インド百景 2021-2025
天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信
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A dragon was flying in the sky.
The dragon had a jade in its mouth.
Soon it became a phoenix and flew away.
🐉
It was because I had been thinking about the Stone Statue of Nagarjuna that lies in the Mansar ruin in the suburb of Nagpur yesterday and today.
Clouds reflect our feelings.
In fact, since this morning, I have looked at the photos which I took in April 2018, many times.
Yesterday, my acquaintance who visited the same place sent me a current photo. When I saw it, I was shocked.
It had been damaged and weathered over the past four years.I wonder if there is anything we can do to unearth it.
This site is of great significance to the history of Buddhism.
What I can do is to let people know about it.
That is why I am persistent in sharing my record….
🐉
空に龍が飛んでいた。
龍は、玉を咥えた。
如意宝珠。
やがて鳳凰になり、飛んで行った。
昨日今日と、ナーグプル郊外のマンセル遺跡に眠る、「龍樹像」のことを考えていたせいだ。
雲は気持ちを映してくれる。
実は今朝から、2018年4月に撮影した冒頭の写真を、何度も眺めた。
というのも、昨日、知人が撮影した同じ場所の写真を目にし、衝撃を受けたからだ。
4年の間に、ずいぶん、傷つけられ、風化していた。
なんとか、発掘できないものか。
仏教の歴史にとって、重要な意味を持つこの遺跡。
わたしにできることは、このことを、知ってもらうこと。
だから、しつこく、シェアをする。
✊インド国憲法草案者アンベードカルとインド仏教。そして日本人僧侶、佐々井秀嶺上人を巡る記録
https://museindia.typepad.jp/library/2021/12/unity.html -
今年もまた、昨日から明日までの3日間に亘り、インドの中心部に位置するマハラシュトラ州のナーグプルのディークシャーブーミ(ストゥーパ/仏舎利塔)にて、仏教改宗式が開催されている。
インド国憲法の草案者であり、インドの初代首相ネルー内閣の法務大臣でもあった、ビームラオ・アンベードカルによって、1956年10月14日に開催されたのが始まりだ。COVID-19パンデミックを経て3年ぶりの今年は、第66回目だという。
ヒンドゥー教徒によって定められたカーストの最下位であるダリット(不可触民)を出自とするアンベードカル。彼は、壮絶な努力とすさまじい熱意によって、米国やロンドン、ドイツで学問を身につけ、インド共和国誕生に不可欠な人物となった。
政治家として尽力する傍ら、彼はまた、カースト制度による差別の撤廃を目指し運動を続ける。しかし、ヒンドゥー教徒である限り、カーストの縛りから逃れられないと悟り、仏教を徹底的に追求。その結果、約30万人(資料によって数字が異なる)とされるダリットの人々と共に、1956年10月14日、仏教徒に改宗したのだった。
しかし、改宗式からわずか2カ月後、アンベードカルは他界する。行き場を失った新仏教徒たち……。
その12年後の1968年8月8日、「数奇な縁」と「使命」により、日本人僧侶の佐々井秀嶺上人は、南天竺ナーグプルの土を踏む。以来、佐々井秀嶺上人は、50年以上に亘り、インドの地で、虐げられし人々を救うべく、闘い続けている。アンベードカルの意志を引き継ぎながら、今なお毎年、大規模な仏教改宗式を執り行っているのも、佐々井秀嶺上人だ。
インドの仏教、カースト制度で底辺とされた人々の苦悩、アンベードカルの偉業、ガンディーとアンベードカルの確執、佐々井秀嶺上人の生き様、そして、わたし自身がナーグプルに至ったご縁などについて、セミナー動画で語っている。また、『深海ライブラリ』ブログに、セミナーで使用した資料ほか、さまざまな関連情報をまとめている。
インドの独立に関わった人物といえば、マハトマ・ガンディが世界的に有名だが、ビームラオ・アンベードカルの偉業もまた、筆舌に尽くし難い。貧困層の人々の間では、アンベードカルの方が尊敬を集めている傾向が強い。これを機に、ぜひとも動画やブログをご覧いただければ幸いだ。
✊インド国憲法草案者アンベードカルとインド仏教。そして日本人僧侶、佐々井秀嶺上人を巡る記録(ブログ)
https://museindia.typepad.jp/library/2021/12/unity.html✊〈南天竺を舞台に2000年の時間旅行〉インド憲法の草案者アンベードカルと仏教/壮絶な使命を遂行! 半世紀以上に亘り、虐げられし民を救済する僧侶、佐々井秀嶺のすさまじき足跡。
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一昨日、月に一度のフォーラム・ミーティングのあと、UBシティでランチを楽しんだ。新しくできたトルコ料理店。ご飯もの、肉料理、野菜料理、いずれもおいしい!
