インド百景 2021-2025

天竺の、風に吹かれて幾星霜。ライター坂田マルハン美穂が、南インドのバンガロール(ベンガルール)から発信

MUSE INDIA / HOMEPAGE

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    昨夜は、在ベンガルール日本国領事館が主催する「天皇誕生日祝賀レセプション」に出席した(※天皇誕生日は2月23日)。

    1年ぶりに、多くの在留邦人の方々とお会いする夜。パンデミック以降は、ミューズ・クリエイションの活動も休止し、日本人コミュニティとの関わりも激減。知らない方が大多数だろうとは思っていた。しかしながら、顔馴染みの方も少なくなく、また初対面の方々にも声をかけられた。スーツ姿の男性が多い中、京友禅サリーを着ていたことから、目に留まりやすかったのかもしれない。

    昨年12月はバンガロールで、そして今年1月のデリーで展示会を開催するなど、過去数カ月に亘って京友禅サリーのプロモーターとして活動した。来年度以降のことはまだ決まっていないが、せっかくプロモーション用にお借りしている一枚があるので、纏って出席したのだった。

    写真では伝わらない質感のすばらしさに気づいてくださる方(女性)もいて、やはり実際に見てもらえる機会は大切だと実感する。

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    日本製品の紹介ブースも設置されており、商品説明などもお聞きする。会場の随所に、草月流の生け花が配され、華やかさを添えている。おいしい日本酒やスパークリング酒を味わいつつ、いろいろな方と言葉を交わすことができて、楽しいひとときだった。

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    一昨日、そして昨日の夜、雨が降った。

    暗闇のベッドにまで届く雨音。

    少し開けた窓から滑り込む、濡れた緑や土の匂い。

    ……うれしい!

    乾き切った季節、今年初めての雨に、心が踊る。

    たとえば昨年のモンスーンのころ。降りすぎているころは、溢れる水に、うんざりしていた。

    しかし、乾季真っ只中で埃っぽいこのごろは、雨を切望していた。

    Earthが喜んでいる。

    NORA、ROCKY、JACK、CANDY……。

    4猫らが喜んでいる。

    自然の、自然な営みに、一喜一憂しながら生きている。

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    🌸パンデミックを機に、毎週、拙宅を開放してきたミューズ・クリエイションの活動は休止した。ゆえに、最近の慈善団体訪問は、希望者のリクエストに応じて日程を決め、都度ランダムに参加者を募っている。今回は、日本から来訪していた女子大生、桐子さんと美紗さんの希望もあり、訪問先はホスピスに決めていた。

    バンガロール市街東部、ホワイトフィールドにほど近い場所にあるホスピス。ここでは、末期がん(ステージ4)であることを示すドクターの診断書さえあれば、その方のあらゆる背景を問わず「無条件で」受け入れ、無償で「心身の」緩和ケアを施してくれる。

    創設者は、医療とは関係のないビジネスフィールドに身を置いていた、キショール・ラオ氏。彼は、医療関係のヴォランティアをしていた際、現代の医学では手の施しようがない末期のがん患者が自宅に帰される際の苦悩を、目の当たりにしてきた。生き地獄のような状況に陥る人たちを救うべく、ラオ氏は自ら、1994年にこのホスピスの前身を創設。現在は、Indian Cancer Society (Karnataka Chapter)と、Rotary Club of Bangalore Indiranagarの共同プロジェクトとして運営されている。運営費用はすべて、私企業や個人など、一般からの寄付金によるものだ。

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    🌸2010年に初めて訪れて以来、今回、わたしにとっては5度目の訪問だった。訪問するたびに、新たな視座を得る。訪れるたび、言葉では表現し難い、独特の、穏やかで静謐な空気に包まれることを実感する。患者さんはもちろんのこと、看病する身内の方にとっても、そこは安心できる場所なのだ。

    今回、各方面で告知をしたが、参加希望者が少なかった。残念に思う一方で、医療関係者の方々が参加されたのは、とてもうれしかった。前回(2019年)の訪問時同様、バンガロールにある日本の総合病院、SAKRA WORLD HOSPITALの方が2名、そして、当地で医療サポートをされている女性1名。さらには、この日の訪問のために、わざわざデリーから1泊して駆けつけてくださった看護師の女性……。そして我が夫も加え、8名で伺ったのだった。

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    🌸人間は、生まれたからには必ず死ぬのに、わたしたちは、死に方を、よく知らない。このホスピスを訪れるたびに、たくさんのことを、学ぶ。かけがえのない経験を、させていただいている。苦悩や絶望を垣間見に行くのではない。訪れるたびに、死に対する恐れを和らげてもらい、安らぎを与えられたような心持ちにさせられるのだ。

