インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    わたしは敬虔な仏教徒でもなければ、仏教に詳しいわけでもない。

    しかし、近代インドの歴史を知る上で不可欠なアンベードカル博士の生涯、そしてインドにおいて半世紀以上にも亘り、壮絶なまでに身を賭して、虐げられし人々を救済し続けている日本人僧侶、佐々井秀嶺上人の足跡を知って以来、ひとりでも多くの日本人に、わたしの知る限りをお伝えしたいと思うに至った。

    昨年のロックダウンを機に設けたYoutubeチャンネルを通して、これまでよりも多くの人たちに、伝えられるようになった昨今。本日、ふらりと立ち寄ったクラブハウスにて、佐々井秀嶺上人の話題が出ていたことから、先月シェアした情報を、ここに再掲載する。

    * * *

    インドライフスタイル・セミナー〈必修編〉④。「2000年の時空を超えて」語っています。

    この歳月の連なりと、佐々井秀嶺上人の数奇な命運を思えば、90分なんて一瞬です。ほんと、一瞬。堅そうなテーマながら、資料をわかりやすく編集し、懇切丁寧にお伝えしています。一人でも多くの方に、「最後まで」ご覧いただければ幸いです。ご希望の方には使用した資料(pdf)をお送りしますので、坂田までメッセージをお送りください。

    【CONTENTS】

    ●導入/ファシリテーター柴田氏もナーグプルを訪れていた
    ・本セミナーに連なる坂田の過去3回のセミナーの簡単な振り返り

    ●仏教の概要(アンベードカルと佐々井秀嶺上人を知るために必要な最低限の情報)
    ・仏教のはじまり(初期仏教)
    ・仏教の源泉と広がり(上座部仏教/大乗仏教)
    ・日本に伝来した仏教。その背景
    ・仏教の教え(苦の輪廻からの解脱)
    ・インドにおける仏教(誕生と繁栄、衰退、そして復興)

    ●アンベードカルについて
    ・アンベードカルの略歴、活動とその偉業の断片
    ・アンベードカルとガンディ。カースト制度をめぐる対立
    ・インド国憲法と、晩年の仏教改宗

    ●インドの中心点、ナーグプルの奇跡
    ・ナーグプル市は仏教徒が非常に多く、識字率が高い

    ●龍樹の啓示を受けてインドに半世紀余り。佐々井秀嶺
    ・佐々井秀嶺上人の略歴
    ・南天龍宮城へ行け。龍樹のお告げ
    ・坂田の祖母の話
    ・龍樹(ナーガルジュナ)とは?
    ・大日如来とは? 南天鉄塔とは?
    ・佐々井秀嶺上人の主な活動

    ●仏陀聖誕祭、佐々井秀嶺上人にご同行/坂田マルハン美穂、ナーグプル旅
    ・佐々井上人によって発掘された2000年以上前の仏教遺跡「マンセル遺跡」
    ・早朝から深夜まで。仏陀聖誕祭に因んでのイヴェントにご同行
    ・佐々井上人のことば

    ●佐々井秀嶺上人の現在/2020年に新型コロナウイルスに感染されるも、使命を遂行されている。ご縁を受けた者に、なにができるのか。

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    市街北部のヤラハンカに建設中の新居。ようやく内装を詰める段階、今日はキッチンまわりの最終打ち合わせ。諸々の進捗を確認して帰路、久しぶりに韓国料理店のアリランでランチ。

    バンガロールの北部郊外には、いくつかの慈善団体があることから、ミューズ・クリエイションのメンバーと訪問をした帰路、ここに立ち寄ってランチを取りつつの反省会……というのが定番だった。

    そんな日々も、すでに遠く幻のよう。

    おいしいんだかまあまあなのか、いまひとつ判断しかねる石鍋料理を食べた後、階下の食料品店で豆腐などを購入。今日はニラ風の野菜が売られていたのでそれも買った。ここの大豆もやしはとてもおいしいのだが、あいにく品切れ。