忘れぬうちに、写真だけでも残しておく。 -
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🇮🇳本日、マハトマ・ガンディの誕生日。写真の資料は、坂田がセミナーで使用するために作成したものの一部。詳細に関心のある方は、ぜひ「インド・ライフスタイルセミナー必修編①〜⑤」をご覧いただければと思う。
【インド・ライフスタイルセミナー】
●パラレルワールドが共在するインドを紐解く/セミナー動画
①多様性の坩堝インド/多宗教と複雑なコミュニティ/IT産業を中心とした経済成長の背景/現在に息づくガンディの理念②「広く浅く」インドの歴史(インド・パキスタン分離独立)/インドの二大政党と特筆すべき人物/テロが起こる理由とその背景
③明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈前編〉人物から辿る日印航路と綿貿易/からゆきさん/ムンバイ日本人墓地/日本山妙法寺
④明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈後編〉第二次世界大戦での日印協調/東京裁判とパール判事/インドから贈られた象/夏目漱石
⑤ インド国憲法の草案者、アンベードカルとインド仏教、そして日本人僧侶、佐々井秀嶺上人
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昨年に引き続き、今年も三人の娘を持つ友人宅に招かれた。
今年は9月26日に始まった「ダセラ/ダシェラ」と呼ばれる祝祭の期間。これはインド二大叙事詩のひとつ『ラーマーヤナ』の主人公であるラーマ王子が、10の頭を持つ悪魔ラヴァナを退治したことを祝することに因んでいる。
あまりにも宗教ごとの祝祭が多いため、毎年のように記していても、毎年のように詳細を忘れてしまい、自分の記録を遡って「そうだった、そうだった」と確認する始末。以下も、昨年の記録を参考にした。
「ダセラ/ダシェラ」とは、「ナヴラートリ」と呼ばれる女神を讃える「9日間に亘る祝祭」のあとの締めくくり、10日目にラーマ王子が鬼退治を成就するハイライトだ。
サンスクリット語で「9つの夜」を意味するナヴラートリ。9日間に亘り、毎日異なる姿で現れる女神を祀る。それぞれの日に、異なる色が定められており、その色に因んだ衣類などを身につける女性たちもいる。
この9つの色彩はまた、インドにおいては宝石にも反映されており、「ナヴラトナ・ストーンズ」と呼ばれる。太陽を表すルビーを中心に、太陽系の惑星や恒星、日食や月食を示す石で構成され、身につければ幸運を招くと言われている。わたしは移住当初、しばしばこの指輪を身につけていたものだ。
また、2013年に天皇皇后両陛下がインドへいらした際、わたしはチェンナイで開催されたお茶会にお招きいただいたのだが、そのときにナヴラトナ・ストーンズのイヤリングを購入した。いずれのジュエリーにも深い思い出がある。
思えば、わたしがニューヨーク在住時代に起業した出版社の名前「ミューズ・パブリッシング」の「ミューズ」は、ギリシャ神話に登場する9人の女神の総称だ。文学や天文、記憶や実践、歌や踊り……といった芸術などを司る女神たち。9という数字の持つ意味に共通の何かがあるに違いない。
さて、ナヴラートリの祝い方は、インド各地で異なる。たとえば、東インドのベンガル地方では、ドゥルガー(複数の手を持つパワフルな戦闘の女神)を讃える盛大なお祭りが展開される。
一方のここ南インドでは、 ダセラの時期に合わせて、ゴル (Golu)と呼ばれる人形のお祭りが行われる。飾られる人形は、ヒンドゥー教の伝説に因んだものから、マイソールなど宮廷の生活、結婚式、市場の情景、おままごと風の台所用品など、ヴァラエティ豊かだ。
日本の桃の節句、雛祭りと非常によく似た女の子のお祭りでもある。「奇数」の段が設置されるところも同じ。日本の雛祭りは、多分このインドの祭りの影響を受けているのではないかと察せられる。
この日のドレスコードは「シルク」ゆえ、迷わずサリーを着用することに。実は先日のムンバイでKala Niketanを訪れた際、伝統的な絵画をプリントしたサリーが目に止まった。「プリント」という技法は、伝統的ではないものの、タッサーシルクの上に渋目の色合いで描かれた女神たちが美しく、しかも極めてリーズナブルとあって、即、購入したのだった。
本来ならばテイラーに出してブラウスを作り、裾やパルーの部分に手を加える必要があるのだが、どうしても着たかったので、パルーの部分の共布(ともぎれ)を切断し、フレキシブルな浅い緑色のストレッチブラウスを合わせた。後日、テイラーに出そうと思う。
ナヴラートリには、9日間に亘って、それぞれの日の「色」が決められている。昨年は、招かれた日が「青の日」だったので青系のサリーを着ていった。今年は、先にサリーを選んだので、色を確認せずにいたのだが……さきほどチェックしたら「緑の日」だった。ブラウスを緑にして正解だった。
昨年に引き続き、少し大きくなった次女が、ゲストに対して丁寧に、人形にまつわるストーリーを説明してくれる。最近はインドでも、古くからの伝統を受け継ぐ家庭が減りつつある中、彼女たちのように文化を継承する子供たちの存在の大切さを思う。神々を讃え、日々の暮らしを慈しみ、豊穣に感謝する。ライフのさまざまが込められたお祭り……。
ところで友人宅は、今年、市街中心部のキングフィッシャー・タワーに居を移されていた。20階から見下ろす周囲の情景は、見事なまでに緑豊か。カルナータカ州庁舎を取り囲むようにカボン・パークの森が広がる。この物件には、何人かの友人家族が暮らしているが、それぞれの窓から異なる市街の光景が眺められ、いずれも圧巻だ。
昨日、顔を合わせた別の棟に暮らす友人曰く、雲の動きを眺められるモンスーンの時期が、彼女にとっては最もすばらしいという。年明け、色とりどりの樹の花が咲き乱れる時期も美しいが、確かに、パノラミックに広がる曇天の空は、刻一刻と表情を変えて魅力的なことだろう。
🎎日本の雛祭りにそっくりな、南インドのお祭り、Navratri Golu(昨年の記録)
https://museindia.typepad.jp/2021/2021/10/golu.html💍指にきらめく宇宙。9つの石のNavratna Stones
https://museindia.typepad.jp/fashion/2009/12/navratna.html























