    初めてのところであれ、回数を重ねたところであれ、慈善団体訪問に際しては、いつも伝えたいこと、綴っておきたいことが募り、毎回、記録が長くなる。決して冗長にするつもりはない。一言では語れない示唆や物語が、満ちているからだ。しかし、わたしのコメントが長すぎて、大切な参加者各位の感想を読んでいただけないのは不本意。ゆえに、今回はまず、参加された方々の感想を冒頭に紹介したい。

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    【感想① 医療関係者】

    職業柄これまで多くのホスピスや高齢者施設、児童施設を訪問してきました。中には目を背けたくなるような運営をしている施設もありました。一方で、敷地に一歩踏み込んだだけで、そこはかとなく流れるホスピタリティや慈愛の心を感じるところが時々ありました。

    今回訪問したKarunashrayaはまさに後者の部類で、バンガロールの陽気な気候と爽やかな高原の風と相まって、困っている人とそのご家族の力になりたいというシンプルで純粋な理念が、また、人は人でしか救えないという使命感が、敷地内のどこを切り取っても行き届いていました。同じ業界に身を置く者として、今回の訪問は原点回帰する機会となりました。

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    【感想② 医療関係者】

    日本で看護師として働いていた頃の様々な経験や葛藤から、今後またその資格を活かして社会貢献していく際には、終末期医療に携わりたいという想いを持っておりました。今回、インドに住むことが決まったときから訪れてみたいと思っていたこちらのホスピスを訪問させて頂くことができ、とても感銘を受けました。

    多くの人が持つ「死=恐怖」を全く感じさせない、豊かな緑と自然の光に満ちた場所。自然と呼吸が深くなり、訪問する私たちの心まで解してくれるような、穏やかな時間が流れていました。そのような場所を作り、維持していくために、この施設に携わる人々がどれほどの想いを持ち行動し続けているのか…その背景を思うと胸が熱くなりました。

    祈りの場所や、各部屋の造りからも、とても細やかな配慮が感じられました。ここで過ごす方々は、自身の人生の最期の時間と向き合い、出来ないことは委ね、出来ることや叶えたい想いは諦めることなく、最期までその人らしく生きることが出来るのだなと感じました。それは、看取る側である家族にとっても大きな救いとなります。大切な人との最期の記憶は、これからも生きていく家族の心に強く刻まれるからです。

    「何もしてあげられなかった」「たくさん管に繋がれて苦しそうだった」「これでよかったのだろうか?」

    看護師時代、そのような言葉を何度も耳にし、私自身も葛藤を抱えていました。こんなにも温かい場所があることを、もっと多くの方に知って頂きたいです。

    「死」について考えることは、「生」に向き合うということ。生まれてきた生命に死が平等に与えられている以上、誰にとっても無関係なことではありません。今命あることに感謝し、よく生きていくためにも、このような素晴らしいホスピスを訪問することは非常に有意義であると感じます。自分の命、そしてご縁があって関わり合っているすべての人たちとの時間を大切に過ごしていこうと、改めて心に刻みました。

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    【感想③ 医療関係者】

    今回のホスピス見学を通し、Karunashrayaはじめインドにおける緩和ケアやグリーフケアの精神、死生観についての新たな学びが本当に多くありました。

    宗教や信仰、所得を問わず、本当に必要なケアを受けるべき患者さんがご家族との大切な時間を過ごすことができるような空間があり、またスタッフの方々が日々「患者さんやご家族がここでどのように生きていくことができるか」を熟考され、尽力されているのが伝わりました。

    日々仕事と育児に追われる中で、最近は自身の看護観を深められる機会がなかなかありませんでした。今回このような貴重な経験をさせていただき、また初心に返り、私自身がこのインドで何ができるかを考えていけるきっかけとなりました。今回見学を受け入れてくださったKarunashrayaの皆さん、そして企画とお声がけをしてくださった美穂さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。

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    【感想④ 学生】

    今回のホスピス訪問を通じて知り、様々な思いを巡らせた貴重な機会となりました。まず私が驚いた事は、患者やその家族が信仰する宗教を非常に考慮されていたことです。どの宗教を信仰していても全ての人が安心してホスピスに過ごせるように精密に工夫されており、この工夫は様々なバックグラウンドの人々が共存するインドならではだと感じました。

    今回の見学会ではホスピスの仕組みを重点的に説明していただきました。一方で、ホスピスに訪れた一人一人の体験談やエピソードを深く聞く事はできませんでした。そこで、ホスピスの方からある本を紹介されました。『Crossing Over』という、ホスピスで実際にあったエピソード集の本です。私はその本を買い、帰宅後に何気なく読んでいましたが、想像を絶する体験談の数々に言葉を失いました。

    文章そのものはシンプルで簡潔な英語で言葉で書いてあり、専門家でなくても誰でも理解できる内容です。しかし、ホスピス見学中に聞く事ができなかった一人一人の壮絶なドラマが繊細に表現されており、文章がシンプルだからこそ核心をついた表現ができるのだと感じました。