    ところでわたしは、その顔立ちのせいか、昔から、よくコリアンと間違えられる。

    米国でも、ここインドでも、韓国料理店に来ると、オーナーらしき女性から、あるいはお客の女性から、あたかも「同郷の人ですね」という気持ちのこもった、黙礼をされることがある。韓国料理店だけではない。近所のスーパーで出会った女性に、すれ違いざま、「アンニョンハセヨ」と挨拶されたこともある。

    そんなとき、得も言われれぬ一抹の、懐かしい感傷が、心を過ぎる。

    韓国人のコミュニティの結束力については、米国在住時から目の当たりにしてきた。ここインドでも、然り。

    詳細を綴れば長くなるが、ともあれ、我々日本人が、この地でふんだんに白菜が食べられるのも、豚肉店で「コリアン・スライス」という名の豚バラ肉を入手できるのも、豚骨スープ用の骨を買えるのも、先達コリアンのおかげなのだカムサハムニダ。

    出来立てでまだ温かい木綿豆腐と絹ごし豆腐。今夜はまず、絹ごしを冷奴にしようと思う。

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    【復習】ジャングルの話題から派生して、環境問題やアートの話など

    ◉バンガロールのゴミ処理を巡って/インドのゴミ処理事情(2016年)
    http://www.museindia.info/museindia/garbage.html

    ◉インドのゴミ処理を巡る旅。ぜひ読んでください。(2011年)
    https://museindia.typepad.jp/2011/2011/11/earth.html

    ◉現代美術の国際美術展覧会『コチ=ムジリス・ビエンナーレ』を訪ねてケララへ。
    https://museindia.typepad.jp/2017/2017/01/kochi.html

    ◉瀬戸内/直島&豊島の旅と、安藤忠雄によるベネッセハウス
    https://museindia.typepad.jp/2019/naosimateshima/

    【予習】近々、語り合いたいテーマ/若者に伝えたいことなど

    *以下の動画、本当に有意義な座談会につき、多くの人たちに見て欲しいです。

    【インド発、世界】 🇮🇳🇯🇵 同時期、バンガロールに暮らした3人が、当時の経験や帰国後の生活について忌憚なく語る。楽しい会話の中にも、帰国子女が抱える課題が浮かび上がる有意義な座談会。

    【インド発、世界】 🇮🇳🇯🇵 子ども時代をバンガロールで過ごした3人。今はフランス、日本で学生生活を送る彼女たちの、インド生活の体験談や帰国子女の先輩としてのメッセージなど充実の座談会

    ◉若者向けセミナーの資料の一部。
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    【ジャングル旅の記録ブログ】

    ①15年ぶりのジャングル。マイソールを経てカビニまで、3泊4日旅の始まり
    https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini01.html

    ②カヴェリ川のほとりにて。トラ、ゾウ、シカ、サル……動植物の楽園。
    https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini02.html

    ③バードウォッチング。南インドのおいしい朝食。朝からMoëtる。
    https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini03.html

    ④福岡県よりも広い、ここはニルギリ生物圏保護区の一隅なのだ。
    https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini04.html

    ⑤我々もまたワイルドライフ。社交も華やかに束の間の旅。

    https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini05.html

    【かつての藩王国マイソールの参考資料】

    ◉マイソール(マイスール)
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%AB

    ◉マイソール王国
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%8E%8B%E5%9B%BD

    ◉ティプー・スルターン/マイソールの虎(Tiger of Mysore)。反英闘争に命を賭した軍総司令官。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3

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    【ジャングル拠点カビニの参考資料】

    ◉ニルギリ生物圏保護区
    https://nipponkaigi.net/wiki/Nilgiri_Biosphere_Reserve
    https://en.wikipedia.org/wiki/Nilgiri_Biosphere_Reserve

    ◉西ガーツ山脈
    https://ja.wikipedia.org/wiki/西ガーツ山脈

    ◉ニルギリ丘陵
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ニルギリ丘陵

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    ◉わたしたちが滞在したホテル@マイソール Royal Orchid Metropole Hotel
    https://www.royalorchidhotels.com/royal-orchid-metropole-mysuru/overview

    ◉わたしたちが滞在したリゾート@カビニ EVOLVE BACK KABINI
    https://www.evolveback.com/kabini/

    ◉こちらもおすすめ Kabini River Lodge/ジャングル・ロッジ
    https://www.junglelodges.com/resort/kabini-river-lodge/

