが明けて以来、バンガロールのヴェジタリアンな食料品店、Namdhari’sが、週に一度、我々の暮らすコミュニティにマーケットを開いてくれるようになった。コックスタウンの旧居には土曜日、ヤラハンカの新居には日曜日。昨今の我が家では、Bigbasket.comをはじめとするオンラインでのショッピングが主流になっていたが、やはり実際に野菜や果物を手にとって購入するのはいい。

    土曜日、わたしが補習校に行っている間、夫は珍しくも自ら、クラブハウスの前に広げられたマーケットへ買い物に出かけた。果物が好きな夫。マンゴーの季節には、毎日、嬉々としてマンゴーを食べていたが、もう、シーズンは終わってしまった。ジャックフルーツ、ライチー、マンゴスチンも、このごろは見ない。そんな中、彼が買ってきたフルーツは、彩りは今ひとつながらも、ヴィタミンたっぷり、栄養価の高いものばかりだった。

    それらを、朝、黙々と準備する。ブルーベリーとキウイは輸入ものだが、他はインド産。甘く柔らかなカスタードアップル(バンレイシ/釈迦頭)。ぼんやりとした味ながら栄養価が高いドラゴンフルーツ、甘酸っぱさと独特の芳香が魅力のパッションフルーツ。そしてほぼ毎朝食べているザクロやバナナ。

    🫐 

    そんな栄養たっぷりのフルーツを盛り付けながら、昨日の出来事がふと、蘇った。そして、今更ながら、わたしは気づいたのだった。

    わたしが忘れていた概念は、「社交辞令」だった。

    関心を示されている……と感じていたことの一部は、実は社交辞令だったのではないか。そう考えると思い当たる節が出てくる。日本を離れて27年。未だ日本語は流暢だし、日本的な感覚も忘れているつもりはなかったし、そこそこ、忖度もできていると思っていた。

    でも、久しく日本の社会に暮らしてきたわけではなく、時代も変容している。今の社会の様子など、実は何もわかっていないのかもしれない。

    前向きな言葉や共感、誘いの言葉を、概ねストレートに受け止めてきたが、その割には「え?」と思うことが、インドに移住して、日本の人たちと関わり合う中で、少なからずあった。今思うとその多くは、わたしが社交辞令を間に受けていた、相手は本気ではなく、なんとなく場を丸くおさめたかっただけだった……と考えると、納得がいく。

    自分が歳を重ねれば尚更のこと。いくら自分の精神は瑞々しいつもりでいても、相手から見たら大概……なのよね。そら、断りにくかろう。わたしが20代、30代の時も、かなり年長の人から話を持ちかけられれば、そら、断りにくかった。

    やれやれだな〜。何だか恥ずかしくなってきた。

    とはいえ、社交辞令と本音を見極めるのは難しい。無理強いをするつもりは決してない。しかし、圧が強いと思われている可能性もあるとすれば、不本意だ。いや、強いよな、圧。なにしろ、このごろはしばしば「お節介」とも言われてきたし。そもそも、お節介と親切の境目も見極めにくい。

    本来(というかインドに来る前までは)、わたしは他人に干渉したくない、されたくない性格で、独立独行だったはずなのに、インドの影響なのか、年齢(経験)を重ねたせいなのか、つい……ああ、やっぱりお節介か。

    とはいえ、だ。だからって、忖度しまくって、自分がやりたいことをやらないのは、諸々、勿体ない。共感してくれる人もいるのだから。

    OK。わたしに向けて社交辞令を発する人には「うざい人」と思われるかもしれないが、仕方ない。適宜スルーしてください。
    わたしはやはり今まで通り、自分に対して真摯に、一旦は声を上げて生きようと思う。命短し。忖度やらモヤモヤやらしている時間は無駄だ。さて、企画書作りに取り掛かろう! 

    Have a nice day!

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