    インドの文化、人間の複雑な感情、家族愛などが忠実に再現されており、それぞれの患者を担当した看護師、医者、カウンセラーなどの生の声を読む事ができます。今回のホスピスの見学や、この本を通じて、自分がこれからどう生きるかを見直す良い機会だったと感じています。美穂さん、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。

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    ⬆︎患者さんと、取り巻く家族……。35の生きた物語がまとめられた書籍。オンラインでも購入できる。
    Crossing Over ~Stories from Karunashraya
    https://bangalore-hospice-trust-karunashraya.danamojo.org/dm/crossing-over-6058

    【感想⑤ 学生】

    先日はホスピス訪問という貴重な機会を頂きありがとうございました。「ホスピス」と聞いた時は少し暗いイメージがありましたが、Karunashrayaは緑豊かで暖かさに溢れていました。Prayer roomから中央の水辺を囲む部屋の構造まで、徹底的に患者とそのケアギバーを優先して考えられていることが分かりました。最も印象的だったのは、ホスピスでは宗教的な行事や宗教に関わるパフォーマンスを禁止しているという事です。

    様々な宗教や文化が混在するインドで、個人のバックグラウンドに問わず最後の時を受け入れてくれる寛容な場所だと感じました。どのような人生を歩んでも、どの宗教を信仰しようとも、死は平等に訪れるのだと考えさせられました。しかし、ホスピスへの理解や認知は十分だとは言えません。なぜ最期の時を豊かに過ごす必要があるのか、疑問に思う人も多いはずです。Karunashrayaのようなカーストや宗教の垣根を越え、最期の時を安らかに過ごせる場所が増え、最期を大切な人々と過ごす事に対する理解がより広がればと思います。

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    ⬆︎患者さんに近い人たちの心を安らげるために作られたという場所。キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教、スィク教のシンボルが施されたステンドグラス。

    【感想⑥ 医療関係者】

    過去にホスピス病棟は見学したことがありましたが、ホスピス病院を見学することは今回が初めての経験でした。

    最新鋭の医療機器や建物の豪華さはないが、機能的にまとめられた施設にはあたたかな光が差し込むとともに心地よい風が吹き、施設内は外の喧騒を忘れさせる空間が広がっていました。「死ぬこと」、あるいは「終末期」というと何となく暗いイメージがつきまといますが、ここでは空間だけでなく、各種サービスをとっても患者及びその家族が終末期をいかに快適にそして平穏に過ごせるかということを追求した取り組みを随所にみることができました。死は誰もが避けられませんが、どこでどのような死を迎えるのかということを改めて考えさせられました。

    また、医療格差が大きいインド社会において、すべてのサービスを無償で行うことで貧困層の方であってもこのようなサービスに漏れずにアクセスできることは本当に望ましいことであり、その意義は大きいと思います。更に、この施設で行っている先進的な取り組みをここだけにとどめてしまうではなく、医療従事者向けに幅広く教育・トレーニングを実践している点も感銘を受けました。

    今回はこのような貴重な見学の機会を頂き誠にありがとうございました。

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    ⬆︎今回の訪問で、わたしが最も感銘を受けた変化はこの部屋だった。かつてはコンクリート打ちっぱなしの、薄暗く、殺風景な空間だった霊安室。安置台の壁に一本の釘があり、そこに、弔われる人の信仰が掲げられるようになっていた。しかし今回は、驚くほどに明るい部屋になっている。遺体が館内の人々の目に触れぬよう、外に通ずるドアが奥にある。そこを開くと、緑豊かな庭が目に飛び込む。弔う人の心を、静かに慰めてくれるかのような情景……。

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    ⬆︎かつて庭だった場所に建築されていた新棟。リサーチセンターやライブラリ、オーディトリアム(ホール)などが併設されている。折しも、わたしたちが訪れた数日前に、この建築物が、‘Architect of the Year Award’を受賞していた。B’luru architect bags award for hospice trust’s project

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    ⬆︎このホスピスはまた、国際的なホスピス協会からも、今年、以下のアワードを受賞したばかりであった。 The Bangalore Hospice Trust (Karunashraya) has been awarded the International Association for Hospice and Palliative Care’s (IAHPC) ‘Institutional Recognition Award 2023’ under the Low and Middle income category (LMIC).