    🐘第二次世界大戦後、日本の子どもたちの要望を受けて、ネルー首相が贈った象のインディラ

    以下は、坂田のセミナー動画で使用した資料より転載。

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    【Youtube/ インド発、世界】🇮🇳🇯🇵 パラレルワールドが共在するインドを紐解く③明治維新以降、日本とインドの近代交流史〈後編〉第二次世界大戦での日印協調/東京裁判とパール判事/インドから贈られた象/夏目漱石

    30:00​ ネルー初代首相が上野動物園に贈った象のインディラ
    35:26​ 娘だけではない。希望と慈愛、そして太陽も。

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    📺NHKアーカイブス/NHK放送史

    🇮🇳インディラさん日本へ 印度・カルカッタ(1947年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009182698_00000

    🇮🇳インディラさん入京(1947年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009182708_00000

    🇮🇳象のわかれ 東京(1947年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009182762_00000

    🇮🇳吉田首相とインディラ嬢 東京(1949年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009182711_00000

    🇮🇳動物目方くらべ 東京(1950年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009183094_00000

    🇮🇳インドのネール首相 来日(1957年)
    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030023_00000

    🦜TULIKA BOOKS

    坂田がとても好きな児童書の出版社、TULIKA BOOKS。ミューズ・クリエイションのバザールでも販売代行をさせてもらってきた。折しもつい先日、インドから日本に贈られた象のインディラの物語を描いた絵本が出版されたので注文していたところ、ジャングルから戻った日に届いていた。

    なお、昨年のオンライン・イヴェント『ミューズ・チャリティフェスト2020』では、絵本の作者の承諾を得て、すばらしい伝統絵画と音楽による動画を提供していただいた。坂田は絵本の翻訳に初挑戦。とても楽しい作業だった。下部に動画を添付しているので、こちらも併せてご覧いただければ幸いだ。

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    Uncle Nehru, Please Send An Elephant!
    ネルーおじさん、象を送ってください!

    https://www.tulikabooks.com/picture-books/uncle-nehru-please-send-an-elephant-english.html

    【Youtube/ インド発、世界】🇮🇳🇯🇵 Why do the Bhils Paint? インド先住民族ビル族に伝わる絵画の起源を伝えるアニメーション。彩りも豊かに、語り、音楽もすばらしい作品。

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    その他のワイルドライフ。ヒト科ヒト属ヒト(ホモ・サピエンス)。

    ドレスコードは「白」。1920年代、欧米で流行ったリゾートのパーティファッション。ロバート・レッドフォードの『華麗なるギャツビー』を彷彿とさせる退廃@ジャングルにて。

    初日は「音楽がうるさすぎる」などと言っていたのは誰だったか。ミューズ・クリエイションのおかげで、すっかり「舞台慣れ」。踊りのうまい友人とステージに上がり、真似して踊るも楽しき夜。

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    ヒトの間で流行して久しいCOVID-19。ここに集うヒトらは、合流48時間前にPCR検査を受けて全員陰性。加えて、我が親しい友ら夫婦は、半数近くが感染ずみ。我々含め、ワクチン接種をしている人も多数。

    リゾートのスタッフ含め、接客業ほか、公共の場では、州によって条件が異なれど、基本、マスク着用。わたしが首にかけている存在感あるチェーンも、マスクホルダーにつき。マスクはすっかり、ファッションの一部となりて。

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    わずか2泊3日のジャングル・ライフのインパクトは強く。昨夜、長距離ドライヴを経て帰宅。毎度、歓迎してくれない我が家の4猫らが、しかし殊の外、小さくかわいらしきものに見える。

    Urban Companyのセラピストに来てもらいマッサージを受ける。昨夜はリラックスして熟睡したはずが、しかし気怠い火曜の朝。

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    マイソール=バンガロールの道中、いつも立ち寄るMaddurという村のティファニーという名の食堂。

    2003年、初めてバンガロールを訪れたとき、夫の家族とマイソール を旅した際に立ち寄った。当時とはまったく異なる道路事情。店の風情。

    http://www.museny.com/mihosakata/album-03india12.htm

    この店では、我がお気に入りのスナック「Maddur Vada」が食べられるのだ。ドーナツ型のワダ (Vada) も好きだが、このチョコチップクッキーのような見た目の香ばしいマドゥール・ワダも美味なのだ。

    今回、店内に掲げられたイラストで、マドゥール・ワダが今から100年以上前、この店のオーナーによって、「偶然に創造された名物」だということを知った。マイソール とバンガロールを結ぶ列車の乗客たちのために出されてきたスナック。

    わたしにとっては、初めてのバンガロール、マイソール旅の記憶と重なり、さらには背景となる物語が、おいしさを際立たせる。

    本来は薄っぺらいはずのペーパー・ドサは、そこそこの厚みを備えて巨大。ギーを含んで香ばしく美味で、やめられない止まらない。毎度、サウスインディアン・コーヒーで油脂を流し込むように締めくくる。

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    ちなみに朝食の写真は、左から揚げたての香ばしいワダ(ドーナツ型)、ビシベレバス(Bisi Bele Bhath/ hot lentil rice)。このお風呂みたいな名前の食べ物は、マイソール 発祥とされるカルナータカ州の伝統食、米や豆、野菜のお粥のようなものだ。

    その隣は、ヴァーミセリVermicelli(細いセモリナ・パスタ)で作られたセミヤ・ウプマSemiya Upma。カルナータカ特産のピーナッツをトッピングにして食べるとよりおいしい。ちなみにインドでは、ヴァーミセリを使ったスイーツも少なくない。

    料理の向こうにあるグラス、ひとつは搾りたてのサトウキビジュース、そしてコールドコーヒー。コーヒープランテーションのあるクールグにほど近いこの界隈でも、もちろんコーヒーは愛飲されている。

    普段はブラックコーヒーを飲んでいるが、新鮮で濃厚な牛乳で作られた、甘くミルキーなコールドコーヒーは、格別のおいしさ。料理からも、飲み物からも、大地の恵みを直接に味わえる感じだ。

    よく遊び、よく食べ、よく飲んだ週末。さて、諸々デトックスしつつ、じわじわと軌道修正せねばと思ううちにも、3月は下旬となりて。

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    バズーカ砲みたいなカメラで、友らが撮影した動物たちも、次々にシェアされてくる。最近、バードウォッチングを始めたという友人Shruthiが、持参のカメラで撮影したトラも鮮やか! すばらしい!!

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    ちなみに、我々ツーリストのジープや船は、動物から最低でも25メートル、離れていなければならないという。ゆえに、我がiPhoneでの撮影は限界がある。友らの写真でディテールがわかってうれしい。

    動画もあれこれ、撮影した。後日、Youtubeにアップロードしたいと思う。

    午後、わたしはリヴァークルーズへ。鹿の群れ。くつろぐワニ。無数の鳥たち……。ボートを停め、静かに動物たちを眺めていたら、いきなり魚が飛び込んできて大騒ぎ。魚の方がびっくりだよ。

    毎度、なにかと騒がしい人間。象が泳いで川を横切る。水を飲む。その愛らしい姿。

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    我々夫婦がここ、カビニを訪れるのは15年ぶり。インド移住直後、友人夫妻らと訪れたが、大雨に降られて、出会えた動物は限られていた。ゆえに今回は、ほとんど「初めて」の気分。

    こんな身近に、こんな豊かな自然が満ち溢れている。わずか2日間で、一体どれほどの生き物たちを目にしているだろう。

    カルナータカ州とケララ州とタミル・ナドゥ州。三つの州が接する場所に位置する、5,520km²の、このニルギリ生物圏保護区。福岡県(4,987km²)よりも広いのだ。今回、初めて知ったのだが、2012年、ユネスコ世界遺産に登録された西ガーツ山脈の一部だという。

    100種を超える哺乳類、370種を超える鳥類、80種の爬虫類、約39種の魚、31種の両生類、316種の蝶……。
    昔ながらのライフスタイルを尊ぶ先住民たちも多く暮らすという。