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    💝KARUNASHRAYAに関する覚書

    ①末期がん患者の無料緩和ケア提供 
    ②末期がん患者のための無料訪問介護サーヴィス 
    ③看護補助者養成プログラムの実施 

    ◎ホスピスとは、がんの治療の段階で、薬の効果が得られなくなった、即ち回復の見込みがない患者たちを受け入れるための施設。

    ◎ホスピスでは、病気から回復させるための治療をするのではなく、苦しみを和らげるための緩和ケア(Palliative Care)を行っている。

    ◎緩和ケアを施すことにより、患者のQuality of Life(ライフの質)を高く保ち、Dignity(尊厳)を守るための手助けをする。

    ◎インドで初のホスピスは1985年にムンバイで創設された。ここはインドで2カ所目。1994年にトラスト創設、1995年に訪問介護サーヴィス開始、1999年に病棟建設。バンガロールでは唯一、無料で患者を受け入れている。

    ◎非営利団体のホスピスというと、設備が不完全な場所を連想されやすいが、ここはでは緩和ケアに関する最先端のプロフェッショナルな医療を提供している。

    ◎職員には給与を支払い、勤務状況を管理し、一般の病院と変わりのない環境を整備している。

    ◎現在、KARUNASHRAYAのベッド数は72床。常に60床以上が占有されている。過去28年間で約25,600人の命を見送ってきた。

    ◎ドクター6名(交代で回診)、カウンセラー8名(交代で回診)、ナース約80名、そのほか、運営や管理に携わるスタッフが働いている。

    ◎ナース、およびヘルス・アシスタントには6カ月の研修を受けてもらう。宿泊施設や食事などはすべて提供した上で、研修期間は毎月1000ルピーを、研修が終わって実働開始以降は7500ルピーの給与を支払っている(2019年現在)。毎日、死に直面する精神的に負担の大きい仕事ゆえ、随時休暇を与えつつ、交代制で勤務する。

    ◎訪問介護に関しては、3つのチームを擁し、バンガロール市内3カ所を拠点に、要請があった家庭への投薬やケアを行うべく訪問。スラムでもどこへでも、訪れる。

    ◎年間約9,400万ルピー(約15億円)ほどの経費がかかる。すべては寄付金(CSR約30%、個人約70%)から賄われている。

    ◎KARUNASHRAYAで使用される電力は、太陽光発電で100%、賄っている。

    ◎患者の約60%が貧困層。40%が中流層以上。遍く患者に対し、等しく無料でケアを提供。入院の過程で病状が緩和した人には、状況に応じて自宅に戻ってもらうケースもある。入院中の患者の関係者からは寄付を受け付けていない。

    ◎KARUNASHRAYAで就労経験のある看護師は、将来、ここで培った経験や知識を、他の病院で生かすことがができる。

    ◎KARUNASHRAYAでは、子どもの患者を除いては、概ね、病状を伝えるという。その人が亡くなる前に「wish」すなわち「願い」を実現させる時間を提供するために。そのために、カウンセラーがケアを行う。

    ◎KARUNASHRAYAでは、あらゆる宗教の人を受け入れている。もしも患者やその家族から、特定の宗教の僧侶や司祭を呼んでほしいと依頼されれば招くが、公共の場での儀礼や祭祀は禁じている。

    ◎死を前にした人たちの願いを叶えることができるよう、スタッフは極力、努める。

    💝末期がんにまつわる、坂田マルハン美穂の個人的な体験

    🙏父の死を巡る記録/坂田マルハン美穂のDC&NY通信(2004年6月)
    https://museindia.typepad.jp/library/2004/06/father.html

    🖋坂田泰弘 肺がん克服のための道しるべ(2000年2月)
    http://museny.com/cancer.htm 
    亡父が肺がんを発症した際にまとめたレポートが、今もネットの海で眠っている。ニューヨークで仕事をしていた当時、まだネット上には情報が浅く、ロックフェラーセンターにあった紀伊國屋書店で関連書籍を購入し、付け焼き刃ながら勉強をした。2000年2月に末期の小細胞肺がんを告知された父。一時は抗がん剤治療が功を奏し、2001年7月には、我々夫婦の結婚式に参席すべくデリーへ来てくれた。2004年5月に他界するまで、何度か再発を繰り返しつつも、元気な時間も長かったように思う。現在でも参考になる情報も散見されるので、リンクを貼っておく。

    🙏ワシントンD.C.の桜に、亡き友、小畑澄子さんを思う。
    https://museindia.typepad.jp/library/2021/03/sumiko.html

    🇺🇸「17年蝉」で思い出す。辛くも波乱の日々のなか、インド移住を目指した2004年。
    https://museindia.typepad.jp/library/2021/05/17.html

    💝過去のKARUNASHRAYA訪問記録。そのときどきの参加者の感想も残しています。ぜひご一読を

    ◉無償で緩和ケア。ホスピスが救う患者の尊厳と家族の未来 (08/01/2019)
    https://museindia.typepad.jp/mss/2019/08/hospice.html

    ◉ホスピスにて。いかに生きるか、を考える (12/15/2016)
    https://museindia.typepad.jp/mss/2016/12/hospice.html

    ◉無償のホスピスを訪れ、終末期医療に思いを馳せる (10/16/2014)
    https://museindia.typepad.jp/mss/2014/10/hospice.html

    ◉喧噪の中の静謐。涅槃に近い場所、ホスピス (02/11/2010)
    https://museindia.typepad.jp/mss/2010/02/hospice.html

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    🌳KARUNASHRAYA カルナシュラヤ/終末期がん患者のための無料緩和ケア

    治療の施しようがなくなった患者さん(ステージ4以降)のために。痛みや症状のコントロールが必要になったとき、わたしたちカルナシュラヤは、その患者さんの命がある限り、痛みのない、快適で穏やかな生活を送れるよう、お手伝いします。

    ホスピス/無料入院施設

    わたしたちは、73床のベッドを用意し、患者さんを無料で受け入れています。食事、薬、カウンセリングなど、すべてを無料で提供。患者さんが最後まで穏やかに快適に暮らせるようサポートします。

    受付時間 月曜日~金曜日 午前8時~午後1時、土曜日 午前8時~午後12時

    訪問介護サーヴィス

    在宅ケアチームは、患者さんとそのご家族のご自宅で、身体的・精神的なサポートを無料で提供します。傷の手当て、痛みなどの症状の緩和、ご家族の方へのご自宅でのお世話の仕方などの指導など。これらのサービスは、月曜から金曜の午前10時から午後4時の間に、ご利用いただけます。

    看護補助者養成プログラム

    成人女性を対象に、患者ケアに関する半年間の無料トレーニングコースを提供しています。この間、彼女たちには無料の食事、宿舎、少額ながらも俸給が提供されます。このトレーニングの後、すべての人が仕事を得られることが保証されています。

    この情報をあなたの友人や同僚にシェアしてください。

    一人の患者を1日サポートするために必要な金額は、₹3,636
    (医療費、医薬品、食事、宿泊費を含む)

    ・患者1人の1週間あたりの費用 ₹16,968
    ・患者1人の1カ月あたりの費用 ₹72,720
    ・患者1人の1年あたりの費用 ₹884,760

    連絡先 99802-33578, 73383-82999

    **********************************************

    🌳KARUNASHRAYA ~FREE PALLIATIVE CARE FOR ADVANCED STAGE CANCER PATIENTS~

    When cancer is beyond cure and the patient needs care and symptom control, we at Karunashraya help these patients have a pain-free, comfortable and peaceful life for as long as they live.

    Free In – Patient Facilities

    Our 73 bed hospice provides total free care for the patient. Food, medicines and counselling support are provided free of charge which helps the patients to live peacefully and comfortably till the end.
    Admission Timings: Monday to Friday 8.00 am to 1.00 pm, Saturday 8.00 am to 12.00 pm

    Home Care Service

    The home care team provides physical and psychological support to patients and relatives at their homes – free of charge. (Dressing of wounds, relief from pain and other symptoms, teaching family members how to look after patients at home etc.) These services will be available between 10 am and 4 pm, Monday to Friday.

    Nursing Aide Training Program

    Adult women are provided with a 6 month free training course on patient care. During this time they are also provided free board, lodge and a small stipend. After this training all are assured of jobs.

    Kindly share this information with your Friends & Colleagues.

    SUPPORT A PATIENT FOR A DAY [Donate ₹ 3,636]
    (THIS INCLUDES MEDICAL CARE, MEDICINES, FOOD, ACCOMMODATION).

    Cost per week for a patient: ₹16,968
    Cost per month for a patient: ₹72,720
    Cost per year for a patient: ₹884,760

    Contact: 99802-33578, 73383-82999

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  • Mny9

    Mny9

    半月あまりのホームステイを経て、日本からの女子大生二人は、無事に帰国の途に就いた。あと数時間後には、成田に到着するだろう。

    2001年7月、わたしたち夫婦はニューデリーで結婚式を挙げた。その後、当面は、わたしが暮らすニューヨークと、夫が暮らすワシントンD.C.を往来する「遠距離結婚生活」を続けるつもりでいた。

    しかし、結婚からわずか2カ月後の9月11日。米国同時多発テロが起こり、二人の生活拠点の安全が脅かされた。考え抜いた結果、わたしは人生の優先順位を見直し、ワシントンD.C.で、夫と暮らすことを決めた。

    社員は自分一人とはいえ、それなりの仕事をしてきたMuse Publishing, Inc.は、断腸の思いで、大幅に業務を縮小。

    クライアント仕事の傍ら出版していた季刊のフリーペーパー『muse new york』は、自己実現の賜物だった。その最終号の特集のテーマに選んだのが「異国の地で子供を育てるということ」だった。

    米国に渡った直後から、海外生活の経験がある子供たち、すなわち帰国子女が、日本の未来にとって大切な存在になるであろうと感じていた。しかし、当事者やその家族にとっては、波乱の多いライフであろうことは、当時からも数多のインタヴューや友人知人らの体験談を通して、認識していた。