    ガイド氏から「コロナ禍が収束したら、ぜひ来てください。あなたを村にご案内したい」と言われた。彼から聞いた話も興味深く、つくづく、インドの広さに打ちのめされて、今回もまた、人生が足りないと切に思うのだ。

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    鳥や虫。生き物の鳴き声をかき消して、人間の音がうるさすぎた昨夜。大音響のエンターテインメントがスタンダードのインドにつき、段は郷に入れば郷に従え。しかし昨日ばかりは、早めにパーティを抜け出して就寝。

    今朝はバードウォッチングに参加するため早朝起床。

    ガイド氏の引率で、カヴェリ川のほとりを歩きながら、飛来する鳥たちのストーリーを聞く。双眼鏡で彼らを眺める。

    地球環境を破壊し尽くし、自らの首を絞めているヒトの行いを省みることの多い日々。

    1日に何百キロも、休みなく飛び続けることのできる渡り鳥たちの、ヒマラヤ山脈さえ越えて、北から南、南から北へと巡り飛ぶ鳥たちの、すさまじき生態に思いを馳せる。

    「蝶は、この毒のある葉の裏に卵を産み、幼虫はそれを食べます。毒を孕んだ幼虫は、鳥から食べられることはないんです」

    「オスが華やかなのはメスをひきつけるため。メスが地味なのは、産卵時、敵の目に晒されないようにするため」

    すでに知っていたことさえも、渦中で眺め、聞くにつけ、強く心に響き、自然への敬意を呼び覚まされる。

    路傍に転がるは、数百年前の石。なぜかハンピから。だれがなぜ、ここに運んできたのか、理由はわからないのだという。

    巨大なピーパルツリー、インド菩提樹の包容力。初々しい新緑を芽吹かせており。

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    バードウォッチングを終えて、ブレックファスト。

    パンケーキやオムレツなどのコンチネンタルメニューもあるけれど、旅先では敢えての地元の味を。

    無論、ここもまたカルナータカ州につき、バンガロールのローカルフードとほとんど同じ。

    ドサやイディリ、ワダを食べ、チャイにコーヒー、おやつまで。

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    やがて、リヴァークルーズに出ていた友人一行もダイニングへ。トラが川を泳ぐところを間近で見られたと、皆、興奮している。

    グループ別に分かれての行動。乗っているジープやボートによって、出会いのチャンスは異なる。昨日、トラを見られたわたしたちも、我が友人らも、幸運だったようだ。

    朝っぱらからシャンパンを開けてモエる人々。ブレない人々。さて、朝食のあとは、しばし部屋でくつろぐとしよう。

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    マイソールから約2時間半のドライヴを経て、南インドの尊き水源、カヴェリ川のほとりのリゾートへ。

    どんなワイルドライフ(野生動物)に会えるだろう。

    心地のよいコテージにチェックイン。今回、YPOのメンバー家族が貸し切っての一大イヴェント。やがて友らもやってきて、いつものごとく、大賑わい。

    我々がむしろ、騒がしきワイルドライフ。

    🌴EVOLVE BACK KABINI
    https://www.evolveback.com/kabini/

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    乾季のジャングル、緑浅く。トラや黒豹を探して、人間らのジープ、東奔西走。

    彼方に、沐浴中のトラを発見。

    呑気なイノシシの群れがやってきて、沐浴中断、追い払うトラの姿の勇ましさ。

    象の家族も愛らしく。肉眼で眺められた幸運。

    ……トラはほとんど、猫みたい。

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    ホテルの壁とファッション・コーディネートしている夫。

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    旅の前日、YPOのイヴェント主催者から届いたピクニックセット。道中のおやつに。旅の気分が盛り上がる。

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    目的地はカビニ。どんな動物たちに出会えるだろう。

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    出発前のPCR検査@自宅。朝、検査して、夜、結果が出る。こういうサーヴィス、本当に早いインド。