    今回、彼女たちの滞在を受け入れた背景には、27年に及ぶわたし自身の海外生活での思いや、自分自身が大学時代に経験した米国での1カ月のホームステイが、自分の人生を大きく変えたという事実がある。

    わずか半月。されど半月。彼女たちと過ごした時間を通して、わたし自身も学ばされることは少なくなかった。就職前の里帰りバンガロール旅が、未来、彼女たちの心に、前向きに作用することを願いつつ。

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    🌏突然の来訪にも関わらず、彼女たちを歓迎してくれたカナディアン・インターナショナルスクールの先生方。

    慈善団体OBLFのイヴェントや、女性の勉強会のパーティで、二人を歓迎してくれたインドの我が友人知人たち。

    日本人補習校のある校舎や授業の様子を案内してくださり、子供たちとの対話の時間を設けてくださった保護者の方々。

    ホスピスの訪問時やその後のランチで、仕事のアドヴァイスなども指南してくださった参加者各位。

    バンガロールの働く女子会ランチで、海外就労の体験談をシェアしてくださった方々。

    そして彼女たちを歓待してくれた我が夫……。

    プライスレスな時間の共有をありがとうございました。

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    🌏バンガロール・ガイドブック(「異国の地で子供を育てるということ」の記事も読めます)
    https://lit.link/en/bangalore

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  • Anjum6

    Anjum6

    Anjum6

    Anjum6

    Thank you for a wonderful, beautiful evening, Anjum! Your taste and skill in interior design is exceptional.

    And your special biryani was delicious!

    Anyway, I feel like I bought my iPhone 14 pro to capture you guys beautifully.😸

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  • Hospice3

    Hospice3

    人間は、生まれたからには必ず死ぬのに、わたしたちは、死に方を、よく知らない。

    ここに来るたびに、たくさんのことを、学ぶ。

    かけがえのない経験を、させていただいている。

    2010年に初めて訪れて以来、今回は5度目の訪問だった。訪問するたびに、新たな視座を得る。

    過去の記録を紐解いて、自分の記録を読み返し、時間を共有した人たちの感想を再読し、改めて、しみじみと、ありがたい。

    後日、きちんと記録を残す。

    生き死にについて、本当に、考えさせられる。この文章を目にされた方、それもまたご縁。

    ぜひ、過去の記録に目を通していただければと思う。できれば、古い記録から順番に。

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    昨日は、麗しい日の出と、日没を見られた。

    1日の始まりと終わりを、慈しむような気持ちで、過ごすことができた。

    毎日、繰り返されているはずのことなのに、街で暮らしていると、そのひとときを得ることが難しい。

    普段、郊外の新居で過ごすのは、基本的に週末だけ。しかし、このところはホームステイ女子がいるので、平日も新居で過ごしている。

    中心部からわずか20キロ離れるだけで、気温は少し下がり、空が澄み渡り、星がよく見える。

    大地に近い場所で、地球の営みを強く意識しながら、暮らす。

    原始、当たり前だったことが、贅沢に思える。

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    3月9日。昨日は、3年前に他界したロメイシュ・パパの誕生日だった。

    折しもそんな日、米国に暮らす遠縁の叔父とその娘が来訪。

    二人とは、実は今回、初めて会う。

    夫の母方の祖父と、彼の父方の祖母が、従兄弟同士、だという。

    うっすら繋がる遠い血。しかし彼は、夫の亡母が大好きで、とても近い存在だったという。

    わたしは、一度もお会いすることのなかった、40代で他界した義母。

    彼女のことは、誰もが口を揃えて、すばらしい女性だったという。

    彼女の手記を読めば、一目瞭然。彼女の生き様が伝わってくる。

    彼らは旅の途中。空港へ赴く前の、わずか1時間、我が家に立ち寄った。

    共に、亡き人たちを、偲び語り合うひととき。

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    ☀️屋外でスポーツをする人には、特に必読の内容です。

    バンガロールは本格的な夏を迎え、空気が一段と乾燥します。熱中症にかかる人も少なくありません。実は9年前、ミューズ・クリエイションのメンバーだった男性が、サッカー(フットサル)の試合でスリランカに赴いた際に熱中症に罹り、非常に危険な状況に陥りました。帰路の機内では「全身が硬直」、誰もそれが「脱水症状」だとわかってなかったらしく、同乗していたメンバーは「死ぬんじゃないか」と本気で思ったそうです。空港からコロンビア・エイジア・ホスピタルに急行し、数日の入院を経て回復されましたが、本当に危険なことでした。

    そのときにサッカーのメンバー向けに書いた記事を含め、かつてミューズ・クリエイション通信で記載した情報などを以下にまとめてシェアします。

    ★帽子、日焼け止め、むしろ長袖、サングラスなど。

    この先、数カ月のバンガロールは一年で最も暑い季節となります。湿気の多い日本の夏、あるいはチェンナイやムンバイの暑さと違い、不快指数は低いものの、水分が不足しがちです。即ち脱水症状になりやすいといえます。木陰などは風も涼しいので、うっかり「大丈夫かも?」と思ったりしますが、日差しを遮るもののない炎天下では、気温が非常に高くなります。帽子などをかぶる、日焼け止めを塗るなどして、日差しから身体を守りましょう。

    また、肌を日差しから守るために、露出を控え、薄手の長袖を着用することをお勧めします。万一、日焼けした場合は、速やかに「アロエジェル」を塗って皮膚を冷やしてください。アロエジェルはドラッグストアやオーガニックショップで入手できます。また、日射しによって目もやられますので、外出時はサングラスをかけることをお勧めします。

    ★喉が渇いてからでは遅い! 常に意識して水分の補給を

    水分といっても、普通のボトル水は身体に吸収されにくく、体内の塩分が低下します。「塩分が少量含まれており、吸収をよくするための糖質が入った飲料」が、スポーツ時には好適です。

    たとえば、嘔吐や下痢などの症状、あるいは高熱が出たときの水分補給には、「天然の点滴」とも言われるココナツウォーターが最適ですが、スポーツ時など、汗で溶け出した塩分を補うには、ナトリウム(Sodium)を多く含む「エレクトラル(ELECTRAL)」をお勧めします。最寄りのドラッグストアで入手できます。いくつかのサイズがありますが、わたしは小さいサシェ(1リットル用)を複数買っておき、旅行に出る時などにも持参しています。夫が、比較的胃腸が弱いので、万一食あたりになったりした際に役立つのです。ボトル水の中に入れて振って飲めばいいので便利です。

    また、バンガロールではあまり見かけませんが、4月~6月に、乾燥した猛暑に襲われるデリーなど北インドに赴くと、よく「ニンブ・パニ」が売られているのを見かけます。以下に詳細を記していますが、レモン水です。水にレモンの絞り汁と、砂糖と塩を入れたものです。簡単に作れるものですから、これをスポーツの練習時に持参するといいでしょう。エレクトラルよりもナチュラルなので、飲みやすいしおいしいと思います。いずれにしても、身体のためには「氷入りの冷たい飲み物」は極力避けた方が無難です。

    ★普段からの運動に加え、練習前には入念なストレッチを

    みなさん、ご存知だとは思いますが、普段からヨガやストレッチ、ラジオ体操などで身体を伸ばしたり、ウォーキング、ジョギングなどで身体をほぐしておくことはとても大切です。また、スポーツの直前には、特に時間をかけてじっくりとストレッチをされることをお勧めします。たとえ若いころ、運動をしていたとしても、日頃やっていないと、肉離れを起こしたりアキレス腱を切ったりしやすくなります。

    ★運動の前は、満腹でも空腹でもNG!

    空腹時の運動は、血液中のブドウ糖が不足して低血糖症になる恐れがあるそうです。逆に満腹だと、消化器官に集まるべき血液が全身に巡り始めるため、消化不良を起こしてしまう……というわけで、いずれも身体に負担をかけます。運動前は脂質を控え、おにぎりなど炭水化物を少量をよく噛んで、あるいはバナナなど消化のよい果物、野菜ジュース、栄養補給の食べ物などを摂取しましょう。

    ★空きっ腹に飲酒は、場合によっては命取り! 特に乾燥している時期は注意が必要

    それから最後に。アルコールは「水」ではなく、「火」のようなものです。アルコールは体内を乾燥させるので、水分補給にはなりません。空きっ腹でアルコールを摂取すると、身体に多大な負担がかかります。特にスポーツ直後の飲酒には、くれぐれも気をつけてください。

    「とりあえず、ビール」「喉が渇いている時のビールはおいしい!」と多くの日本人が口を揃えて言いますが、身体にとっては「毒を流し込んでいるようなもの」です。真っ先にビールを飲みたい気持ちはわかりますが、やめましょう。

    特に、暑さなどで身体が疲労しているときにアルコールを摂取すると、内臓や筋肉に悪いのはもちろん、血糖値も下がるし、疲労感を増長します。場合によっては気を失うことにもなります。どうしても飲みたい場合は、まずはアルコール以外の水分を取り、胃袋に食べ物を入れ、筋肉が冷えきったあと、よく冷えたビールを飲むことをお勧めします。

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    ●ELECTRALエレクトラル/インド版ポカリスエット。熱中症予防や食中毒時にも便利

    飲み過ぎ、食べ過ぎ、食あたり……。嘔吐や下痢に見舞われた際の、水分補給に役立つエレクトラル。粉末を水に溶いて飲めば、水分が速やかに身体に吸収される。ポカリスエットのメディカル版。たいていの薬局で販売しているので、今すぐ調達を!