    * * *

    わずか3泊4日の、しかし1年以上ぶりの、旅。久しぶりの荷造りに手間取り、出発前夜は、何度も目が覚めた。

    目的地はカビニ。カヴェリ川のほとりの、ジャングルだ。今回は、YPO主催のグループ旅。ゆえにPCR検査を受けて陰性を確認し、極力、人ごみを避けて目的地へ。

    カビニへは、当日の早朝出発で5〜6時間かけて直接行くこともできる。しかし、我々は途中のマイソールで1泊することにした。

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    途中の古びた食堂で休憩。バンガロール=マイソール間のドライヴでは欠かせない「マドゥール・ワダ」を食べる。サウスインディアン・コーヒーを飲む。おいしい。

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    風情あるガラス容器に入った、インドでおなじみの甘すぎるスイーツ、グラブ・ジャムン。眺めるだけ。

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    スイーツやコーヒー、チャイに使われる乳製品は、一隅の牛舎に暮らす乳牛らから供給されている模様。

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    車窓から長閑な田園風景を眺めつつ……概ね昼寝をしていた。

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    マイソールに近づくにつれ、緑が濃くなってゆく。

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    そこここで見かけるアンベードカル博士。

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    1947年の印パ分離独立後、この地はマイソール州となり、州都はバンガロールとなった。マイソールは第二の都市だ。のちに「カンナダ語地域」を統一する形で再編され、1972年にマイソール州からカルナータカ州となった。
    つい最近のことだ。

    英国統治時代、マイソールは南インドの偉大なる王国だった。18世紀、英国軍の統治に対し、果敢に挑んだイスラム政権、マイソール・スルタン朝。その君主であり支配者は、最後まで英国軍に対抗して戦死した勇者は、「マイソールの虎」と呼ばれた人物、ティプー・スルタンだ。

    彼の死後、英国軍管轄のもとに、ヒンドゥーのオデヤ朝が復活。現タミル・ナドゥ州やケララ州、カルナータカ州やアンドラ・プラデーシュ州の一部とともに「マドラス管区」の管理下となった。

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    今回、滞在先に選んだのは、そんな英国統治時代の1920年。今から101年前に、時のマハラジャ(藩王)によって建設された建築物のひとつ。

    マイソールパレスにほど近い場所にある、ホテル・オーキッド・メトロポール。コロニアル様式の、独特のノスタルジアがほとばしる。

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    ウェルカム・ドリンクはタマリンドとハーブの甘酸っぱい飲み物。グラスもジャグも、愛らしい。

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    ランチはシンプルに、ダール(豆の煮込み)とタンドーリ・ロティ。タンドール窯で焼かれるロティ(チャパティ/全粒小麦粉ATTAで作られた主食)。香ばしくておいしい。

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    初めてマイソールを訪れた2003年の家族旅行を思い出す。つい最近だと思っていたあのときから、気がつけば幾星霜。ホームページに色褪せず残る写真を見れば、すでに見かけない車や、狭い田舎道。

    あのとき泊まったグリーンホテルはまた、マハラジャのプロパティのひとつだった。その風情は、夫が子ども時代、久しく過ごした母方の祖父の家とよく似ていたとのことで、思い出話を聞かされた。

    昨日もまた、ホテルから外へ出ることなく、二人、珍しく語り合い、歳月の流れをしのんだ。

    実はこのホテル、わたしは3年前、友人たちとの旅の際、ランチに立ち寄ったことがあった。今度はここに泊まりたいと思っていたがゆえ、夫にその旨、メッセージを送って伝えていたのだが、彼はそれを読んでおらず。

    彼は、このホテルを自分で見つけて、予約していたらしい。

    「偶然だね」と、感慨深そうに、夫。

    ……てか、妻からのメッセージ、読め。

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  • MCFmovie086

    ◎「不易流行」を体現する日々を過ごす中、この1カ月あまりは、Clubhouseという新しいソーシャル・メディアを通して、稀有な出会いを経験している。声による言葉のやりとりのなかで、かつてない人間関係の萌芽を経験するなか、インド関係のお部屋で出会った方々と、「手書き」について語り合おうということになった。

    こればかりは、声だけでなく、ヴィジュアルも添えたい。記録も残したい。かくなる次第で、ミューズ座談会@ZOOMを実施した。「不易(昔ながらの尊重されるべき普遍の本質)」を、「流行(時代の流れに応じた新しさ)」の中で生まれたツールを通して語り合う。

    出会って1カ月足らずの方々にも関わらず、「言葉が通じ合う」心地よさ。楽しさ。みなさんの体験談も興味深く楽しく、瞬く間に2時間が過ぎた。ここでは冒頭の90分を1時間に編集してご紹介している。

    〈登壇者各位〉ご賛同くださって、ありがとうございました。

    ・Aiko🎤シンガーソングライター/歌う哲学者(インド仏教)
    ・井上陽🙏インド仏教の専門家、浄土真宗僧侶
    ・雨森亜子⭐️占星家、ヒプノセラピスト、ヨガインストラクター

    ◎坂田にとって、初めての日記は小学校入学を控えた3月。ランドセルを買ってもらったうれしさを記した。当時の記録は断片的だが、13歳で「非常に好きな男子」ができたのを機に、「誰にも語れぬ心のうち」を、日記に記し初めて幾星霜。途絶した時期もあったが、日記を書くことがわたしに与えてきた作用は計り知れない。

    加えて20歳のころからつけ始めたスケジュール帳は、現在36冊目。書棚に手を伸ばせば、いつでも過去の自分に再会できる。

    インターネット台頭以前の世界旅の際には、必ずノートを持参していた。ニューヨーク在住時の2000年にホームページを立ち上げてからは、ネット上に記録を残してきた。ネットの海底に沈む記録は、誰もがどこからでも発掘できるが、千切れたページも散見される色あせた記録もまた、味わい深く愛おしい。

    2017年からはこれまで普通のノートに記していた日記を「5年日記帳」に移行したことで、毎晩の記す楽しみや意義深さが増した。

    これまで若者向けのセミナーでは、手書きの記録を勧めてきたが、昨今のCOVID-19禍で、その思いをいっそう強くした。今年からは「手書き回帰」を目指し、 #人生を創るNOTE をキャッチフレーズに、筆記具も新たに整えている日々だ。

    ◎昨年仕上げた4本の座談会動画同様、今回も編集作業をしながら、話を反芻し、人と語り合うことは意義深いと実感する。これからもテーマを変えながら、折に触れてこの企画を実施したい。

    【CONTENTS】

    01:12 Aikoさんの自己紹介とお話
    05:28 雨森亜子さんの自己紹介とお話
    10:28 井上陽さんの自己紹介とお話
    19:40 坂田マルハン美穂の人生を創ってきたノート。その存在と経験。

    🌻子ども時代からの日記/約40年分(2017年からは『5年日記』)
    ・感情の吐露/苦悩や愚痴をぶちまける。人には見せられない。
    ・負の感情のコントロール/文字にすることで客観視。暴言が減る
    ・瞑想効果/寝る前の精神の鎮静
    ・自分を知る/人を責める前に自分はどうなんだと問える
    ・5年日記/日々、自分の変化と向き合うことによる自省と展望

    🌻スケジュールノート/約35年分
    ・ビジネスをするうえでは、不可欠/歴史(記録)から学ぶ。未来予測
    ・「余白」を作るための時間管理/「休暇」「自由」の確保
    ・ 自分の能力を「目視」/新しいことに挑戦する際の目安
    ・人から受けた恩、感謝を記録する/次は誰かに託す
    ・記憶力の向上/時に固執に転ずる故、折り合いをつけながら生きる

    🌻旅の記録/ホームページ設置の2000年以前
    ・人生の宝/未来の自分、あるいは子どもたちへのギフト
    ・歳月を重ねて、思い出の場所を再訪したときの、得難い感動(バルセロナ、フィゲラス、ドレスデン、エクサン・プロヴァンス……)
    ・旅の記録のシェア/インターネット上には、20年の記録が色あせず残る

    🌻自己啓発的な内省ノート。フォーラムの記録。日常のメモや取材ノート

    🌻人に宛てた手紙、絵はがきなど
    ・人に宛てたものは、普段、目にすることはないが、家族宛の記録は、発掘して読む価値あり
    ・旅先からの、家族への絵葉書
    ・同期した向田邦子著『父の詫び状』と、個人的な体験