    ●TUSS NIL/喉の痛みや咳に即効性あり。症状の出始めに服用するのがポイント

    KERALA AYURVEDAの咳止めシロップ。天然の成分につき、一般の咳止めシロップのような毒々しい甘さや人工的な風味がせず、副作用もない。咳がひどくなる前、「喉が何だかいがらっぽいな」「ちょっと風邪気味?」というときにすかさず飲もう。坂田マルハン家およびその周辺でも、非常に重宝している。常備薬としてぜひとも購入しておきたい商品だ。keralaayurveda.bizほか、amazon.in, Bigbasket.comなどでも入手可能。

    ●PUDIN HARA/胃腸の不調の特効薬! ミントの濃縮液

    極度乾燥の話題とはずれるが、常備薬でお勧めの筆頭がこれ。食べ過ぎによる胃のもたれ、不快感、ガス、消化不良などに効果のあるミントの濃縮液プディン・ハラ。アーユルヴェーダの処方による生薬だ。単なるミントの濃縮液だからと侮るなかれ。我々夫婦は、このプディン・ハラにどれだけ救われたことか。

    外食で食べ過ぎたとき。二日酔いで具合が悪いとき。乗り物酔いでぐったりしたときなど、爽やかなミントの香りが、胃の不快感を速やかに取り除いてくれる。脂っこいものを食べたとき、濃厚なインド料理を食べたときなどにも、ぜひ一粒二粒、たっぷりの水と摂取したい。げっぷ(失礼!)が爽やかなミントの香りに変化する。

    液体が即効性が高いがタブレットが携行に便利。たいていの薬局で販売されている。ボトル入りは、BigBasket.comでも販売されている。
    わたしは、日本への一時帰国時に友人らへのお土産に持参している。かなり喜ばれる。なお、小さなボトル入りの液体は、グラスに水をいれ、数滴を落として飲む。間違っても一気飲みしないように。

    ●ココナッツ・ウォーター/天然の点滴。神に捧げる果実の威力は絶大。

    ほのかに甘みのあるあっさりとしたジュースで、速やかに喉の渇きを潤し、体内に吸収される。暑い時期の身体冷却、嘔吐や発熱の際の水分補給に好適。アーユルヴェーダによると利尿効果や精力増進効果もあるとのこと。点滴と類似した成分を含む。ただし、塩分を含まないので発汗した際には、ココナッツウォーター以外に「塩分」の接種が必要。

    ●ニンブ・パニ(レモン水)/夏のインドの風物詩。ヒマラヤの岩塩とジャガリを混ぜて飲む

    インドで「レモン」と言えば、このピンポン球大のライムをさす。廉価で出回っている一般的な柑橘類。夏になると家庭ではnimbu pani(ニンブ・パニ:レモン水)が作られる。家庭によってレシピは異なるが、基本はライムの絞り汁にハチミツ、あるいは砂糖(ジャガリ)を加えたものを水で割る。汗をかいたあとは、塩(岩塩)を加えたほうがよい。食堂やレストランのドリンクメニューにも必ずあり、ソーダ水で割るのも一般的。アーユルヴェーダ療法によれば、風邪、胃の不快感、肥満に効く。

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    インドやネパールで「春の到来」を祝するヒンドゥー教の祝祭日ホーリー。

    今年は昨日から今日にかけて。特に北インドで盛大に行われるこの祭り、この日ばかりは誰彼構わず、色粉や色粉を溶いた水を人々にかけあう。豊作を祝う祭りという説もあれば、魔除け説あり、クリシュナと、その恋人ラーダという女神にまつわる伝説がルーツとの説もある。

    北インド、デリー出身の我が夫は、毎年、色粉をかけ合わずにはいられないのだが、今年はなし。

    そのかわりに……というわけではないが、昨夜はわたしが所属する女性たちの勉強会グループの集いに参加した。

    夫以外にも、ゲストを招待できたことから、桐子さんと美紗さんも同行。ドレスコードは、ホーリーを祝してカラフルな服。派手な服を持ち合わせていない二人には、わたしの服を貸す。

    わたしはモンドリアン風のサリーを着て参加。すると光栄にも、「最もカラフルな服を着てきたで賞」をいただいた。インドのパーティーは「集う」「グラス片手に語り合う」「巡ってくる前菜を食べる」「踊る」「語り合う」「前菜を食べる」「飲む」「踊る」「前菜を食べる」「語り合う」「踊る」……を数時間繰り返し、深夜に近くなってようやく、ディナーのブッフェの蓋が開く。

    とにもかくにも、みんなパワフル。悉(ことごと)く体力勝負なインドのソーシャルライフの流れをリアルに体験できたのは、彼女たちにとっても有意義だったことだろう。

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